大手ハウスメーカーの住友林業で家を検討している人はいませんか?契約先を探していると、大手ハウスメーカーのいろいろなメリットとデメリットが見えてくるので、目移りし悩んでしまいます。
検討時に大切なのが、そのハウスメーカーに自分の求めているメリットがあるかどうか、デメリットは気にならないかどうかの確認ではないでしょうか。自分の価値観で考えた時、住友林業のメリットがデメリットを上回っているかが重要です。
そこで今回は、住友林業で建てる際のメリットとデメリットを解説します。住友林業で悩んでいる人は、検討時に活用してください。
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目次
住友林業のメリット
住友林業で建てるメリットは次のとおりです。
- 耐震性に優れた家が建てられる
- 希望がかないやすい間取りの自由度の高さ
- 耐久性に優れているので長く住める
- 木造でも安心の防耐火性能
- アフターサービスの充実で建てた後も安心
- 大手の住友林業で建てた安心感
詳しく解説をしていきます。
メリット①耐震性に優れた家が建てられる
住友林業と言えば耐震性に優れたイメージを多くの人が持っています。そのイメージどおり、住友林業で家を建てれば地震に強い住まいが手に入るのは間違いありません。
住友林業では、商品体系により3つの構法が準備されています。
- ビッグフレーム構法
- マルチバランス構法
- ツーバイフォー工法
住友林業が独自に開発したビッグフレーム構法は、定番の構法ではないでしょうか。
住友林業で建てた経験のある人の殆どが、一般的な柱にくらべ約5倍の大きさを有しているビッグコラムに感動をします。その強固なビッグコラムと梁をメタルタッチ接合により接合、強靭な個体にするのです。
住友林業では耐震性能の高さを立証するため、実物大の耐震実験を行いました。大地震を再現した振動実験により、200回以上の強い揺れエネルギーを加えたにも関わらず、構造躯体の耐震性は維持され続けたのです。
強い柱とそれらを強固につなぐ住友林業のテクノロジーが、ビッグフレーム構法の高い耐震性につながっているのではないでしょうか。
マルチバランス構法に関しても、住友林業独自のテクノロジーがふんだんに導入されています。高品質のスーパー檜、地震に耐える面材のきづれパネル、地震エネルギーを吸収することで揺れから家をまもる地震エネルギー吸収パネル、これらの採用が耐震性に優れた家につながるのです。
住友林業ならば、地震に強い家が建つと言い切れるのは、大きなメリットではないでしょうか。日本で住むのならば、地震の脅威はどこにいても同じです。耐震性に優れた家を選ぶことは、建てる際のこだわりポイントと言えます。
メリット②希望がかないやすい間取りの自由度の高さ
家を建てるのは安い買い物ではありません。一生に一度の大きな買い物になる人がほとんどです。
そんな一大イベントだからこそ、自分の希望はできるだけかなえたいと思います。住まいの間取りに多くの希望を持っている人は、住友林業の間取り自由度の高さがメリットになるはずです。
- 優れた構法が間取りの希望幅を増やしてくれる。
- 間取り検討時に3D画像でリアルに確認できる。
- 住友林業のプロジェクトチームが理想の家に近づけてくれる。
間取りの相談は、家族の思いが色濃く出る場面です。それぞれの思いがぶつかることもあります。実際に住んでみてもいないのに「そんなの邪魔になる」という一言で、大げんかになった夫婦も実際にいるようです。
そんな険悪なムードのときに活躍するのが3D画像、平面ではわかりにくい場所も3Dにすることで見やすくなります。よりリアルに間取りを検討できるので、言い争いにまで発展しません。
ココがポイント
3D画像で確認をしながら、自分の希望を求めていけば、リアルなイメージにより必要な間取りが見えてきます。構法が優れているからこそ、希望がかないやすく、3D画像を利用するからこそ後悔をする可能性が低くできるのです。
住友林業の自由度とテクノロジーで、希望の間取りに近づくのはメリットのひとつと言えます。
メリット③耐久性に優れているので長く住める
家を建てるのに耐久性の高さは重要です。少しでも長く住める家を建てたいと思うのは当然の希望ではないでしょうか。住友林業は、耐久性に優れているメリットも持っています。
- 壁体内の湿気と結露対策が万全に施されている
- 将来を考えたシロアリ対策
木造の場合、湿気に弱いイメージをどうしても持ってしまいます。これは事実なので仕方がありません。ならば、湿気や結露を防ぐ対策を講じる必要があります。
住友林業では、壁体内の湿気を格子状のきづれパネルにより、通気層から屋外へ排出する方法を採用しているので安心をしてください。耐久性の邪魔になる湿気や結露から、住まいを守る方法です。
また、ベタ基礎の全面に防蟻防湿フィルムを採用しています。地面から発生する湿気を防ぐことで、住まいの耐久性を高めるのです。
さらにシロアリの侵入も防いでくれるシートなので、木造の天敵であるシロアリから住まいを守ります。
さらに詳しく
構造材にも直接薬剤を塗布することで、シロアリを侵入させません。建ててから10年目以降は、あらかじめ建物の周囲に埋没させていたパイプに薬剤を注入することで、シロアリを住まいに寄せ付けません。外周からシロアリを阻止する方法です。
耐久性を高めるためのテクノロジーも十分に感じられます。耐久性の高さも住友林業で家を建てるときのメリットです。
メリット④木造でも安心の防耐火性能
一般的な木造のデメリットは、万が一の火災に対する不安ではないでしょうか。火災時は、鉄骨よりも崩れるのが早いイメージを持ちます。しかし住友林業ならば、木造でも耐火性能に優れた家が建てられるメリットを持っているのです。
- 住友林業の家は防耐火性能に優れているため、火災保険料の水準が鉄筋コンクリートや鉄骨造と同等扱いになる。
- 準防火地域や防火地域でも3~4階建てを建てられる耐火性能を有している。
- 省令準耐火構造に対応している。
木造のイメージは、燃え移りの早さです。あっという間に全焼するイメージを持ってしまいます。しかし住友林業のファイヤーストップ構造が、火災の拡大を食い止めるため、万が一の火災発生時でも、住む人の逃げる時間を稼いでくれるのです。
何よりも、認められている事実がメリットではないでしょうか。火災保険が一般的な木造よりも安くなる事実は、耐火性能に優れている証明です。
木造の質感が好きだけど火災が怖いと思われている人には、住友林業の耐火性能はメリットになります。木造でも安心が維持できることを住友林業は証明しているのです。
メリット⑤アフターサービスの充実で建てた後も安心
住友林業では、建てた後もつながっているアフターサービスの充実がメリットのひとつにあげられます。
ココがポイント
建てる期間よりも、住む期間の方が長くなるのは当然です。何千万円というお金を支払って、国が定める保証期間満了の10年後に「さよなら」で終わるのは、あんまりではないでしょうか。
確かに支払った金額は建築費だけかもしれませんが、その後のつながりも利用者としては求めたいところです。

「60年保証システム」
維持保全計画書に基づくメンテナンス工事を住友林業で実施した場合、構造躯体と防水を最長で60年保証してくれるシステムです。
保証を継続する場合は、30年目に有料メンテナンス工事が必要となりますが、耐久診断もしてくるので安心が得られます。
「無料点検」
60年目まで12回にわたり無料点検を定期的に実施してくれます。10年目ごとに紡蟻再施工を施してくるので、耐久性も守られるサービスです。
メンテナンスコストの軽減にもつながり、魅力的なサービスではないでしょうか。
「24時間365日受付けのコールセンター」
補修や住宅設備の修理、建具の不具合など、各種相談を24時間365日受付けてくれるコールセンターが住友林業には設置されています。玄関の鍵を紛失したときも相談のできるコールセンターです。

一生に一度の買いものになるかもしれないからこそ、建てたあとのつながりは大きなメリットになるのではないでしょうか。おすすめのサービス内容です。
メリット⑥大手の住友林業で建てた安心感
1948年に設立した住友林業のネームバリューには、絶対的な安心感が持てます。住友の名前を知らない人はいません。
中学の授業で日本の三大財閥の1つとして習います。その住友グループの源流とも言える住友林業各社は、とても大きな存在です。
住友林業の経営が怪しくなる事態を想像できません。危うくなったときは、日本経済が危ういときです。それぐらいの安心感が、住友林業にはあります。
60年保証と聞くと冗談のように聞こえるかもしれません。40代で建てた人ならば、100歳です。そんな先まで本当に保証できるの?と不安を抱くのも当然ではないでしょうか。しかし、住友グループならば、そのような不安も不要です。次の世代にも保証が続く安心感が持てます。
ココがポイント
住友林業で建てたという安心感はメリットです。家を検討している人で住友の名前を知らない人はいません。それだけ長い実績を住友林業は持っています。メリット以外の何物でもありません。
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住友林業のデメリット
住友林業で建てるデメリットは次のとおりです。
- 契約前に敷地調査料が必要
- 費用が高額になる
詳しく解説をしていきます。
デメリット①契約前に敷地調査料が必要
住友林業では、契約前に5万円の支払いを済ませなければいけません。契約前に請求を求められるのは、おそらく住友林業ぐらいではないでしょうか。これを住友林業のデメリットという人も多くいます。
では、この5万円は何のために必要なのでしょうか。名目は「敷地調査代」です。
5万円を支払い、敷地調査を実施してもらわないと「間取り作成」や「見積書」をもらえません。間取りや見積書は、他のハウスメーカーと検討するうえで必要な資料です。
他のハウスメーカーは無料でもらえるのに、住友林業では5万円が必要といわれるとデメリットと感じてしまいます。
しかも、契約をしない場合でも返金されない5万円です。ただ返金されない理由は、他のハウスメーカーと違い、綿密な敷地調査が実施されるためとも言われています。
ココがポイント
実際に住友林業の調査結果を見ると、他のハウスメーカーとの情報量の違いに驚くことでしょう。調査結果を受取って納得する人もいるようです。綿密な敷地調査のおかげで、より具体的な間取りが作成できます。
契約前に5万円を支払う事実は確かにデメリットです。ただ、本格的な敷地調査は10万円ほどかかります。10万円で依頼をした調査と同じ量の情報が手に入ると考えれば、5万円は安く感じるかもしれません。
「そんなことを言われても、契約をしない場合に返金がされないのはおかしい」と感じれば、住友林業は検討から外すべきです。
個人の考え方次第で、このデメリットの大きさは変わってきます。安い金額ではないので、支払う前によく検討をしてください。
デメリット②費用が高額になる
住友林業の坪単価は、「60万円から100万円程度」です。どうしても高額になってしまいます。今までのメリットを見ると仕方がないのかもしれませんが、坪単価が高額になるのはデメリットのひとつです。
また、住友林業はオプションが高額とも言われています。標準仕様だけで満足できれば抑えることもできますが、「あれもいい、これもいい」となるとどんどん単価が膨れ上がっていくので、最終的な見積もりをみて驚くようです。
他の大手ハウスメーカーとの差はそれほどない坪単価、もっと高額なハウスメーカーもあります。しかし、高いことに変わりはありません。

まとめ
住友林業で建てる際のメリットとデメリットを解説しました。
主なデメリットは、やはり価格帯に関する内容です。メリットを見て、これだけ優れているのならば仕方がないと言える人は、デメリットよりもメリットが勝っています。住友林業の展示会に行くべき人です。
5万円はどう考えても納得ができないと思われる人は、デメリットが勝っています。他のハウスメーカーを検討するべき人です。
大手ハウスメーカーを選択するときは、メリットとデメリットを確認するとわかりやいすかもしれません。メリットに共感できた人は、住友林業の営業担当者の話を詳しく聞きに行き、最終的に判断することをおすすめします。