ローコストな平屋住宅を建てたいと考えている人はいませんか?最近は平屋住宅の需要が高まっています。しかし平屋住宅は広さを横に求めることから、二階建てよりも坪単価が上昇しがちです。「ローコストな平屋住宅はないかな?」と悩まれる人が多くいます。
平屋住宅のメリットは、「開放的な空間」「平たんな間取りが生み出す家族の近さと使いやすい動線」「バリアフリー」などです。高さがないので耐震性にも優れています。ただその分坪単価が上がることから、延床面積を求めるあまり断念する人も少なくありません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。まずはローコスト平屋住宅を比較して安い建て方を確認しておきましょう。今回はローコスト平屋住宅に関する情報を解説します。ローコスト平屋住宅の比較や、安い平屋を建てる方法を知りたい人は参考にしてください。
このページを全て読むと...
- 各ハウスメーカーの平屋のことがわかる
- 各業者の平屋住宅の比較ができる
- 各商品の特徴や価格がわかる
ことができます。少しでも家づくりに興味がある方は参考にしてくださいね!
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平屋住宅の間取りプランをもらおう!
平屋住宅は間取りが命と言っても過言ではありません。限られた敷地の中でストレスがなく、空間をうまく活用できる間取りづくりが必要です。
そのためにも平屋住宅の間取りプランをもらって、何社か比較してみるといいでしょう。タウンライフ 平屋住宅特集を利用すれば平屋住宅に強い業者から間取りプラン+見積もりが届くので一石二鳥です!
ローコスト平屋住宅を比較するときに必要な情報
最初に、ローコスト平屋住宅を比較するときに必要な情報を紹介します。注文住宅で契約先を悩んでいるときは、次の項目に関する情報を集めましょう。
ココがポイント
- 坪単価
- 実績
- 性能
- 品質
- アフターサービス
詳しく解説をします。
ローコスト平屋住宅の比較項目①坪単価
ローコスト平屋住宅を比較するのならば坪単価の情報は絶対に必要です。平屋は同じ延床面積で比較した場合、二階建てよりも屋根や基礎工事の広さによって高額になります。2階建ては平屋住宅と違い工事に足場を必要としますが、屋根と基礎工事の費用アップと比較したら安いです。
少しでも安い平屋を建てたいのならば、坪単価の正確な情報を集めておきましょう。ただし、比較をするハウスメーカーの坪単価に関する算出基準は必ず合わせてください。注文住宅を建てる場合には、主に次の費用が必要です。
費用
- 本体工事費
- 付帯・追加工事費
- 諸費用
本体工事費のみから算出した坪単価よりも、上記の総額により算出した坪単価が高額になるのは当然です。比較をするときは、同じ条件のもとで算出したかの確認をしましょう。勘違いによる断念は、後悔につながります。
坪単価の算出で大切なのが、実際の見積もりから自分で算出する方法です。ネットの情報は参考程度にし、比較をするときは自分で算出した坪単価を活用しましょう。
各ハウスメーカーの商品ごとの坪単価は以下の通りです。
商品(クリックで詳細) | 坪単価 |
---|---|
クレバリーホームの平屋住宅 | 約40万〜50万円 |
タマホームの平屋住宅 | 約45万〜65万円 |
レオハウスの平屋住宅 | 約25万〜35万円 |
アイフルホームの平屋住宅 | 約45万〜65万円 |
ユニバーサルホームの平屋住宅 | 約40万〜50万円 |
アイフルホームの平屋住宅 | 約45万〜65万円 |
ユニバーサルホームの平屋住宅 | 約40万〜50万円 |
ヤマト住建の平屋住宅 | 約40万~60万円 |
アキュラホームの平屋住宅 | 約45万~65万円 |
ローコスト住宅ということもあって、坪単価相場が40万〜60万に固まってますね。その中でもレオハウスの平屋住宅はダントツに安いです。

ハウスメーカーによっては標準設備+カスタマイズで坪単価が上がるケースもありますので、必ず見積もりをもらって比較しましょうね!
ローコスト平屋住宅の比較項目②実績
契約するハウスメーカーの実績も比較が必要です。実績が住まいの性能を高めてくれます。人生において経験が人を成長させるのと同じです。多くの平屋住宅建築実績が、安心につながります。実績については主に次の内容を確認しておきましょう。
ココがポイント
- 知名度
- 設立年月日
- 資本金
- 年間平屋建築件数
ただし実績は施工エリアにも左右されるので注意をしましょう。年間建築棟数は、全国展開しているハウスメーカーよりも、1つの都道府県のみで運営している会社の方が低くなります。ローコスト平屋住宅を比較するときは、規模と実績の見極めも大切です。
また、見た目の実績を優先させることが必ずしも正しいとも限りません。掘り出し物に出会う可能性を下げます。会社の運営期間が長いのは安心につながりますが、若い会社だからと言って不安とは言えません。真摯に向き合い注文住宅を建てている会社もあります。大切なのは、実績を糧に成長しているかどうかを見極めることです。
確認方法は実際に相談をしてみるしか方法はありません。ネットで公開されている情報は比較当初の参考程度にし、実際に会って検討をしてみましょう。ローコスト平屋住宅を選ぶときは、肌で感じた実際の実績により比較をすることが大切です。
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ローコスト平屋住宅の比較項目③性能
ローコスト平屋住宅を比較するなら性能も重要です。安い平屋を建てたい方は、すでにローコストといった特徴を選んでいます。すべての性能を充実させるのは、不可能に近いです。ローコスト以外に、自分が求めている性能をウリにしているハウスメーカーを選びましょう。
知名度の高いローコストハウスメーカーが、安い以外にプラスアルファでよくウリにする特徴や性能は次のとおりです。
ウリにする特徴や性能
- 自由設計
- 耐震性
- 高気密高断熱
- 耐久性
- 外壁(タイルやセルフクリーニング機能など)
ローコストですべてをかなえた住まいを建てるのは難しいです。しかし少しでも希望をかなえたローコスト平屋住宅を建てたいと誰もが思うことでしょう。ハウスメーカーがウリにしているローコスト以外の特徴や性能を、自分の求めている内容と照らし合わせて比較をする方法が大切です。
自分の求めている内容
- 自由設計:アイダ設計やアイフルホームなど
- 耐震性:アエラホームや富士住建など
- 断熱性能:秀光ビルドやジブンハウス
- 外壁:クレバリーホームなど
- すべての性能が平均値かそれ以上:タマホームなど
上記で紹介しているハウスメーカーは一例です。自由設計をウリにしているアイダ設計が断熱性能に優れていないという意味ではありません。ほかの性能より突出している参考例としてハウスメーカーを紹介しています。
タマホームはすべてが平均値以上の性能がウリです。突出している性能をウリにするのではなく、すべてを平均値以上にしてローコスト平屋住宅を建てるハウスメーカーなので人気があります。
ローコスト平屋住宅を比較するときは、自分の希望に沿った性能に長けているハウスメーカーなのかを比較しましょう。少しでも希望に近づけることで後悔を防いでください。
ローコスト平屋住宅の比較項目④品質
ローコスト平屋住宅を比較するときは品質の比較も重要です。性能や品質は費用に合わせて下げることができます。品質を下げることでローコストを実現しているハウスメーカーは避けるべきです。ローコスト平屋住宅が実現できる理由を比較しましょう。
ローコストハウスメーカーが説明をするときによく使う安い平屋が建てられる主な理由は次のとおりです。
主な理由
- フランチャイズシステムによる中間マージンの廃止
- 自社一括施工による中間マージンの廃止
- 良い設備や素材を一括購入することで安く仕入れる
- CMなどの広告費を削減
- モデルハウスを建てない
- 工場生産による建築期間の短縮
どのような理由で安くなるかを納得することが大切です。安いながらも品質管理をするため努力しているハウスメーカーは信頼できます。営業マンにセカンドオピニオンの提案を相談したとき、嫌な顔をしないか確認するのも一つの手段です。安いながらも品質の維持に自信を持っているかで比較をしましょう。
ローコスト平屋住宅の比較項目⑤アフターサービス
ローコスト平屋住宅を比較するときはアフターサービスの充実も大切です。保証内容に納得できるかを比較しましょう。
大手ハウスメーカーと比較をすると、アフターサービスに多くの期待を持てないのがローコスト住宅の特徴です。法律で定められた初期保証10年が一般的で、保証の延長には条件が付きます。しかし中には20年の初期保証や、10年の設備保証を付けるハウスメーカーもあるのです。
アフターサービスは比較しやすい項目なので、気になるハウスメーカーの公式ホームページから確認をしましょう。ただし「長期保証〇年」には注意をしてください。延長する条件を比較することも大切です。
各ローコスト住宅メーカーの平屋住宅の特徴
ここからは更に深掘ります!各ハウスメーカーが提供する平屋住宅の特徴をご紹介していきます。

クレバリーホームの平屋
参照元:クレバリーホーム公式ページ
クレバリーホームが提供する平屋住宅の特徴は、平屋住宅本来の使い勝手や快適性を最大限に高めた家づくりをしているという点と、ユーザー一人一人に合わせた要望、条件に合わせた自由設計でプランを作ってくれるという点が挙げられます。
クレバリーホームは豊富な実績と、様々なアイデアから幅広い年代や条件、要望に応じたオンリーワンの平屋住宅をプランニングしてくれるでしょう。
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タマホームGALLERIART(平屋住宅)
参照元:タマホーム公式ページ
タマホームが販売しているGALLERIART(ガレリアート)は、平屋とガレージを融合するという発想を元にデザインされた平屋造りの商品です。
平屋という大きな空間に開放的な生活スペースを確保しつつインナーガレージがついているので、車・バイク・自転車が趣味の方も、音楽や陶芸などの創作活動も最大限に楽しめる空間を得ることができるという贅沢な商品になっています。
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レオハウスのCocoLife(ココライフ)
参照元:レオハウス公式ホームページ
「CoCo Life(ココライフ)」とは、レオハウスが提供しているローコスト規格住宅の名称です。どういった住宅ができるのかというと、「2階建て」はもちろん、規格住宅には珍しい「平屋」もラインナップしています。
新築住宅は欲しいけど... 「無理しない資金計画」で、「ちょうどいい大きさ」と、「使い勝手が良い間取り」。そして、「ちょうどいい価格帯」。それを実現しているのが「CoCoLife」です。
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アイフルホームの平屋住宅AYA
参照元:アイフルホーム公式ページ
アイフルホームが販売している商品「AYA」は「豊かな時間と夢を育む家」というのをコンセプトにした、平屋建ての住まいです。
平屋建ての家はワンフロアなので、どの部屋にいてもお互いの気配を感じることができ、家族みんなの繋がりを感じられる安心の家です。
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ユニバーサルホームの平屋住宅(フラットワン)
参照元:ユニバーサルホーム公式ページ
ユニバーサルホームでは、豊富なラインナップを取り揃えており、平屋住宅にも力を入れています。若い方にも人気の新しい感覚で設計・デザインされた平屋住宅は、フラットワン、フラットワン(JP/PR)、アルファヴィータなどがあります。いずれも個々人のライフスタイルや要望をふんだんに取り入れながら、平屋注文住宅の最適な間取りプランを提案してくれます。
ユニバーサルホームの平屋住宅に共通する「地熱床システム」は、夏も冬も快適な室温がキープでき、耐震性が向上し、床下浸水も心配ありません。
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ヤマト住建の平屋住宅
参照元:ヤマト住建公式ページ
ヤマト住建の「平屋の家」は、低価格ながらも、高性能で健康にも配慮されている非常にコストパフォーマンスの高い商品となります。高気密・高断熱で快適かつ省エネ、制振装置を備え、自然素材で心身の健康を守る夢のような家です。
「家族の距離が近くなる暮らし」「心地良い暮らし」をコンセプトにしており、それを生かした設計を心がけているため、暮らしやすく快適な家を建てることができます。
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アキュラホームの平屋住宅、平屋の家
参照元:アキュラホーム公式ページ
アキュラホームの平屋の家は、必要なモノが手の届く範囲にあり、これからゆったりと暮らしたいご夫婦に最適で、細部にもこだわっているので年配の方から小さなお子様にも安心安全なバリアフリー住宅をコンセプトに建てられる商品です。
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ローコスト平屋住宅を比較するのにおすすめのハウスメーカー
ローコスト平屋住宅を比較するのにおすすめのハウスメーカーを紹介します。どのハウスメーカーもローコストで有名です。建てる予定地の近くに今回紹介したハウスメーカーがあるときは、相談してみることをおすすめします。
アイダ設計
アイダ設計は、自社一貫体制によりローコスト平屋住宅を実現するハウスメーカーです。ブラーボシリーズが有名ですが、平屋住宅で建てるのならばコンセプト住宅をおすすめします。
商品名は「オープンテラスのある平屋plus」、本体価格は税込み1,551万円~(2023年1月現在)です。27坪のプランなので比較的安く、品質の高い平屋住宅が建てられます。設備や性能も充実したワンランク上の商品です。
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アイフルホーム
アイフルホームは、LIXIL住宅研究所が運営をしている住宅FCです。フランチャイズシステムによりローコスト平屋住宅を実現しています。安いことで有名なハウスメーカーですが、その中でも特に安く建てられる商品がネット住宅のi-Prime7です。
インターネットを活用する方法で、アイフルホームの業務が効率化されます。人件費などのコストが削減できるので、性能を維持したまま安くできる方法です。平屋のプランも紹介されているので、まずは確認をしてみてください。
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秀光ビルド
秀光ビルドは「コミコミ価格」を掲げるハウスメーカーです。透明性のある価格提示で、納得のいくローコスト平屋住宅が建てられます。
秀光ビルドで安い平屋を建てたい方は、規格住宅SL-Jがおすすめです。18坪で税込み988万円~(2023年1月現在)対応してくれます。機能性が高く、100個のプランが用意されている商品です。性能の高い設備や、断熱性能にも優れています。
施工エリアが限定されているのは残念ですが、該当するならばチャンスです。一度相談されてみることをおすすめします。
富士住建
富士住建は「完全フル装備の家」が有名なハウスメーカーです。標準仕様を多彩にすることで、コストパフォーマンスに優れた平屋を建ててくれます。自由設計で建ててくれるのも特徴のひとつです。
富士住建でローコスト平屋住宅を建てるのならば、商品名「HIRAYA」をおすすめします。平屋住宅に富士住建の特徴ともいえる完全フル装備が付いた商品です。坪単価を抑えながらも充実した平屋が建てられます。
ただし富士住建は埼玉を中心に運営をするハウスメーカーです。施工エリアは関東近郊に限られているので注意をしてください。
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安い平屋を建てたい方におすすめの方法
安い平屋を建てたい方に共通するおすすめの方法を紹介します。参考にしてください。
規格住宅を選ぶ
できるだけ安い平屋を建てたい方は、規格住宅を選択しましょう。いろいろなハウスメーカーを回り、理想に近い間取りや設備を有している規格住宅を選びます。規格住宅が安くなる理由は次のとおりです。
規格住宅が安くなる理由
- すでに間取りが決まっているので設計費が削減できる
- 決める内容が少ないので相談時間が削減できる
- 一括仕入れで良い設備を安く仕入れられる
規格住宅は性能を落として安くするわけではありません。規格化することで、良い品をより安くする方法です。ただし、選べる自由度がなくなります。だからこそ気になる多くのハウスメーカーを回ることで、選べる種類を増やすのがポイントです。
できるだけ標準仕様のみで建てる
安い平屋を建てたい方は、できるだけオプションを省いてください。標準仕様のみで建てるのがポイントです。規格住宅を選んだ場合でも、オプションを追加すれば総額が上がります。オプションを多用した場合、完全自由設計の注文住宅と結局は大差がなくなるかもしれません。
オプションは魅力的なものが多くあり、ついつい追加したくなります。ただローコスト平屋住宅の妨げになる可能性が高いので注意をしましょう。
シンプルな構造を目指す
自由設計で建てる場合はシンプル構造を目指しましょう。家の構造が複雑になると、費用も高まります。シンプルにすることで安く仕上げるおすすめの方法です。
おすすめの方法
- L字やコの字ではなく正方形を選ぶ
- 水回りを集中させる
シンプルにより外観が洗練されることもあります。シンプルな間取りの方が、家事動線も組みやすいです。ローコスト平屋住宅を建てたい方は、シンプルな構造を目指すようにしましょう。
地域密着型の工務店にも相談をする
先ほどは、広い範囲で運営をするハウスメーカーを紹介しました。どれもおすすめのハウスメーカーばかりですが、地域密着型の工務店とも相談をしましょう。大きな会社には、利用者に見えない社内ルールがあるかもしれません。
自由に提案できる工務店の方が、希望に沿いながらも安く建てられる可能性があります。一度相談をしてみることも必要です。
ローコスト平屋住宅のまとめ
ローコスト平屋住宅を比較!安い平屋を建てたい方におすすめの方法を解説しました。ローコスト平屋住宅を建てるために必要なことをまとめます。
ココがポイント
- 実際に相談したことで得た情報を基に比較する
- ハウスメーカーだけでなく地元の工務店とも相談をする
- お金をかけない分、ハウスメーカー決定までに手間をかける
平屋住宅の需要は高まっています。需要が高まることで、平屋に力を入れるハウスメーカーも増えてきました。キャンペーンを打ち出す会社も少なくありません。ローコストで平屋住宅を建てたい方は、契約先を決定するまで時間を惜しまずいろいろと動きましょう。納得してから契約をすることが大切です。