超ローコスト住宅を提供するレオハウスですが、保証やアフターサービスはどうなのでしょう?ということで調べてみました。


本日はレオハウスの保証とアフターメンテナンスについて説明します。
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レオハウスの特徴
レオハウスは平成18年設立、本社は東京都新宿区にあります。平成18年設立ということで、他のメーカーと比較すると歴史は浅いのですが、この10年で戸建販売累計数「23,000棟以上」(平成29年12月現在)という実績を作り上げており、急成長中の企業であると言えるでしょう。
また、全国各地に販売支店を展開し、その数は100店舗以上(平成28年3月末現在)にもなっています。
レオハウスの大きな特徴として、『建物価格に対する納得感が高いハウスメーカーである』ということが挙げられます。
ココがポイント
オリコン顧客満足度ランキングにおいて、ハウスメーカー47社の中で、評価項目「金額の納得感」第1位を2016.2017.2018年と3年連続獲得しています(2019年は第4位でした)。
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レオハウスの保証内容とアフターサービスは?保証期間や評判をまとめてみた
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レオハウスの保証期間は?
レオハウスの保証について、ホームページにでは以下のように記載されています。
「長期サポートは大きな安心のひとつ。定期点検と有料メンテナンスの実施を条件に、最大60年保証を行っています。」
ここのみをさらりと読むと、『レオハウスってローコスト住宅なのに、60年も保証してもらえるなんてすごい!』と思いませんか?大手でも60年の保証は少ないのに、ローコストで60年保証なら最強だと単純に思いますよね。


紹介文はこのように続きます「この60年保証は、10年目の定期点検時(無償)に有料メンテナンスを条件として、通常の10年保証をさらに10年延長するもので、オーナー様からも好評をいただいています。」お分かりいただけましたでしょうか?問題は「この60年保証は、10年目の定期点検時(無償)に有料メンテナンスを条件として」ここの部分です。
つまり、レオハウスで家を建てた場合、全員に無料で保証してもらえる期間は10年のみ。その後は「10年ごとに有料メンテナンス工事を行えば、都度10年ずつ、最大60年まで延長が出来るよ」という内容なのです。60年保証の為には、10年目、20年目、30年目、40年目、50年目の合計5回のメンテナンス工事が必要になります。
『引渡し後10年ごとに「その会社が定める有料点検および有料メンテナンス工事を実施すること」で、最長30年まで保証期間を延長可能』というハウスメーカーが多い中、保証延長の期間が60年まで、というのは長いと思います。その点は充実しています。
ココに注意
しかしながらレオハウスがローコスト住宅の部類であるということも踏まえると、10年ごとに必要となる有料メンテナンスが物凄く高くつくということも考えられます。
いくらその有料メンテナンスが高いからといっても、会社が指定するメンテナンスを受けなければ、保証は延長されません。ローコスト住宅で家を建てようと考える人が、高額なメンテナンス費用を5回も用意しようと思うでしょうか?結果、5回全てのメンテナンスを受け、60年の保証を最後まで受ける人は少ないのではないか?と推測されます。
60年保証と謳われていても、その内容と実際にかかってくる費用を考えると、物凄く充実しているとは言えないのかもしれません。
レオハウスの保証内容まとめ
- 基礎・柱などの構造耐力上主要な部分に対しては、引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 外壁・床・屋根などは引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 雨水の侵入を防止する部分については引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 防蟻処理・住宅設備機器は引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 10年保証満了時に、点検結果に基づきレオハウス指定の有償メンテナンスを行った場合、さらに10年保証が延長可能です。10年ごとに有償メンテナンスをすることで引き渡し60年目まで延長することができます。
レオハウス、アフターサービスの頻度
レオハウスのアフターサービスは引き渡し後10年間無料です。その頻度・回数は、引き渡し後3か月、2年、5年、10年の合計4回です。
ホームページの図には「定期点検3か月、24か月、5年、10年、20年、30年、40年、50年」とあるので、十分やってもらえると思ってしまいがちですが、10年以降はあくまでも「メンテナンス工事を受けて、10年ごとに保証を更新した場合」になります。
よって単純に、保証の期間を延長すればするほど定期点検の回数は増えます。60年まで保証を延長するならば、定期点検は8回となります。
しかし60年目まで保証を延長する人がはたしてどれほどいるのか?ということを踏まえると、「定期点検は無料期間の4回のみ」と考えておいた方が良さそうです。
有償メンテナンスは受けなくてもよいのですが、その時にお金を払わないとその後の保証は受けることが出来なくなってしまいます。月日が経つごとに住宅の不具合が増えていきますので、有償メンテナンスをしない選択をする場合は、自分でしっかり補修計画を立てておく必要があるでしょう。
まとめ
今回はレオハウスのアフターサービスを中心に書いてきました。レオハウスの無料で受けられるアフターサービス自体は、ごく基本的な内容です。しかし、基本的な内容は保証してもらえますし、費用面でのハードルは高くなりそうですが、延長期間は60年まであるというのは安心と言えるでしょう。
レオハウスのウリであるデザインや、低予算で家を建築したい人は、メンテナンス費用の総額も考慮しつつ、検討してみて下さい。