「クレバリーホームの保証内容っていいのかな?」
「クレバリーホームはローコストで有名だけどアフターサービスは大丈夫?」
外壁タイルが標準仕様のクレバリーホームを検討している人はいませんか?ローコストハウスメーカーで有名なだけに、「保証内容やアフターサービスが劣っているのでは?」と気になる人もいるはずです。
「家は建てて終わりではない」と、多くのハウスメーカーが語ります。クレバリーホームが気になる人は、建てた後の安心を確認するためにも保証内容やアフターサービス、有償メンテナンス費用について確認をしておきましょう。
そこで今回は次の内容について解説をします。
ココがポイント
- クレバリーホームの保証内容と類似ハウスメーカーとの比較
- クレバリーホームのアフターサービスと類似ハウスメーカーとの比較
- クレバリーホームの有償メンテナンス費用
クレバリーホームが気になっている人は参考にしてください。
こちらもチェック
クリック移動【目次】
クレバリーホームの保証内容
クレバリーホームでは、次の保証内容が用意されています。
保証内容
- 住宅完成保証
- 30年保証
- 瑕疵保証
- 設備延長保証
詳しく解説をします。
保証内容①住宅完成保証
住宅完成保証とは、契約した加盟店がさまざまな理由により工事が行えない状況に陥った場合でも、クレバリー共済会(加盟店で構成される共済組織)が責任をもって引渡しを行う保証です。
クレバリーホームはフランチャイズシステムを採用しているので、契約は加盟した工務店と行います。大手ハウスメーカーと工務店の差と言えば安心感です。工務店に対し、倒産リスクを考える人もいます。「契約金を支払って家が建たなかったらどうしよう」といった不安を抱いている人もいることでしょう。
クレバリーホームでは、そのようなフランチャイズシステムの不安材料となる住宅完成に保証を付けています。契約したクレバリーホームが万が一の状況に陥っても、他の加盟店により受け渡しが引き継がれる保証です。
ココがポイント
- クレバリーホームの全シリーズに無料で適用
- 登録料や保証料、手数料などは一切不要
- 「住宅完成引渡保証」の証書があるので安心
クレバリーホームと住宅請負契約を行うと、契約をした加盟店はクレバリー共済会に完成保証の委託を行います。その際に発行されるのが保証書です。万が一に備え「住宅完成引渡保証」は受渡が完了するまで大切に保管をしましょう。
住宅完成保証により、工務店と契約する際に伴うリスクが低減できます。安心して契約するための保証です。
保証内容②30年保証
クレバリーホームでは、保証契約により最長30年間の長期保証が付いています。当初保証は10年です。条件をクリアすることで、最長30年間まで保証を延長できます。
ココがポイント
・構造躯体:住み始めてから10年後の有償メンテナンスを実施することで10年間保証延長(20年目も同様)
・防水機能:住み始めてから10年後の有償メンテナンスを実施することで10年間保証延長(20年目も同様)
・シロアリ防除:住み始めてから10年後のシロアリ防除工事の実施で5年間保証延長(15年目も同様)
構造躯体と防水機能は、10年後ごとに2回の有償メンテナンスを実施することで、最長30年間の保証が受けられます。シロアリ防除は、10年後(沖縄県で建てた場合は5年)のシロアリ防除有償メンテナンスが必要です。以降5年後ごとに計4回メンテナンスを行うことで最長30年間の保証が受けられます。
保証内容③瑕疵保証
瑕疵保証は、引き渡し後に注文住宅から知らされていなかった欠陥(瑕疵)が見つかった場合の補修費用に対する保証です。「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」に欠陥が確認された場合は、クレバリーホームが賠償を保証してくれます。
ココがポイント
- 第三者機関による瑕疵保証
- 2度にわたる専門検査員の現場検査
- 引渡し保証書により10年間瑕疵を保証
瑕疵保証には「保険制度」と「供託制度」の2つがあり、クレバリーホームは加盟店によって採用している制度が異なります。どちらの保証制度を利用しているかは、クレバリーホームに説明義務があるので、契約前に確認をしておきましょう。
保証内容④設備延長保証
クレバリーホームは、「住宅設備DX保証サービス(プラチナメンテナンス新築15年プラン)」を用意しています。引き渡しから15年間にわたって設備のメーカー保証とほぼ同等の保証が受けられるサービスです。15年間の保証対象住宅設備を紹介します。
15年間の保証対象住宅設備
- キッチン:ガスコンロもしくはIHクッキングヒーター、キッチン混合水栓(システムキッチンに標準装備されている水栓のみ)、ビルトイン食器洗い乾燥機、レンジフード
- 浴室:浴室換気(暖房)乾燥機換気扇、浴室混合水栓(シャワーホースやシャワー部は対象外)
- トイレ:温水洗浄トイレ(トイレ用手洗い器、トイレ用水栓、トイレ換気扇は対象外)
- 給湯器:ガス給湯器、電気給湯器(エネファームは対象外)
- 洗面:洗面水栓、洗面化粧台
クレバリーホームならば、上記の設備にメーカー保証クオリティの保証内容が付いています。修理回数は無制限です。15年以内なら何度でも修理を受けられます。修理出張費等の負担も必要ありません。補償限度額は購入代金の100%です。万が一修理ができない場合でも、同等機種への交換を行ってくれます。
ただし次の場合は保証が受けられない場合もあるので注意をしましょう。
ココに注意
- 落下破損
- 消耗品の交換
- 火災や自然災害
- 配管や水漏れなどによる故障
- 経年劣化
- 盗難や紛失
- 故意や過失による故障
上記の対象外に該当すると保証は受けられませんので注意をしてください。メーカー保証が15年間継続されることはありません。15年間の保証はクレバリーホームで注文住宅を建てるメリットのひとつです。保障開始時期など詳しくは、相談をする加盟店に確認をしましょう。
クレバリーホームの特徴や費用を知りたい方はこちら
≫クレバリーホームの坪単価や特徴を解説
クレバリーホームの保証内容を類似ハウスメーカーと比較
クレバリーホームの保証内容を、類似ハウスメーカーと比較しましょう。保証内容とアフターサービスは、支払額に含まれます。他のハウスメーカーも悩まれている人は、一覧表を参考にしてください。
初期保証 | 最長保証 | 延長条件 |
---|---|---|
アイフルホーム | 20年:60年 | 20年以降からは10年ごとの有料点検とメンテナンスが必要 |
アイダ設計 | 10年:35年 | 10年以降からは5年ごとの有償メンテナンスが必要 |
アエラホーム | 20年:永年 | 20年以降からは、定期的な有料点検とメンテナンスが必要 |
アキュラホーム | 20年:35年 | 20年以降からは5年ごとの有料点検とメンテナンスが必要 |
秀光ビルド | 10年:30年 | 10年以降からは5年ごとの有償メンテナンスが必要 |
タマホーム | 10年:60年 | 10年以降からは10年ごとの有償メンテナンスが必要 |
桧家住宅 | 10年:30年 | 10年以降からは10年ごとの有償メンテナンスが必要 |
富士住建 | 10年:20年 | 10年目に有償点検とメンテナンスが必要 |
ユニバーサルホーム | 10年:30年 | 10年以降からは10年ごとの有償メンテナンスが必要 |
※構造耐力上主要な部分に関する保証内容です。雨水の侵入を防止する部分やシロアリに関しては異なる場合があるので注意をしてください。
建ててよかったハウスメーカーをまとめた記事はこちら
≫本当に建てて良かったハウスメーカーランキング
クレバリーホームのアフターサービス
クレバリーホームの保証期間内は、アフターサービスも充実しています。クレバリーホームの主なアフターサービス内容は次のとおりです。
アフターサービス
- 営業スタッフによる定期訪問(加盟店によって異なるので要確認)
- 専門スタッフによる定期点検
- 定期点検の実施時期は6カ月・1年・2年・5年・10年・15年・20年・25年・30年
アフターサービスは、保証期間と同様に最長30年です。30年の間に計9回の定期点検を行います。アフターサービスでメンテナンスを施すことで、住まいの状態を把握し適切なアドバイスをすることが目的です。
日常の手入れ方法や、計画的補修のアドバイスも受けられます。自宅が長きにわたり住み続けられるかは、暮らす人たちの心がけも重要です。普段から大切に住んでいても、アフターサービスの定期点検で気づかされることがあります。
中には面倒だと言ってアフターサービスを断る人もいますが、のちに後悔をするのは自分です。クレバリーホームはアフターサポートを用意しています。クレバリーホームの充実したアフターサービスを有効に活用しましょう。
クレバリーホームのアフターサービスを類似ハウスメーカーと比較
クレバリーホームのアフターサービスを類似ハウスメーカーと比較します。クレバリーホームで悩まれている人は、アフターサービスの比較もしておきましょう。
初期保証 | 初期保証期間のアフターサービス回数 | 保証延長に伴うアフターサービス |
---|---|---|
アイフルホーム | 20年間で無料点検を8回実施 | 保証延長中は10年ごとの有償点検 |
アイダ設計 | 10年間で無料点検を2回実施 | 保証延長中は5年ごとの定期点検 |
アエラホーム | 20年間で無料点検を8回実施 | 保証延長中は、有料定期点検 |
アキュラホーム | 20年間で無料点検を5回実施 | 保証延長中は5年ごとの有償点検 |
秀光ビルド | 10年間で無料点検を3回実施 | 保証延長中は5年ごとの定期点検 |
タマホーム | 10年間で無料点検を6回実施 | 保証延長中は5年ごとの定期点検 |
桧家住宅 | 10年間で無料点検を4回実施 | 保証延長中は5年ごとの定期点検 |
富士住建 | 10年間で無料点検を4回実施 | 保証延長中は、有料定期点検 |
ユニバーサルホーム | 10年年間で無料点検を5回実施 | 保証延長中は5年ごとの定期点検 |
ハウスメーカーごとに無償点検と有償点検の違いが生じています。アフターサービスの回数も重要ですが無償か有償かも検討材料に含めましょう。
クレバリーホームは初期保証期間中に5回の無償点検を提供しています。保証期間延長中は5年ごとの無償点検です。充実したアフターサービス内容であることが、一覧表から比較をすることでわかります。
注文住宅の最安値は?
≫本当に安いハウスメーカーランキング
クレバリーホームの有償メンテナンス費用
メンテナンス費用の把握は重要です。いくら安く建てられても、メンテナンス費用が高額になれば意味がありません。クレバリーホームの有償メンテナンス費用についても確認をしておきましょう。
クレバリーホームの主な有償メンテナンス項目
クレバリーホームは保証を延長するために10.年目と20年目(シロアリ防除は10年目以降5年ごと)に有償メンテナンスを受けなければいけません。主な項目は次のとおりです。
10年目有償メンテナンス | 20年目有償メンテナンス | |
---|---|---|
構造躯体 | 点検による必須工事により追加 | 点検による必須工事により追加 |
防水機能 | バルコニーFRP、外壁、屋根、外部建具防水 | バルコニーFRP |
一覧表のメンテナンスを施すことで保証が延長されます。ただしシロアリ防除は5年です。例えば15年目にシロアリ防除を行わなかった結果、シロアリによるアフターメンテナンスが発生した場合は保証が受けられません。上記一覧表以外に5年ごとのシロアリ防除があることを覚えておきましょう。
クレバリーホームの有償メンテナンス費用は安い?
クレバリーホームは耐久性の高い外壁タイルにこだわっているハウスメーカーです。一般的なローコストハウスメーカーは窯業系サイディングを採用しています。屋根材はガルバリウム材です。クレバリーホームはメンテナンス費用の下がるタイルと陶器瓦を採用しています。
メンテナンス工事で屋根と外壁の塗り替えを行った場合の費用を比較してみましょう。
費用目安
・一般的な外壁材の家:140万円程度
・クレバリーホームの家:55万円程度
素材の違いが有償メンテナンス費用に大きな差を生みます。10年ごとに85万円の差が生じるのです。30年間で3回のメンテナンス工事を行った場合の差額は約255万円となります。
メンテナンス費用の総額は構造躯体の必須工事によって異なるので注意をしてください。ただクレバリーホームは、屋根材や外壁材に耐久性の高い素材を採用しています。その結果、有償メンテナンス費用がお得になるハウスメーカーです。
クレバリーホームの保証内容やアフターサービスまとめ
クレバリーホームの保証内容やアフターサービスについて解説をしました。クレバリーホームの保証内容やアフターサービスは充実しています。類似ハウスメーカーと大差はありません。
ただ中には、初期保証で30年を付ける大手ハウスメーカーも存在します。しかしクレバリーホームは、ローコストハウスメーカーであることを忘れてはいけません。建築費用が高くなれば、保証内容も上がります。保証内容を比較するときは、類似ハウスメーカー内で比較をしましょう。
類似ハウスメーカーとの比較で注目すべきなのが有償メンテナンス費用です。クレバリーホームは、外壁と屋根にこだわりを持っています。他社よりもランニングコストが低いのはメリットです。保証内容やアフターサービスから見てもクレバリーホームはおすすめのハウスメーカーと言えます。