- 「良い家を安く建てたいけどどうすればいいかな?」
- 「毎月の家賃でお金が消えるなら、財産になる住宅ローンの返済がいいけど費用が足りない」
- 「もう少し安ければ家が建てられるのに」
上記のような悩みを抱えている人はいませんか。悩んでいる人は、できるだけ安く建てられる「ローコスト住宅」を選びましょう。ローコスト住宅を選ぶ場合は、相場や適正価格を見極めて建てるためにも相見積もりを活用するべきです。そこで今回の記事では次の内容について解説をします。
ココがポイント
- ローコスト住宅で相見積もりを取る理由
- ローコスト住宅の相見積もり方法
- ローコストハウスメーカーをカタログや資料請求で比較する方法
コストパフォーマンスに優れた住まいを建てたい人は参考にしてください。
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ローコスト住宅で相見積もりを取る理由
ローコスト住宅で相見積もりを取る理由は「後悔」をしないためです。相見積もりはローコスト住宅に関する知識を向上させます。相見積もりのデメリットは手間がかかることです。しかし手間を惜しんでいては後悔をします。
費用の違い
- ローコスト住宅:30万円~50万円程度
- ミドルコスト住宅:50万円~70万円程度
- ハイコスト住宅:70万円以上
40坪の土地にローコスト住宅で家を建てる場合の費用は1,200万円~2,000万円です。当然ですがお金が安くなるのには理由があります。相見積もりでローコスト住宅の落とし穴を避けるべきです。
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建築費用の相場がわかる
複数のローコストハウスメーカーから見積もりを取ることで、建築費用の相場が見えてきます。相場から極端に外れているハウスメーカーは要注意です。何かしらの理由があるかもしれません。
ココに注意
- 安い素材を利用している
- 設備の型が古い
- 新人職人だけが集められた現場
注文住宅はこれから建てるので、費用を抑えようとすればいろいろな方法があります。極端に安いのは、家の質を著しく落としているかもしれません。性能に不安があります。建築会社に定められた瑕疵担保責任は10年です。10年を過ぎれば責任を追及できません。後悔をするのは10年後です。
後悔をしないためにも、相場を把握し性能が維持できる価格の提示をするハウスメーカーを探しましょう。相場に関する知識を得るためにも相見積もりは必要です。
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知識が深まる
複数のローコストハウスメーカーから相見積もりを取るため、営業マンと相談をします。いろいろな営業マンと会話をすることで知識を深めましょう。知識が高まれば、理にかなっている費用削減かどうかが見えてきます。
先ほど極端に安い価格は注意と説明をしましたが、知識が深まった状態で理にかなっていると思えば信頼できるかもしれません。説明を受けて不安に感じたことは別の営業マンに質問をします。偏った意見にならないようネットなどでも確認しながら知識を集める方法が有効です。
後悔をする人の多くが「あのときもっと調べておけば」や「今の知識があのときあったら」と考えます。後悔をしないためにも知識をどんどん増やしましょう。
同じローコスト住宅でもハウスメーカーごとの特色がわかる
同じローコスト住宅でも、ハウスメーカーごとに特色があります。プランやデザイン、得意とする分野など、自分が求めている特色を持つハウスメーカーを見つけましょう。ローコスト住宅が建てられる理由もいろいろとあります。
ココがポイント
- 大量発注などのフランチャイズシステム
- 一貫体制による中間マージンのカット
- 宣伝費のカット
「コミコミ価格」「適正価格」「正直価格」など、掲げる言葉にも違いがあります。複数のハウスメーカーを比較することで、「どの言葉を信頼できるか」「どのハウスメーカーの特色が好みか」を見極めましょう。ローコスト住宅を建てるのならば、後悔をしないためにも選べる立場を有効に活用するべきです。
ローコスト住宅の相見積もり方法は?
ローコスト住宅の相見積もり方法を流れにそって解説します。参考にしてください。
ローコスト住宅がウリのハウスメーカーや工務店を探す
まずは、ローコスト住宅がウリのハウスメーカーや工務店を探しましょう。先ほどの「適正価格」や「正直価格」を公式サイトで掲げているハウスメーカーは、ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーの可能性が高いです。
人気のハウスメーカー
上記はほんの一例です。価格に関する内容を掲げていなくても、ローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーはあります。ただ、価格に自信があるからこそ公式サイトで表示ができるのです。ネットの口コミで検索する方法もあります。地元の工務店もハウスメーカーより抑えられるかもしれません。
3社から相見積もりを取って比較をする
相見積もりを取るハウスメーカー数は、3社がおすすめです。2社や4社以上ではなく3社を意識しましょう。
ココがポイント
- 2社は迷う
- 4社以上は混乱する
2社で相見積もりを取ると迷いが生じます。また、情報が足りないと感じるかもしれません。2社では甲乙つけがたいと悩みます。比較対象となるもう1社が必要です。
賃貸営業マンは、3件の内見を提案するのが一般的と言われています。2件は迷い、4件以上は見学に満足し申し込まず帰る可能性が高いからです。「持ち帰って考える」と言われてしまいます。
相見積もりは契約する会社選びです。同じような状況に陥るかもしれません。情報が多くなれば面倒になります。もちろん「私は大丈夫」と思われる人は4社以上でも問題はありません。ただ相見積もりは3社がちょうどよい件数です。
同じ条件で詳細な見積もりを作成してもらう
相見積もりを取るときは、同じ条件をローコストハウスメーカーに提示しましょう。同じ条件でないと比較が難しくなります。同じ条件にするには次の状況が整っている状態がベストです。
ココがポイント
- すでに土地が決まっている
- 事前に土地の診断ができている
土地が決まっているとプランが立てやすいです。ハウスメーカーにも本気度が伝わります。より詳細な見積もりを受け取り比較ができるのもメリットです。
ただベストなだけであって必ずといった状態ではありません。ハウスメーカーに土地探しを依頼し紹介され契約に至れば、建築契約する流れが一般的です。土地も探しながらの人は、悩ましいかもしれません。
相見積もりは、比較しやすい状態で手に入れましょう。また時期によって素材などの単価により見積価格は変動します。できるだけ同じ時期に見積もりを取得してください。時期を合わせるのも条件のひとつです。
見積もりを比較する
見積もりがそろったら比較をします。先ほど条件を合わせると説明をしました。しかしハウスメーカーごとに特色が違います。条件を合わせても詳細な項目が一致するわけではありません。出来上がる希望の条件を同じにしたので、詳細な内容で比較をしましょう。
ココがポイント
- 価格
- 標準仕様の充実
- 間取りプランの出来栄え
まずは価格を比較します。しかし価格だけで決めると後悔をするかもしれません。標準仕様も比較をしましょう。標準仕様が充実していればオプションが減ります。契約後の価格上昇が抑えられるので、標準仕様は比較をするべきです。
設備の性能の違いもまとめておきましょう。普通の照明とLED照明といった違いがあるかもしれません。設備の良し悪しと価格を比較します。Excelなどの表計算ソフトで比較表を作成すると便利です。
見積もりの比較で抱いた疑問をハウスメーカーに質問する
見積もりを比較したら、次の相談日に抱いた疑問を質問しましょう。疑問を質問したときの対応で営業マンの素質を見分けます。
ココがポイント
- 質問が解決できたか
- 誠実な対応をしているか
- 不自然さはないか
質問が解決できないハウスメーカーは論外です。うやむやにされたら誠実な対応とは言えません。即答できない内容ならば「後日調べて回答します」と言われた方が誠実です。すぐに回答が来れば信頼ができます。
「別のハウスメーカーではこのように説明をされた」と質問をしたら、そのハウスメーカーの悪い点を口にする営業マンも問題です。他社を悪く言ってもよいことはありません。不自然な悪評を口にするのは、逆に信頼を落とします。質問に納得できるかを確認しましょう。誠実なハウスメーカーを選ぶべきです。
値引き交渉をして契約するローコストハウスメーカーを決める
最後は値引き交渉で契約するローコストハウスメーカーの最終決断をしましょう。ただし、ローコストハウスメーカーは「値引きはできません」と最初に話しておく傾向が見られます。最初に言われた人は、確認程度で値引き交渉をしてください。値引きについて何も言われていない場合は、交渉を行います。ただ次の点に注意をしてください。
ココに注意
- 相見積もりの金額を教えない
- 競い合わせるような態度を取らない
- 家を建てる本気度を見せる
他社の見積金額を教えてはいけません。教えると競い合う可能性が高まります。無理な値引きになり、建てる住まいの質が落ちるかもしれません。「他社は2,000万円だからそれ以下になれば契約する」といった交渉は危険です。
「絶対に家を建てたい」といった本気度を営業マンに見せておきましょう。人は鏡、本気で建てたいと思っている人には、本気で営業マンも対応をしてくれます。その上で提示された価格が、ハウスメーカーの精いっぱいです。ローコスト住宅はもとから十分に安いので、しつこい値引き交渉は遠慮しておきましょう。最後の値引き交渉時の対応を含め、ハウスメーカーを選ぶことが大切です。
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ローコスト住宅ハウスメーカーの選定はカタログや資料請求で比較
ローコスト住宅ハウスメーカーの選定には、カタログを利用するのがおすすめです。カタログでハウスメーカーのデザインや特徴を確認します。ホームページでは確認できない情報も得られる方法です。カタログや資料請求には、次の3つの方法があります。
- 住宅展示場の見学
- ハウスメーカーのホームページから依頼
- カタログ一括請求サイトから依頼
相見積を取るローコスト住宅ハウスメーカーの選定には、多くのカタログが必要です。多くのカタログから、相見積もりを取る3社を決めます。まずはカタログを集めましょう。方法を詳しく解説します。
住宅展示場で見学してもらう
住宅展示場で見学をすればカタログをもらえます。ただ住宅展示場でカタログをもらう方法は次の点に注意をしてください。
ココに注意
- カタログを集めるのに時間がかかる
- いろいろな展示場に行くので交通費がかかる
- その場の雰囲気に流され決めてしまう
展示場に行けば、1つの場所で数時間を費やすかもしれません。カタログだけを求めているのに数時間を費やすのは非効率です。人によっては、営業マンに説得され相見積もりをやめるかもしれません。情報が少ない状態でハウスメーカーを決めてしまいます。
できれば、カタログを見て相見積もりをもらいたい3社を選出したあとに展示場へ足を運びましょう。
ホームページから依頼
ローコストハウスメーカーの公式サイトから問い合わせをしてカタログを取り寄せる方法です。公式サイトからの依頼でカタログを発送するハウスメーカーは多く、自宅にいながらいろいろと集められます。
しかし同じ問い合わせ内容を何度も入力しなければいけません。10社からカタログをもらう場合は、条件や住所などを何度も入力します。非効率なやり方です。
カタログ一括請求サイト
おすすめの方法は、カタログ一括請求サイトの活用です。サイトで依頼をすれば、希望したハウスメーカーからカタログが届きます。主なカタログ一括請求サイトは次のとおりです。
ココがポイント
カタログや資料請求を簡単に行うなら上記のいずれかのサイトを利用しましょう。家にいながら面倒なくカタログが請求できます。
ローコスト住宅の相見積もり方法まとめ
ローコスト住宅の相見積もり方法について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- ローコスト住宅で相見積もりを取る理由は、建てた後の後悔を防ぐため
- ローコスト住宅で相見積もりを取るならば3社がベスト
- ローコスト住宅は元から安いので手荒な値引き交渉は控える
- ローコスト住宅ハウスメーカーの選定は、カタログ一括請求サイトの活用がおすすめ
ローコスト住宅で後悔をする人もいます。安さだけを求めると後悔をする可能性が高いです。安さだけでなく、総合的なコストパフォーマンスに優れたローコスト住宅を目指しましょう。優れたローコスト住宅を建てるために必要なのが相見積もりです。