パナソニックでは新しいスタイルの家として「テクノストラクチャーの家」を提案しています。
こちらの家は一体どのような特徴を持っているのか興味のある人は多いでしょう。

こちらもチェック
クリック移動【目次】
テクノストラクチャーの家のコンセプト
最近は家に対してさまざまな要素が求められるようになっています。
単に強いだけではなく、そこに長く快適に住み続けることを求める人が多くなっているのです。
そのような需要に応えるために「テクノストラクチャーの家」は、強さと快適さを備えて、長く住むことができる家を実現しています。
パナソニックがこれまでに長年培ってきた技術が注ぎ込まれているのが特徴です。テクノストラクチャー工法を採用して強い家を実現しており、なおかつパナソニックの先進的な技術によって生活の快適さや便利さも追求しています。

テクノストラクチャーの家の特長1:テクノビームを使っている
画像参照元:テクノストラクチャーの家
「テクノストラクチャーの家」にはテクノビームという独自部材が用いられています。
こちらはパナソニックが開発したものであり、木と鉄を複合させた梁です。
従来、柱には木を用いるのが最適とされてきましたが、木は縦の力に強い反面、横の力には弱いという弱点がありました。
このような木の弱点を克服しているのがテクノビームです。
テクノビームは木と比べるとたわみが少ないのがメリットです。
そのため、長い時間が経過したあとも、梁がたわまなくなります。
その結果、骨組み全体がゆがんでしまうのを防ぐことができるのです。
地震に強いのも特長であり、一時的に強い力がかかったとしてもしっかりと耐え抜くことができます。
また、「テクノストラクチャーの家」では接合金具にもこだわっています。
木の力を上手く引き出すことができる接合金具を用意しているため、テクノビームがしっかりと生かされているのです。
テクノストラクチャーの家の特長2:棟ごとに構造計算を行う
「テクノストラクチャーの家」では家を建てるときの緻密さにこだわっています。
そのために、それぞれの棟ごとに構造計算を実施しているのです。
法律で求められている以上の緻密さを実現するために災害シミュレーションを実施します。
地震や台風、豪雪などの自然災害のときに住まいにどのような力が加わるのかを計算して、耐えることができるのか検証します。
構造計算は実は2階建ての木造住宅においては義務とされていません。
そのため、本来は普通の家を建てるときに構造計算をする必要がないのですが、「テクノストラクチャーの家」では構造計算を重視しているのです。
本当に強い家を建てるために構造計算をすることで、科学的に「テクノストラクチャーの家」の強さが裏付けられています。
たとえ、同じ「テクノストラクチャーの家」であっても、間取りや条件が違えば、家の強さは変わります。
そのため、構造計算をすることで、家の強さをきちんと確認して、安心して住める状態にあるかどうかをチェックするのです。
実際の構造計算では全部で383項目も確認されます。
一般的な構造計算は200項目程度のため、それと比較するとかなりチェック項目が多いのです。柱の強さや床の強さ、基礎の強さ、梁の強さなどをそれぞれ確認できます。
最終的にはパナソニックが構造計算に関する保証書を発行します。

-
パナソニックホームズの評判は?実際に家を建てた人の口コミと感想
続きを見る
テクノストラクチャーの家の特長3:地震対策をしっかりと行っている
地震大国の日本で家を建てる際には地震のことが気になる人は多いでしょう。
その点、「テクノストラクチャーの家」は地震対策にこだわっていて、しっかりと地震に強い家を建てています。
そのために耐震と制震の両方にこだわっているのが特長です。
たとえば、「テクノストラクチャーの家」は制振装置としてテクノダンパーというものを取り入れています。
こちらは地震による建物の揺れを最大で72%低減することができるシステムです。
建物の揺れを吸収するシステムであり、家具が転倒するといった被害を抑えることができます。
住まいにいる家族を守るだけではなく、建物の資産価値を守ってくれるのです。
また、「テクノストラクチャーの家」は部材にもこだわっています。
高層ビルでも採用されている技術を活用することで、繰り返す地震にもしっかりと耐えることができる性能を保持します。
耐震性については大地震にもしっかりと耐えることを確認するために十分な実験を実施しているのも特長です。
大地震に相当する負荷を100回以上与えても制震機能を維持できることが確認されています。
それだけ安心して住める家であると保証されているのです。
-
地震に強いハウスメーカーランキングベスト12社!耐震性を徹底比較
続きを見る
テクノストラクチャーの家の特長4:耐久性へのこだわり
単に強い家ではなく耐久性のある家を建てているのが「テクノストラクチャーの家」です。
そのために結露対策に力を入れています。
結露は窓ガラスなど目に見える部分だけではなく、見えない部分で起きることもあり、それが断熱材や構造体の腐食や劣化を引き起こすことがあります。
その結果、住まいの性能が低下してしまい寿命を縮めてしまうことがあるのです。
これを防ぐために結露対策はとても重要なものといえます。
「テクノストラクチャーの家」では、小屋裏換気を取り入れています。
小屋裏は湿気がこもりやすく、冬場になると湿気によって結露しやすくなる部分です。
ここの換気を効率よく行えるように換気口を設けていて、空気が抜けるようになっているため、結露を防ぐことができます。
さらに、床下換気も実施しています。
床下にも湿気がたまりやすいため、床下換気口法を取り入れることによって、効果的に床下の湿気を排気することに成功しているのです。
また、「テクノストラクチャーの家」の取り入れているテクノビームの効果によって結露を防止しています。
テクノビームは鉄の部分に断熱材を張り付けていて、これによって外気温が伝わってこないようにすることで結露防止に寄与しているのです。
テクノストラクチャーの家の特長5:部材が充実している
「テクノストラクチャーの家」では自由な設計を可能にするために豊富な部材を揃えています。
それぞれの希望に合ったプランを実現するための部材を選べるのです。
たとえば、「Mフレーム」を用意しています。
Mフレームとは??
こちらは強度の優れた門型フレームであり、狭小地であっても大開口の空間を実現できるのが魅力です。
しっかりと構造計算を実施して、災害が起きても安全なように開口を取り入れるため、安心して導入できます。
居住空間を広げるための部材として「オーバーハング」というものも用意しています。
オーバーハングとは??
こちらは2階や3階部分を1階よりも張り出させるための部材のことです。
こちらを導入することによって、土地が狭かったとしても居住空間を広げることができます。
もちろん、構造計算で強度に問題がないことが確認されるため安心です。
敷地が変形していても対応できるように「斜め壁」を実現することもできます。
斜め壁とは??
土地が四角くなかったとしても安心して家を建てられるようにするための部材です。
独自部材を取り入れることで斜め壁でも問題なく家を建てることができます!
まとめ
「テクノストラクチャーの家」についてまとめました。
耐久性に優れていて、地震に強く、設計の自由度が高いといった特長があります。

