検索エンジンで「アイフルホーム」と入力したときサジェストにでてくる「300万円の家」が気になっている人はいませんか?サジェストキーワードに上がるほど多くの人が検索をしています。
「アイフルホームに300万円の家があるの?」と、期待を持つ人もいることでしょう。300万円の家が気になっている人は真相を確認するべきです。そこで今回の記事では、次の内容について解説をします。
ココがポイント
- アイフルホームの300万円の家の真相
- アイフルホームの会社概要
- アイフルホームで注文住宅を安く建てる方法
300万円の家が気になっているのは、少しでも安く建てたいといった気持ちがあるからではないでしょうか。安く建てる方法と合わせて参考にしてください。
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アイフルホームには300万円の家がある?
結論から説明をすると「300万円の家」はアイフルホームに存在しません。ではなぜアイフルホームと入力すると「300万円の家」がサジェストに表示されるのでしょうか。
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アイフルホームと300万円の家にまつわる真相を解説
アイフルホームの300万円の家は、加盟店である「東和総合住宅株式会社」が2014年と2016年に行ったキャンペーン名です。
過去のキャンペーン
- 2014年:「宮城のあすを、ともに!300万円の家キャンペーン」
- 2016年;「東和総合住宅グループ30周年記念大抽選会」
30周年記念大抽選会では、「300万円の家」という名称が景品名に利用されています。当時のスタッフブログで当選発表が行われていました。ただし現在はブログを削除しているようです。
300万円の家は商品名ではなく、キャンペーンの名称でした。サジェストに「300万円の家」と表示されたことで「アイフルホームなら300万円で家が建つ」と勘違いした人も居たようです。憶測ですが、勘違いした人の問い合わせがスタッフブログの閉鎖につながったのかもしれません。
300万円の家キャンペーンは全国のアイフルホームで開催している?
300万円の家キャンペーンはアイフルホームを5店舗運営している東和総合住宅株式会社独自のキャンペーンでした。アイフルホームは「株式会社LIXIL住宅研究所」が運営する住宅FCです。異なる会社がアイフルホームのノウハウと名前を借りて注文住宅を建てています。
アイフルホームの本部はフランチャイズ契約時に、イベントやキャンペーンに関する取り決めはしていないようです。フランチャイズ契約時に店舗ごとのキャンペーンはダメと記載しておく業界もあります。しかし不動産業界は特に気にしてないようです。運営元ごとにいろいろなキャンペーンを打ち出しています。
過去のキャンペーン
- 新築住宅資金1000万円プレゼントキャンペーン:株式会社山藤ハウジング
- 総額1億円分建築資金プレゼントキャンペーン:株式会社三宅工務店
- 新春初夢1000万円プレゼントキャンペーン:株式会社ミナミ
別のアイフルホーム店舗でも上記のようにいろいろなキャンペーンを行っていました。上記はほんの一例です。すべて終了しているキャンペーンですが、会社ごとに独自のキャンペーンを打ち出しています。アイフルホームで建てるときは、店舗ごとのサイトを確認しましょう。お得なキャンペーンを開催していたら相談をしてみるべきです。
アイフルホームの概要
(参照元:アイフルホーム)
アイフルホームの概要は次のとおりです。
アイフルホームの概要
- 社名:株式会社LIXIL住宅研究所
- カンパニー名:アイフルホームカンパニー
- 設立:1984年
- 累計契約棟数;17万棟以上(2020年)
アイフルホームは時代の流れに合わせた「より良い家」を追及するハウスメーカーです。本部が時代に合った商品や保証を考え、契約した工務店がノウハウを学び提供します。設備機器などには、住宅関連サービスの大手である株式会社LIXILがついているのです。高品質な設備が安価で手に入ります。
FCシステムにより役割分担が行われているので、より良い住まいが適正価格で建てられるのが特徴です。コストパフォーマンスに優れています。
300万円で家が建つと思われたのはローコストも関係している
ハイコスト住宅がウリのハウスメーカー名を検索エンジンに入力したとき「300万円の家」とサジェストにでてきたらどう思うでしょうか。「そんなわけがない」と思うことでしょう。
ローコストがウリのアイフルホームのサジェストに「300万円の家」と表れたからこそ「もしかしたら」と、多くの人が期待を膨らませたのです。アイフルホームでは主に次の方法でローコストを実現しています。
方法
- フランチャイズによる中間マージンのカット
- LIXIL商品の活用
- 規格統一による効率化
- 資材を一括で仕入れることでコスト削減
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フランチャイズ展開による中間マージンのカットが大きいです。多くの大手ハウスメーカーは、契約をしたあとの建築は工務店に依頼します。関わる会社が増えることで増すのが手数料です。アイフルホームで建てる場合は、直接工務店に来店します。中間マージンが発生しません。
またLIXILがついているので、質の良い設備が安く手に入るのもポイントです。資材もアイフルホームが一括で仕入れるので、価格が抑えられます。仕入れ量が少なく費用が高額になりがちな工務店の弱点を克服しているのです。
さらに安くするためアイフルホームでは、インターネット上でシミュレーションをする「i-Prime7」を販売しています。販売価格は1000万円前後です。低価格で2階建ての2LDKが建てられます。
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他にも期間限定ですが、選べる定額制商品「Lodina(ロディナ)」が販売を開始しました。1,320万円~の商品です。
アイフルホームは、低価格な注文住宅をいろいろと商品化しています。「もしかしたら300万円の家もありえるのでは?」と思ってしまうのも仕方がありません。
300万円で家を建てるのは不可能?
冷静に考えれば注文住宅で300万円の家を実現するのは不可能です。大規模キャンペーンによる抽選などでしたらあるかもしれませんが商品化はできません。300万円で建てられるのは小屋です。8畳程度の広さがある小屋程度ならば建てることができます。
家の定義は特にありませんが、小屋を家と呼ぶのは難しいです。家とは家族が住んでいるところを指します。小屋は作業や趣味をするイメージです。そう考えると300万円の家は不可能と言えます。
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アイフルホームで安く建てる方法を解説
アイフルホームで安く建てる主な方法は次のとおりです。
ココがポイント
- キャンペーンを活用する
- シンプルな家を建てる
- LIXIL以外の設備を求めない
- プランの変更はしない
- 施主支給を行う
- 念のため値引き交渉をしてみる
詳しく解説をします。
キャンペーンを活用する
公式サイトからキャンペーンを確認しましょう。300万円の家のようなキャンペーンを打ち出す店舗もあります。定期的にサイトを確認することで、キャンペーンを利用した家作りを行う方法です。
先ほども説明をしたとおり、キャンペーンの内容は店舗ごとに違うので注意をしましょう。比較的、多くの店舗を出店している会社の方が景気の良いキャンペーンを開催する傾向が見られます。店舗数の多い会社を選ぶのがおすすめです。
シンプルな家を建てる
注文住宅はシンプルな家が安くなります。できるだけ延べ床面積を減らしたシンプルな住まいを求めましょう。間取りを上から見た時、でこぼこが多いと価格が上がります。シンプルな四角形がベストです。
ココがポイント
- でこぼこは外壁が長く延べ床面積を狭くする
- 角が増えることで接合部品や手間がかかる
- 屋根が複雑な形状になる
でこぼこの間取りは、住み始めてからのデッドスペースも発生しやすく、無駄になる可能性が高いです。四角形ならば有効活用ができます。屋根や外壁のデザインもできるだけシンプルなものを選ぶようにしましょう。目指すのは総2階建てのキューブ型です。間取りも水回りを集めることで配管工事などを抑えます。トイレは1階だけにするなど、水割りを固めるのも安くできる方法です。
LIXIL以外の設備を求めない
設備はLIXIL以外を選ばないことが大切です。アイフルホームでは、他のメーカー設備を選ぶこともできます。LIXILの設備が絶対というわけではありません。こだわりのメーカーで依頼することも可能です。
しかし当然ながら価格は高額になります。例えばトイレだけ別のメーカーに依頼をした場合で考えてみましょう。トイレだけが別のルートで郵送されてきます。ひとつだけの購入なので割引も期待できません。通常価格と輸送量がかかります。もしかしたら手数料もかかるかもしれません。
別メーカーの設備を選ぶのは、アイフルホームで建てる時の弱点です。すべてをLIXILで固めることで経費が削減できます。「ここだけは」といったこだわりがある人も、安く建てるためには我慢することが大切です。
プランの変更はしない
用意されているプランから選ぶようにしましょう。アイフルホームは運営元ごとに用意されているプランが異なります。会社によっては200を超えるバリエーションを用意している店舗もあるようです。用意されているプランに手を加えなければ価格が抑えられます。
ローコストを実現する理由でも解説しましたが、アイフルホームは一括仕入れで価格を抑えるハウスメーカーです。プランの変更により一括仕入れができなくなると別経費が掛かり価格は一気に上がります。
屋根材、外壁、フローリングなどで別の規格を選ぶのはおすすめできません。またプランの変更が加工の手間を発生させることもあります。変更箇所が増えれば工期期間に影響がでるかもしれません。人件費が上がります。
アイフルホームのローコスト理由で紹介した内容から外れると、一気に価格は上がるので注意をしましょう。口コミでも「少しの変更で一気に坪単価が上がった」という声が見られました。アイフルホームのウリであるコストパフォーマンスを維持するためにも、プランの変更はできるだけ避けるべきです。
施主支給を行う
価格を抑えるため、積極的に施主支給を行いましょう。施主支給とは、自ら設備や部材を購入して設置する方法です。先ほどプランの変更はしない方が良いと解説をしましたが、どうしてもプランを変更したい場合は施主支給を検討しましょう。
施主支給に向いている主な箇所は次のとおりです。
ココがポイント
- カーテン
- 照明
- ポスト
上記以外にも契約する店舗がOKを出せば施主支給で価格を抑えることができます。次のような口コミもありました。「どうしても無垢材フローリングを設置したくて相談をしたら予想以上に価格が高額になりました。そこで無垢材をこちらで用意してもいいかと相談をしたら快くOKしてくれたのです。手間は相当かかりましたが、満足のできる床になりました。」
施主支給は断られるケースもあるので注意をしましょう。また、必ずしも安くなると決まったわけではありません。費用対効果は詳細に計算をするべきです。大きな部材になると「施主支給=お得」という形が崩れることもあります。
念のため値引き交渉をしてみる
アイフルホームは比較的、値引きに積極的なハウスメーカーではありません。多くのローコストハウスメーカーは値引きを行わない傾向があります。しかし絶対に値引きをしないわけではありません。口コミを見ると値引きを成功させた例もあります。
「値引きは一切しません」と事前に説明をする会社もあるようです。しかし、運営元が変われば少しの値引きを行うケースもあります。ダメで元々ぐらいの気持ちで値引き交渉をしてみましょう。値引き交渉をするときは、同じローコストハウスメーカーから相見積もりを取るべきです。比較していることを知らせることで、競争意欲を持ってもらいます。比較におすすめのハウスメーカーは次のとおりです。
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相談をした結果、アイフルホームよりも安ければ契約ハウスメーカーの変更をしましょう。アイフルホームへのこだわりよりも、とにかく安く建てることにこだわりを持っている人は複数のローコストハウスメーカーと相談をすることが大切です。
アイフルホームと300万円の家のまとめ
アイフルホームへの300万円の家について解説をしました。まとめは次のとおりです。
ココがポイント
- 300万円の家は店舗が独自に行ったキャンペーン
- ローコストハウスメーカーのアイフルホームでも300万円で家を建てるのは不可能
- 店舗ごとのサイトからキャンペーンを定期的に確認する
- アイフルホームで安く建てるのならばプラン内容を変更しない
アイフルホームはコストパフォーマンスに優れています。しかし一括仕入れから外れると本体価格が上がるので注意をしましょう。方針は店舗の運営元によって異なるので、まずは相談をして見ることが大切です。