家を建てようと考えている人で、「住友林業」の名前を知らない人はいないはずです。
木の温もりを大切にするハウスメーカーなので、木造の家に住みたいと考えている人の多くは住友林業が気になりますよね。
しかし大手ハウスメーカーなので、注文住宅の坪単価は高額です。

もし諦めがつかないのならば、住友林業の分譲住宅を検討してみるべきです。
希望のエリアに分譲住宅があれば、注文住宅よりも安く家を購入できます。
しかし急に分譲住宅と言われても戸惑うはずです。
まずは住友林業の分譲住宅を知ることから始めましょう。
そこで今回は「住友林業の分譲住宅ってどう?建売の評判や価格帯」を解説します。
分譲住宅は注文住宅よりも安く建てられる方法です。
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住友林業の分譲住宅ってどう?
住友林業の分譲住宅は、4つの「まちづくりコンセプト」を掲げています。
4つのまちづくりコンセプト
- 暮らし方デザイン
- まちなみデザイン
- 性能品質
- 安心品質
住友林業の分譲住宅に詳しくなるためには、4つのコンセプトを理解しておく必要があります。
順番に確認をしていきましょう。
住友林業の分譲住宅のポイント①暮らし方デザイン
住友林業の分譲住宅は、建てる地域の景観や歴史を考慮します。
長きにわたり「暮らしやすさ」が感じられる「まち」をつくるのがポイントです。
住友林業の分譲住宅は家族にとって大切な場所、かけがえのない場所になることを大切にしています。
大切な場所にするためにも分譲住宅のエリア選定に関しては、プロの目線で厳しく厳選をしているのがポイントです。
「安全性」「治安」「交通アクセス」「公園」「商業施設」「教育施設」など、豊かな暮らしが実現できる条件を満たしている立地に分譲住宅を建てています。
住友林業が販売している分譲住宅物件は、立地に優れたものばかりです。
小さな子どもが大きくなったとき、「故郷」と言えるような風景を大切にしています。
「庭の緑や花」「メイン通り」「遊歩道」「街区内公園」などはエクステリア(建物の外観や周りの環境全体を表す言葉)の一部です。
エリアで暮らす家族が、出会い触れ合えるコミにティの場としても役立ちます。
住友林業の分譲住宅は、暮らしやすさにこだわっているのがポイントです。

住友林業の分譲住宅のポイント②まちなみデザイン
住友林業は、分譲地が地域の風景として調和する美しいまちなみをデザインします。
分譲住宅を建てる地域の「気候」「風土」「文化」を考慮して、グランドデザインを計画するのがポイントです。
周辺環境に調和することで、住み心地の良い住環境にします。
美しいまちなみを作るために必要なのが、住友林業独自の「まちなみガイドライン」です。
建物と緑が一体となった統一感のある街並みにより、連続性のある美しいデザインの家々も風景の一部になります。
こだわりは全体だけではありません。
一邸一邸の光の入り方や風通し、他の分譲住宅とのつながりや庭の配置まで、住友林業のプロの建築士が設計を行います。
分譲地に無理やり多くの棟数を建てず、プライバシーにも配慮した住環境が特徴です。
また住友林業の分譲住宅は、暮らしをイメージして設計をします。
今までの多くの実績で培った設計力が、分譲住宅を心地よい暮らしにするのです。
さらに、すべての分譲住宅で「涼温房」にこだわりを持っています。
涼温房とは、涼しい風を効率的に取り込むことで、エアコンに頼り切らない設計のことです。
自然の心地よさを分譲住宅に取り入れることで、四季が感じられる暮らしを設計しています。
住友林業の分譲住宅のポイント③性能品質
知名度の高い住友林業が建てる分譲住宅は「耐震性」「耐火性」「断熱性」「耐久性」に優れています。
注文住宅と変わらない安心安全な住まいであることが特徴です。
住友林業の分譲住宅の耐震性
住友林業の分譲住宅は、「軸組構造」と「面材の力」により強靭な躯体を実現しています。
地震の強い揺れエネルギーや、大型台風による暴風雨にも耐えられる構造です。
耐震性を実現するポイント
- 「Dパネル」で構造全体を強化
- 「三層床構造」で建物の変形を抑える
- 強度の高い「ベタ基礎」の採用
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住友林業の耐震性は?地震に強い工夫を解説
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「Dパネル」は地震の揺れエネルギーに耐える高強度建材です。
「Dパネル」の採用が、強い構造体を実現します。
「三層床構造」は、「剛床パネル」「シージングせっこうボード」「木質フロア」の3つを組みあわせた48.5cmの厚さを持つ床です。
建物の変形を抑えることで、何度も続く地震の揺れに耐える強さを持ちます。
基礎に関しては、「ベタ基礎」を採用しているのが特徴です。
住友林業が独自に開発した構造計算システムにより、耐震性の強い構造を設計します。
耐震性の強さは、「振動実験」により実証されているので安心してください。
「阪神・淡路大震災の1.2倍の揺れ」に耐え続けた実績を持っています。
連続する揺れに対し、耐力が急激に低下しないことも検証結果により明らかです。
優れた耐震性により、地震保険も割安になる点も助かります。
住友林業の分譲住宅は、優れた耐震性を維持したまま開放感のある間取りになっています。


住友林業の分譲住宅の耐火性
住友林業の分譲住宅は、省令準耐火構造です。
万が一の火災でも、延焼を広げない耐火性能を持っています。
耐火性を実現するポイント
- 室内から失火した場合も不燃材用である「せっこうボード」が火災を長時間とどめる
- 隣家からの延焼を防ぐモルタル仕様の外壁
- 省令準耐火構造なので火災保険料が一般的な木造住宅よりも割安
室内から失火した場合は、「せっこうボード」に含まれている約21%の結晶水により、着火点への到達を遅らせます。
着火点の到達を遅らせることで、他の部屋への延焼を食い止めるのです。
またモルタル仕様の外壁は防火構造(30分)の大臣認定を取得しています。
屋根にも不燃材料を採用することで、他からのもらい火を防ぐ構造です。
木造住宅で恐ろしいのは火災。火災はすべてを焼失します。
しかし木に詳しい住友林業が建てる分譲住宅だからこそ、火災への対策も万全です。
住む人の安心と安全を考えた構造となっています。
住友林業の分譲住宅の断熱性
住友林業の分譲住宅は断熱性が高いので、夏は外の熱気が室内に入り込むのを抑え、冬は冷気が入り込むのを抑えるつくりです。
断熱性の高さはUA値でも証明されています。
高い断熱性能を実現するポイント
- 「天井」「壁」「床」の断熱材を厚くしている
- 木は材質の中で最も断熱性に優れている
- 「Low-E 複層ガラス」の採用(物件によっては採用されないものもあり)
住友林業では「Low-E 複層ガラス」の中間層に、熱伝導率の低い「アルゴンガス」を封入しています。
特殊金属膜でコーティングされた「Low-E 複層ガラス」が、優れた断熱性の助けになっているのです。
住友林業の分譲住友は、断熱性に優れているので開放感のある間取りが実現できます。
開口部を大きくしても、性能の高い「Low-E 複層ガラス」を採用しているので断熱性に大きな影響ができません。
エアコンの使用率も下がるので、光熱費を抑える効果もあります。


家計と家族の健康に優しい住まいを実現しています。
住友林業の分譲住宅の耐久性
住友林業の分譲住宅は、耐久性の高さも特徴です。
構造躯体を良好に保つことで、長きにわたり暮らすことができます。
高い耐久性を実現するポイント
- 独自の通気工法を採用
- 換気能力の高い基礎パッキング工法の採用
- ベタ基礎と防蟻防湿フィルムの採用
壁内結露は家の耐久性を落とします。
壁内結露によりカビが発生することで、住まいの強度が失われるかもしれません。
また壁内結露により断熱材の効果が薄れることもあるのです。
壁内結露を発生させないためにも、住友林業では壁体内に通気層を設け、湿気を放出する工夫を施しています。
また、基礎と土台の間にパッキンを施行することで、床下の換気能力を向上させました。
基礎と土台を密着させないことで、耐久性を向上させています。
さらに防蟻フィルムを採用することで、湿気やシロアリの侵入を防ぐのも特徴です。
地面から発生する水蒸気を防いでいます。
住友林業の分譲住宅は、耐久性の高さも信頼できますね。
住まいを長持ちさせる工夫が施されています。
住友林業の分譲住宅のポイント④安心品質
住まいの優れた性能と住友林業のサポート体制により、長きにわたり安心した暮らしを実現します。
住友林業は、住宅性能表示制度における次の項目で最高等級を取得する住まいを建てるのが特徴です。
最高等級を取得する項目
- 耐震等級:地震に強く倒壊しにくい
- 劣化対策等級:構造や骨組みがしっかりしている
- 維持管理対策等級:点検、清掃、管理のしやすい家
- 断熱等性能等級:次世代断熱仕様の家


品質にプラスして安心のサポート体制も魅力です。
24時間365日対応のコールセンターが用意されています。
住み始めてから住まいのことで困った時に、対応をしてくれるサポート体制です。
また、定期点検や保証も充実しています。
条件を満たすことで、構造躯体および防水に関する保証を最長で30年まで延ばすことが可能です。
注文住宅よりも価格帯が安いからと言ってサポート体制に違いはありません。
知名度の高い大手ハウスメーカーとして、充実したサポートが受けられます。
住み始めてからも安心が持続する分譲住宅です。
住友林業の建売分譲住宅に関する評判
住友林業の分譲住宅は、品質が高い住まいです。
地域に溶け込むことやデザイン性にも優れており、建売の評判も上々です。評判がわかる口コミを集めてみました。
良い評判
- 間取りと外観が良く、担当者も良かったのですぐに決めることができました。
- 施工がしっかりしているので、入居後のトラブルが少ないです。
- 言われていた通りの快適さと省エネで満足をしています。
悪い評判
- 木や花が多く取り入れられているので手入れが面倒です。
- 駅からもっと近ければ良かった
- 目の前の道路が一通なので不便
良い評判は品質の高さが分かる内容が多く見られました。
一方悪い評判に関しては、分譲地の場所に関する内容が多く見られます。
駅から遠いや、道路の不便さ、坂の上にあるのでキツイといった内容が見られました。
建売の評判は、建てられた場所も含まれます。
住友林業の建売分譲住宅を購入する前に、一度駅まで歩いてみるなど生活スタイルに支障がないかの確認が必要です。
また、まちなみを良くするために植えられた木や花の手入れに手を焼いている評判も見られました。
木々の面倒は、好きな人でなければ大変かもしれません。
枯らすと見た目を悪くすることから、定期的な手入れが必要です。
面倒と感じる可能性のある人は購入前に検討しておくことをおすすめします。
良い評判も多く見られましたが、土地と一緒に購入をする建売ならではの評判も見られました。
住友林業の分譲住宅を購入する際の参考にしてください。
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住友林業の評判は?実際に家を建てた人の口コミと感想
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住友林業の建売分譲住宅の価格帯とは
住友林業の建売分譲住宅の価格帯は、建てられるエリアによって異なります。
建物自体の本体価格は注文住宅よりも下がりますが、土地の価格帯により大きく変動するのが特徴です。
建売分譲住宅は、既に建っている状態で購入をします。
土地と建物がセットになって購入をするので、価格帯を比較するときは購入するエリアの土地価格と比較をすることが大切です。
また、購入価格の他に次の項目でも費用が掛かるので注意をしてください。
購入価格以外にかかる費用
- 手付金(契約をキャンセルすると返金されないお金)
- 印紙税(売買契約書に貼る印紙代)
- 登録免許税
- 火災保険料
- 司法書士費用
住友林業に直接行けば仲介手数料は不要です。
建売分譲住宅を購入するときは、上記の費用も計算に入れておきましょう。
建売の価格帯は、購入をするエリアによってだいぶ変わります。
同じ最寄り駅でも、距離や立地条件で変わることもあるので一概に価格帯を紹介できません。
周囲の土地価格を調べてから購入を検討することをおすすめします。
まとめ
「住友林業の分譲住宅ってどう?建売の評判や価格帯」を解説しました。
住友林業の分譲住宅は、注文住宅と変わらない品質とサポート体制を持っています。
安心して暮らすことができる住まいです。
ただ評判を見ると、建てられた場所に関して不満を漏らす内容が見られました。
住友林業の分譲住宅を購入するときは、周囲の確認が必要です。
注文住宅が高いと感じた人は、住友林業が現在販売をしている分譲住宅の中で、探しているエリアの物件がないかを確認してみましょう。
注文住宅で建てるよりも安い価格帯で家が購入できるおすすめの方法です。