アキュラホームは独自のアフターサービス「アキュラライフサポートシステム」を導入するなどアフターサポートに力を入れているハウスメーカーです。

本日はアキュラホームのアフターメンテナンスについて説明します。
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おさらい!アキュラホームの特徴
参照元:アキュラホーム公式ページ
アエラホームは東京に本社を構えるローコスト住宅メーカー。過去、様々なグッドデザイン賞やキッズデザイン賞を受賞しています。2018年に40周年を迎えた老舗ハウスメーカーです。
さらに詳しく
年間着工戸数:1500棟
販売エリア:埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、静岡県、愛知県、兵庫県、大阪府、岡山県、広島県
アキュラホームは全国展開をしていません。他の大手ハウスメーカーと比べると、限られたエリアで展開しているのです。上記地域外、つまり、北海道や東北、九州沖縄といったエリアには対応していません。
アキュラホームの理念は「職人品質をもっと身近に」というものです。「匠の心」を持ったプロ職人集団が 住まいの品質・性能・デザインのクオリティを追及することで、 現場での創意工夫によるコスト削減を積み重ねながら、 高品質で適正価格の家づくりを実践しています。
アキュラホームの保証期間とは?
アキュラホームの保証体制は35年間の長期保証です。
ポイント
アキュラホームホームページには、「お引き渡し後も安心して暮らしていただけるよう、長期保証と充実したサポート体制を整えています。専門スタッフによるご入居後1回目・1年後・2年後・5年後・10年後の無料点検をはじめ、10年目以降の点検時に発生した補修が必要な事項においてメンテナンス(有償)を受けていただくことで、主要な構造躯体を35年間長期保証。地域に密着したアキュラホームならではのサービスを実施しています。」と書かれています。
具体的にはどういうことなのかな?とホームページを見ていくと、住まいのお手入れスケジュールというものが表になって分かりやすくまとめられています。
ところが、です。
良く読んでみると室内では「排水の点検」「カビの点検」「浴室の目地割れ点検」「トイレのタンクの水漏れ点検」とか、室外の「外壁の汚れ・色あせチェック」などは、「ご自身で点検等が可能な項目です」とされています。
また、7年以降では「フローリング部分補修」「ふすま・障子の張り替え」「キッチン全体のリフォームの検討」「ユニットバス全体のリフォーム検討」「屋根の補修点検」「ドア金物作動点検」等さらにたくさんの項目が書かれているのですが、「専門的なチェックや、専門工具が必要になりますので、アキュラホームCS課へご相談ください」と書かれているのです。
これについてどう思われましたでしょうか?要は、自分で出来ることは自分でやってね、7年以降で必要な補修が出てきたら自分たちを呼んでね(無料とは言ってない)ということです。
私はこの表を見て、何だか突き放された感を受けました。
ココに注意
35年間の長期保証に話は戻りますが、35年間長期保証とはいっても、「引き渡し10年後に、アキュラホームが指定した有償補修工事を行なった場合」のみとなります。
なので、実質の初期保証は一般的な工務店同様10年間です。大手ハウスメーカーでは30年とか20年の保証を導入している場合もあるので、そういった内容と比較すると、手薄いなと感じてしまいます。
アイフルホームの保証内容まとめ
- 基礎・柱などの構造耐力上主要な部分に対しては、引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 屋根や外壁などの雨水の侵入を防止する部分については、引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
- 防蟻処理・住宅設備機器は引き渡しから10年間の初期保証が受けられます。
上記は瑕疵担保責任保険と同様の内容です。 - 引渡し後10年以降の点検時に有料メンテナンス工事を実施すると、主要な構造躯体を35年長期保証してくれます。
アキュラホームのライフサポートシステムとは?
アキュラホームのアフターサービスにはどんなものがあるのでしょうか。アキュラホームでは独自の「アキュラライフサポートシステム」というのが存在しています。ホームページには「夜間・早朝・365日、水漏れや設備のトラブルなどに対応。安全・安心・快適な暮らしをサポートします」と謳われいています。
内容としては
- 窓ガラスが割れたときなどの事故対応
- コンロなどガス器具のトラブル対応
- 鍵の紛失などのトラブル対応
- 漏水など水回りのトラブル対応
- 通信不良など電気設備のトラブル対応
について、年中無休で電話対応してくれたり、サービススタッフが駆けつけてくれたり、というものです。年末年始やお盆といった一般企業がお休みの日にトラブルがあっても、365日受け付けてくれるというのは安心が出来ます。
しかしながらこの図の下に、「一部サービスの内容によって有料となります。」と書かれています。
どのサービスにいくらかかるのか、といった詳細までは書かれていませんでしたが、ここにのっているような基本的なトラブルでさえも、有料になってしまうのかな、と思ってしまいました。
アキュラホーム、点検サポートの頻度
最初は引き渡し直後。その後、1年・2年・5年・10年の合計5回。その後の無料点検サポートは実施していません。
35年保証を受ける為には、最後の無料点検である10年目に、有償のメンテナンスを受けなければいけません。この有償メンテナンスは別に受けなくてもよいのですが、お金を払わないなら今後の保証はないよ、ということです。
住宅の不具合は10年よりもっと先、住みだして20年30年と経っていくごとに高まるものです。有償メンテナンスをしない場合は特に、自分でしっかり管理していく必要がありそうです。
アキュラホーム、アフターメンテナンスの口コミ
アフターメンテナンスについて、口コミを調べましたので一部抜粋して掲載します。
- 「建てたあとのフォローが最悪、直すのに何か月も放置された」
- 「天井の壁紙を直してもらったら、見た目がもっと汚くなった」
- 「すぐに駆け付けて修理してくれた」
アキュラホームは支店が多数あるので、支店によって、または対応する個人によって評判にばらつきがあるように思います

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アキュラホームの評判は?実際に家を建てた人の口コミと感想
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まとめ
アキュラホームは、地域や支店によって評判はバラバラです。ポジティブなものもあればネガティブな口コミもありました。フランチャイズ経営ということで、接客や提案スタイルにはばらつきがありそうです。
今回はアフターサービスを中心に書いてきましたが、残念ながら保証やアフターサービスはごく基本的な内容にとどまっており、他のハウスメーカーに比べて遅れをとっていると言えそうです。
地元の工務店のような地域密着性と、木造軸組工法、S&Iテクノロジーにより耐震性・耐久性を追求しながらでも自由に間取りを作っていける、といった点でアキュラホームの家に魅力を感じる方は、契約の際、アキュラホームに対して保証やメンテナンス部分については最初からあまり期待しないと割り切って考えてもよいと思います。