ローコスト住宅で有名な秀光ビルド、適性価格で理想のすまいを実現します。明瞭な価格表を提示することで、依頼者に不信感を持たせません。高い性能を持つ住まいを建てることから、コストパフォーマンスに優れているハウスメーカーです。
しかしいざ依頼を検討するとき、どうしても標準装備が気になります。仕様を確認した上で依頼を検討したいと考えるのは当然です。
そこで今回は、秀光ビルドの標準装備は?仕様についてどこよりもわかりやすく解説します。秀光ビルドは「規格住宅」と「自由設計」で注文住宅を建てるのが特徴です。どちらも人気商品ですが、ここでは自由設計で建てる「UL-J」の標準装備を紹介します。
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秀光ビルドの標準装備①工法
秀光ビルドは木造軸組構法を進化させた「ハイブリッド工法」が仕様です。柱同士を、金物を利用して接合するハイブリッド工法が、巨大地震に負けない構造体にします。他にも次の工法が標準装備です。
ココがポイント
- 剛床工法
- 基礎パッキン構造
剛床工法は、根太を設けず床下地合板を厚くして、梁に直接留め付ける床組みです。大きな地震や台風で発生する水平力に対し、床のねじれやゆがみを強く抑えます。
基礎パッキン構造は、基礎と土台の間にすき間を開ける構造です。換気口を設けず、基礎と土台を絶縁することで耐震安全性を強化します。秀光ビルドのUL-Jは自由設計でありながら、強い耐震性を維持できるだけの工法を採用しました。標準装備のハイブリッド工法が、安心安全の住まいを実現します。
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秀光ビルドの標準装備②地盤調査と地盤保証
地盤調査は別料金が必要になるハウスメーカーが多い中、秀光ビルドは標準装備です。ただし改良工事が必要となれば別途支払いが生じますが、何もなければ本体価格に含まれます。また20年の地盤保証も標準装備です。
地盤調査では、住まいを建てる土地がどれくらいの重さまで耐えられるかを調査します。地盤調査をせず住まいを建てると、地盤沈下により家が傾くかもしれません。地盤調査は絶対に必要です。必要な調査が標準装備なのは助かります。
ココがポイント
20年の地盤保証制度とは、地盤踏査や地盤改良工事に起因した不同沈下により住まいに不具合が生じた際、補修工事や損害賠償を行う安心の制度です。追加料金なしで付いています。
秀光ビルドの標準装備③基礎
秀光ビルドは、基礎の底面を鉄筋コンクリートで固めることで住まいの荷重を支えるベタ基礎を採用しています。
一般的に基礎で利用されているのは「布基礎」か「ベタ基礎」のどちらかです。布基礎はコストが抑えられる構造ですが、点で支えるため耐震性はベタ基礎よりも劣ります。また湿気やシロアリ被害も受けやすいのが特徴です。
ベタ基礎は一面を厚いコンクリートで固めるので湿気が建物に伝わりにくく湿気を防ぐため、耐久性も向上します。厚いコンクリートがシロアリの被害を最小限にするのも特徴です。耐震性にも優れており安全な住まいを実現します。
ベタ基礎のデメリットはコスト面だけです。しかし秀光ビルドでは、ベタ基礎を仕様にして住まいを建てます。ベタ基礎唯一のデメリットを気にする必要はありません。
秀光ビルドの標準装備④自由設計
秀光ビルドのUL-Jは、自由設計がコミコミ価格の注文住宅です。ローコス住宅は基本的に規格住宅で住まいを建築します。秀光ビルドにも規格住宅の商品はありますが、UL-Jは自由設計で住まいを建てる商品です。
ココがおすすめ
- 平屋から3階建てに対応可能
- 屋上バルコニーにも対応可能
- 吹抜けがある住まいに対応可能
- 広々としたリビングが実現
住む人の考えた理想的なプランをコミコミ価格で実現する商品です。
秀光ビルドの標準装備⑤断熱性
秀光ビルドのUL-Jは、断熱性能を向上させるため次の2つを標準装備としています。
- 発泡ウレタン吹付断熱材
- 透湿防水遮熱シート
秀光ビルドでは、発泡ウレタン吹付断熱材のアクアフォームを全棟標準装備としています。アクアフォームの特徴は次のとおりです。
- 吹き付けた瞬間から膨らみ厚さを増す
- 細かいいくつもの気泡が施工箇所に密着し高い気密性を発揮
- 気泡と気密性により吸音性能も向上
- 環境性に優れているのでシックスハウス症候群の心配は無用
秀光ビルドはアクアフォームを「屋根90mm」「壁80mm」の厚さで施工します。全棟標準装備の施工方法です。
透湿防水遮熱シートは部屋の中の冷暖房効率を向上させます。雨水の侵入を防ぎ、壁の中の結露発生を抑制する働きがあるのも特徴です。結露を抑えることで耐久性を向上させます。秀光ビルドは2つ標準装備で気密性と断熱性能を上げるほか、遮音性や耐久性も向上させるのが特徴です。冷暖房費が安くなるのも含め、心地よい住まいが実現します。
秀光ビルドの標準装備⑥外壁
秀光ビルドの外壁は、総合外装メーカー「KMEW(ケイミュー)」の超耐久・低汚染シーリング材が標準装備です。優れた防水性を持つ外壁材が、住まいのキレイな外観を長きにわたり守ります。
KMEWは、屋根材や外壁材の製造と販売をする大手メーカーです。外壁材のシェア率は常に上位、多くの人が利用をしている外壁です。秀光ビルドの標準装備は超耐久コーキングの外壁材、親水コーティングで汚れにくい壁を実現します。主な特徴は次のとおりです。
外壁の特徴
- 30年超耐久コーキング
- ひび割れを起こしにくいので防水性に優れている
- 災害に負けない強さ
- 高い耐久性が色あせしない洗練された美しさを持続させる
- シーリング材表面に膜を形成することで砂やごみの付着を抑える
汚れの下に雨水を取り込むことで汚れが浮き上がり、自然に流れ落とします。掃除をしなくてもキレイが長続きする外壁材を仕様しているのです。
外壁に求められるのはデザインと強さ、秀光ビルドの外壁はどちらも兼ねそろえています。
秀光ビルドの標準装備⑦窓
窓には、住宅設備機器業界最大手のLIXILが製造販売する次の2つを標準装備としています。
- low-eペアガラス
- アルミ樹脂複合サッシ
LIXILの窓とサッシの国内シェア率は常にトップクラスです。性能と人気の高い窓を秀光ビルドは仕様としています。
ガラスにはLIXILのサーモスシリーズlow-eペアガラスが標準装備です。室内側のガラスに特殊金属膜をコーティングすることで、高い断熱性能を発揮します。透明度が高いので、採光性にも優れているのが特徴です。
サッシにはアルミと樹脂の良さが融合されたアルミ樹脂複合サッシを標準装備、内側の樹脂が熱伝導率を下げてくれます。外側のアルミは耐久性を向上させる仕組みです。秀光ビルドの窓は「眺望性」「採光性」「断熱性」を向上させる素材を標準装備としています。快適な住み心地が実現する装備です。
秀光ビルドの標準装備⑧屋根材
秀光ビルドのUL-Jは、粘土瓦が標準装備です。見た目の格調と高級感がアップします。特徴は次のとおりです。
ココがおすすめ
- 優れた耐風性能で強い風の日も安心
- 震度7クラスの地震でも脱落しない
- 変色や変質が起こりにくい
- 高い防水性能
- 暑さと寒さに強い
カラーバリエーションも豊富で、デザインによって選べます。デザイン性を含めた多くの性能が高い屋根材です。
秀光ビルドの標準装備⑨24時間換気システム
秀光ビルドのUL-Jは、第3種換気を標準装備しています。商品よっては第1種を仕様しているものもありますがUL-Jは第3種です。
- 第1種換気:換気扇が給気口と排気口の両方に設置されている
- 第2種換気:換気扇が給気口のみに設置され排気口には設置しない
- 第3種換気:換気扇が排気口のみに設置され給気口には設置しない
両方に換気扇が設置されている第1種換気の性能が一番高いですが、設置コストと電気代が上がります。標準装備にすれば価格が高額になることから、ローコスト住宅を販売しているハウスメーカーではほぼ採用していません。24時間換気は各部屋に設置をする設備、導入費用は第3種の数倍に上ります。性能は高いですが、コストを考えると第3種のように排気口に換気扇を設置し室内の汚れた空気を外に押し出すだけのパフォーマンスで十分です。新鮮な空気は換気口から自然に入ってきます。第1種は、コストパフォーマンスから離れている設備です。
秀光ビルドの第1種換気システムは「三菱電機製」を採用しています。日立製作所、東芝にならぶ日本重電3大メーカーのひとつです。導入価格も安価で、高性能の換気システムを標準装備にしています。
秀光ビルドの標準装備⑩水廻り設備セット
秀光ビルドの水廻り設備はセットブランが用意されています。
- スタンダードプラン(ST):標準設備仕様なので追加料金0円
- ハイクオリティセット(HQ):ワンランクアップしたので追加料金は27万円
- デラックスセット(DX):グレードアッププランなので追加料金は64万円
スタンダードプランが追加料金のいらない標準装備です。主に次の設備が設置されます。
- キッチン間口2550タイプ
- IHクッキングヒーター
- システムバス
- 温水洗浄便座
- 開口750タイプ洗面化粧台
- エコキュート(307L)
メーカーによって仕様は異なります。選べるメーカーはプランによって異なりますが、スタンダードプランでは主に次のメーカーの利用が可能です。
- LIXIL
- タカラスタンダード
- TOTO
設備によってメーカーを選べるかは、実際に建てた人の口コミをみても意見が分かれます。選べたという人もいれば、選んだ設備メーカーの下請けがまとめて設置するので一カ所で済ませる必要があるなどの口コミが見られました。人によってはメーカーを変えると追加料金が必要と言われたそうです。内容がだいぶ違うので、設備ごとに違うメーカーを選びたい場合は相談をしましょう。
グレードを上げると、設置できる設備とメーカーが増えます。食器洗い乾燥機や、トイレがタンクレスになるなどグレードはかなり上がることから、プラスされる価格にも納得です。
秀光ビルドの標準装備⑪建物以外の諸経費等
秀光ビルドでは、建物の本体価格にさまざまな諸経費が含まれています。他のハウスメーカーでは別料金で計上される諸経費が、秀光ビルドならば標準装備です。本体価格からかけ離れた請求が発生することはありません。本体価格に含まれる主な諸経費は次のとおりです。
さらに詳しく
- 建築確認申請(代理申請、設計図書作成、申請書の作成、申請費等)
- 仮設工事
- 給排水工事
- LED照明器具
- 全10回におよぶ第三者機関検査
- 工事進捗がWEBで確認できるサービス
建物本体価格以外に多くの諸経費が必要です。ほとんどのハウスメーカーは本体価格に含まず、見た目の安さをアピールします。しかし秀光ビルドは、建てる人にわかりやすく説明するため、すべて標準装備させているのです。
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秀光ビルドの標準装備⑫アフターサービス
住宅設備語の不具合に対応するアフターサービスが全棟標準装備で付いています。快適に過ごし続けるために、次のサービスが付いているので安心です。
- 緊急駆けつけサービス
- 定期点検サービス
- 最長40年住宅設備保証サービス
緊急駆けつけサービスは、「カギ」「水廻り」「ガラス」「電気」などの緊急時に応急処置を受けられるサービスです。24時間365日にわたり補修対応をしてくれます。
定期点検サービスは住宅引き渡し後、不具合が生じた場合に点検が受けられるサービスです。2回の定期点検も含まれています。また、秀光ビルド指定の火災保険に加入をすれば、住宅設備40年保証サービスが利用可能です。対象住宅設備の修理保証期間を延長するので、万が一の故障が発生した場合に出張修理を行います。
アフターサービスもすべて標準装備です。
まとめ
秀光ビルドの標準装備は?仕様についてどこよりもわかりやすく解説しました。秀光ビルドはコミコミ価格を実践しています。注文住宅を建てるために必要な費用を、他社よりも多く標準装備にしているのが特徴です。
今回紹介した自由設計のUL-Jではなく、規格住宅のSL-Jならば坪単価が下がります。しかし自由度も同時に下がる仕様です。UL-Jの価格は地域によって異なりますが、2階建て20坪で1,058万円から、ほかのハウスメーカーよりもだいぶ抑えられています。しかもほとんどが標準装備されているのです。適性価格で家を建てたい人には秀光ビルドをおすすめします。