家を建てる費用って一体どのくらいなんだろう?
注文住宅の相場や坪数(面積)は、これから家を建てる人にとってかなり気になる部分です。自分と同じ年齢・年収の人はどの程度の費用をかけて、どのくらいの広さの家に住んでいるのか?を知ることによって、家を買うか否かの決心をつけることもできます。
そのような人の為に、注文住宅の相場や坪数(面積)・年齢・年収の平均値がわかるようにまとめてみました。家づくりの目安として参考にしてみてください。
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注文住宅の相場(都道府県別)
注文住宅の相場情報を都道府県別に紹介していきます。今回紹介するデータについては住宅金融支援機構の集計書を元に作成しました。データの用語の解説は以下の通りです。
- 年齢:
- 家を建てた時の平均年齢
- 世帯年収:
- 家族全員の世帯年収(賞与含む)
- 住宅面積:
- バルコニー部分の面積を除いた専有面積
- 総費用:
- 主体工事費、主体工事に付随する電気、給排水、ガス設備、太陽熱温水器の各工事費、設計費、工事監理費、除却工事費、屋外附帯工事費、その他の経費の合計額
- 頭金:
- 一番最初に支払う金額
- 月の支払い:
- 住宅建設のための借入金に対する年間返済額の1/12。1ヶ月に支払う金額。
注文住宅の相場【北海道・東北】
北海道 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
42歳 | 589万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,899万円 | 564万 | 8万4千円 | |
青森県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
44歳 | 485万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,717万円 | 496万円 | 7万7千円 | |
岩手県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
44歳 | 543万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,931万円 | 601万円 | 8万4千円 | |
宮城県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
48歳 | 584万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,155万円 | 644万円 | 9万1千円 | |
秋田県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
45歳 | 511万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,785万円 | 368万円 | 8万2千円 | |
山形県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
44歳 | 549万円 | 42坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,251万円 | 741万円 | 8万8千円 | |
福島県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 560万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,279万円 | 586万円 | 9万3千円 |
各ハウスメーカーの坪単価を知りたい方はこちら
≫ハウスメーカーの坪単価比較【全53社】
注文住宅の相場【関東】
茨城県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
42歳 | 553万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,036万円 | 602万円 | 8万7千円 | |
栃木県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 565万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,050万円 | 592万円 | 8万8千円 | |
群馬県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 510万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,906万円 | 523万円 | 8万3千円 | |
埼玉県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 610万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,328万円 | 746万円 | 9万5千円 | |
千葉県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 635万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,309万円 | 687万円 | 9万6千円 | |
東京都 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
45歳 | 721万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,849万円 | 948万円 | 11万 | |
神奈川県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
46歳 | 664万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,545万円 | 866万円 | 10万1千円 |
注文住宅の相場【中部】
新潟県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
39歳 | 556万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,988万円 | 645万 | 8万3千円 | |
富山県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
39歳 | 558万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,959万円 | 681万円 | 8万4千円 | |
石川県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 665万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,153万円 | 794万円 | 9万 | |
福井県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
40歳 | 612万円 | 43坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,153万円 | 702万円 | 8万8千円 | |
山梨県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 573万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,042万円 | 626万円 | 8万6千円 | |
長野県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 670万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,119万円 | 659万円 | 9万2千円 | |
岐阜県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
40歳 | 550万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,130万円 | 691万円 | 8万6千円 | |
静岡県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 598万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,324万円 | 710万円 | 9万5千円 | |
愛知県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 622万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,477万円 | 813万円 | 9万6千円 |
注文住宅の相場【近畿】
三重県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
41歳 | 608万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,232万円 | 685万 | 9万4千円 | |
滋賀県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 570万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,246万円 | 699万円 | 8万9千円 | |
京都府 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 576万円 | 36坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,981万円 | 530万円 | 8万9千円 | |
大阪府 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
44歳 | 637万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,499万円 | 795万円 | 10万1千円 | |
兵庫県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 588万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,196万円 | 743万円 | 9万1千円 | |
奈良県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 575万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,256万円 | 754万円 | 9万2千円 | |
和歌山県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 500万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,166万円 | 743万円 | 8万6千円 |
注文住宅の相場【中国】
鳥取県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
40歳 | 571万円 | 37坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,649万円 | 500万 | 7万5千円 | |
島根県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 574万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,313万円 | 563万円 | 9万7千円 | |
岡山県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
40歳 | 570万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,214万円 | 625万円 | 9万1千円 | |
広島県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 599万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,129万円 | 682万円 | 8万9千円 | |
山口県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 562万円 | 37坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,068万円 | 587万円 | 8万7千円 |
注文住宅の相場【四国】
徳島県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
41歳 | 581万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,055万円 | 618万 | 8万9千円 | |
香川県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
39歳 | 566万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,087万円 | 731万円 | 5万5千円 | |
愛媛県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 543万円 | 37坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,871万円 | 477万円 | 8万8千円 | |
高知県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 640万円 | 37坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,925万円 | 609万円 | 8万5千円 |
注文住宅の相場【九州・沖縄】
福岡県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
---|---|---|---|
43歳 | 562万円 | 40坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,076万円 | 555万 | 8万7千円 | |
佐賀県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
45歳 | 594万円 | 41坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,163万円 | 567万円 | 9万1千円 | |
長崎県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 532万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,909万円 | 475万円 | 8万5千円 | |
熊本県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 559万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,952万円 | 497万円 | 8万7千円 | |
大分県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
42歳 | 580万円 | 39坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,995万円 | 430万円 | 9万2千円 | |
宮崎県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
43歳 | 501万円 | 36坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,652万円 | 238万円 | 7万7千円 | |
鹿児島県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
41歳 | 544万円 | 36坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
2,815万円 | 445万円 | 8万4千円 | |
沖縄県 | 年齢 | 世帯年収 | 住宅面積 |
40歳 | 590万円 | 38坪 | |
総費用 | 頭金 | 月の支払い | |
3,099万円 | 557万円 | 9万3千円 |
住宅金融支援機構 集計データより
都道府県別で一覧にしてみると地域ごとにだいぶ差が出ますね。家を建てたい地域のデータを確認してみて、自分の年齢や頭金と照らし合わせてみましょう。
注文住宅の最安値は?
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家を建てるなら何県?安くておすすめの穴場を紹介
- 「家を建てるなら何県がいいのかな?」
- 「家を建てるのに安くて良い穴場がないかな?」
注文住宅を建てるにあたって、上記のような悩みを抱えている人はいませんか。家を建てるのですから、エリアにこだわりたい気持ちもわかります。最近は、在宅で行える仕事も増えてきました。現役でバリバリ働いている人でも、首都圏から離れられる時代です。
しかし簡単に決めることはできません。
ココがポイント
- 家を建てるなら何県?と悩んだときに知っておきたい情報
- 家を建てるのに安くておすすめの穴場
- 家を建てる都道府県の選び方
家を建てるエリアで悩まれている人は、参考にしてください。
家を建てるなら何県?と悩んだときに知っておきたい情報
「家を建てるなら何県?」という質問を受け、真剣に悩んだことはありますか。人によって住む場所に求めるものは違います。まずは、「家を建てるなら何県?」と問われ悩んだときに知っておくべき情報を確認しておきましょう。
土地が安いのは何県?
「家を建てるなら何県?」を真剣に考えたとき、やはり費用の問題は重要です。「できるだけ安く建てたい」と考えている人は、土地の購入代金を抑えたいことでしょう。土地の価格は都道府県ごとにだいぶ違います。都道府県の安い坪単価平均ランキングベスト10は次のとおりです。
安い坪単価平均ランキング
1位:秋田県:5万3千円
2位:青森県:6万5千円
3位:島根県:7万8千円
4位:鳥取県:7万9千円
5位:山形県:8万1千円
6位:山梨県:8万7千円
7位:佐賀県:8万9千円
8位:福島県:9万円
9位:岩手県:9万5千円
10位:山口県:9万7千円
上記は2023年2月現在の情報です。土地の価格は変動するので注意をしてください。また、都道府県の平均なので、エリアによって土地の価格はだいぶ異なります。例えば土地の価格で一番高いのは東京都の343万8千円です。東京都の中でも中央区が最も高く1761万円の坪単価を付けています。逆に同じ東京でも、多摩地域の桧原村は6万4千円です。
人口が多く、比較的多くの人に好まれるエリアは同じ都道府県内でも高くなるので注意をしましょう。上記はあくまでも平均値です。ただ、上記の都道府県は、全体的に土地が安いことは伝わってきます。上記の県でも比較的人口が集中しているエリアならば不便はありません。
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建築費用が安いのは何県?
建築費用も都道府県ごとに差が出ます。2021年度にフラット35を利用した人の集計調査結果では、東京都の4,285万円が最も高額です。東京都の次に高額な建築費用は奈良県の4,003万円でした。建築費用で4,000万円を超えた都道府県は2カ所だけです。
では都道府県の安い建築費用ランキングベスト10を紹介します。
安い建築費用ランキング
1位:鹿児島県:2,909万円
2位:鳥取県:3,036万円
3位:山梨県:3,077万円
4位:秋田県:3,114万円
5位:宮崎県:3,137万円
6位:高知県:3,162万円
7位:愛媛県:3,182万円
8位:徳島県:3,194万円
9位:青森県:3,195万円
10位:岩手県:3,251万円
「とにかく安く建てたい!」と考えるのならば、土地の坪単価でもベスト10入りした「秋田県」「山梨県」「鳥取県」「青森県」「岩手県」がおすすめです。土地と建物を合わせ安く注文住宅を建てられます。
しかし移住先を選ぶのに「ただ安いだけ」の条件では選べません。価格のランキングは参考資料として活用をしましょう。
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自然が多いのは何県?
「家を建てるなら自然の多い都道府県がいい」と考える人も多くいることでしょう。しかし山や森林に家を建てるのは難しいです。自然の多さを比較するなら自然公園の面積で比較をしましょう。環境統計集(平成29年版)の都道府県別自然公園面積から、自然公園の割合ベスト10を紹介します。
自然公園の割合ランキング
1位:滋賀県:37.3%
2位:東京都:36.4%
3位:沖縄県:35.7%
4位:三重県:35%
5位:埼玉県:32.8%
6尾:富山県:29.6%
7位:大分県:27.5%
8位:山梨県:27.1%
9位:新潟県:25.2%
10位:宮城県:23.5%
自然に触れ合う場所が多ければ、体と心に良い影響を与えてくれます。自然公園は四季を楽しみながら休養し、レクリエーションを行える場です。老後に家を建てるのならば、散歩などもできる自然公園の近くをおすすめします。
災害リスクが多いのは何県?
やはり家を建てるのならば災害リスクが気になります。地震や洪水など、さまざまな災害から家族を守らなければいけません。できれば災害リスクの低い都道府県に住みたいものです。ここでは2018年に週刊アサヒ芸能が算出したランキングベスト10を紹介します。
災害リスクの低い
1位:滋賀県
2位:佐賀県
3位:香川県
4位:徳島県
5位:富山県
6位:長崎県
7位:福井県
8位:鳥取県
9位:石川県
10位:高知県
上位だから必ず大丈夫というわけではありません。総合的にリスクが低い都道府県が紹介されています。活断層はどこの都道府県にも存在するので、絶対に安心とは言い切れません。熱中症や豪雪、火山灰による地層の土砂災害や豪雨などの資料が、算出に利用されています。
財政力が高いのは何県?
都道府県の財政力を気にしたことはありますか?財政力が高ければ住民へのサービスが向上します。逆に財政力が低ければ、ない袖は振れません。サービスが他の都道府県より低い可能性があります。財政力の高い都道府県ベスト10を確認しておきましょう。
財政力の高い都道府県
1位:東京都
2位:愛知県
3位:神奈川県
4位:大阪府
5位:千葉県
6位:埼玉県
7位:静岡県
8位:栃木県
9位:茨城県
10位:福岡県
日本でも財政破綻した自治体があります。将来に不安を抱える都道府県で建てるのはリスクが高いかもしれません。移住先を決める際は、財政力の高さも確認しておくべきです。
家を建てるのに安くておすすめの穴場を紹介
家を建てるのに安くておすすめの穴場を紹介します。
安くておすすめ穴場①長野県
長野県は、移住支援制度を実施している都道府県です。子育てに関する給付金などの支援もよく、移住先として人気が高まっています。歓迎ムードの高いエリアは、家を建てる場所としておすすめです。
長野県のデータ
- 土地の坪単価:10万8千円
- 平均建築費:3,639万円
- 災害リスクランキング:33位
- 財政力:21位
長野県は、土砂災害や洪水などにより災害リスクが若干低いですが財政力は真ん中ぐらいです。土地の坪単価も安く、費用を抑えて家を建てられます。ただ平均建築費は高めです。また長野県の魅力は東京駅までの近さも上げられます。長野駅を利用すれば最速80分で東京駅に到着する近さです。北陸新幹線の利便性が長野県に建てる魅力を高めています。
安くておすすめ穴場②山梨県
山梨県は移住先ランキングで常に上位を獲得している都道府県です。富士山や富士五湖といった自然に囲まれています。おいしいフルーツも多く、年間を通していろいろと楽しめるエリアです。
山梨県のデータ
- 土地の坪単価:8万7千円
- 平均建築費:3,077万円
- 災害リスクランキング:11位
- 財政力:30位
土地の坪単価と建築費が比較的安いのが魅力です。災害リスクランキングも上位で魅力的ですが、財政力が少し気になります。
しかし東京都と隣接している都道府県なので、都心へのアクセスは問題ありません。高速道路を利用すれば1時間程度で首都圏へ入れます。特急列車に乗れば1時間30分程度で東京に到着するエリアです。現役で働いている人も移住を考えられます。
安くておすすめ穴場③秋田県
北海道に住みたいと考えている人には、穴場の秋田県はいかがでしょうか。秋田県は、北海道よりも土地の坪単価と平均建築費が安い都道府県です。多くの自然が秋田県には残っています。
秋田県のデータ
- 土地の坪単価:5万3千円
- 平均建築費:3,114万円
- 災害リスクランキング:17位
- 財政力:44位
災害リスクランキングは17位なので、なかなか高いです。ただ財政力は少々気になります。しかし秋田県は四季折々に変化する景観が魅力の都道府県です。田園風景を見るとほっとします。お祭りや伝統文化など、住む人の近さも魅力のひとつです。
家を建てる都道府県の選び方
最後に家を建てる都道府県の選び方を紹介します。周囲におすすめと言われても、そのエリアが合っているかは自分自身です。選ぶときの参考に活用してください。
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実家に近い場所
「遠くの親類より近くの他人」とよく言いますが、すべての人に当てはまる言葉ではありません。親や兄弟の近くにいることで、頼れる状況もあります。逆に頼られるかもしれません。生まれ育った実家の近くに家を建てる必要性を悩まれている人は、判断材料に入れましょう。
距離感は人によってまちまちです。交通網の発達により、大抵のエリアは日帰りが可能となりました。しかし万が一の際に何時間もかけて実家に行くのでは、対応が遅れるかもしれません。
実家が今も存在している人ならば、家を建てるエリアの検討に入れることをおすすめします。建ててから後悔するかもしれません。
気候を考える
生まれ育った気候を考えてエリアを検討するのも大切です。今まで豪雪を経験したことのない人が、北国へのあこがれだけで建てる場所を決めてはいけません。子供のころから慣れている人なら対応力が備わっていますが、年をとってからではきついです。
台風や雷も都道府県によって異なります。大人でも雷が苦手な人はいるはずです。日本の南に行くと、雷で家が揺れるといった体験をした人もいます。頻繁に発生するわけではありませんが、台風の上陸が多いのは事実です。
生れた時からの環境ならば慣れています。しかし大人になってから気候に合わせるのは大変な作業です。ストレスをため込むと病気になるかもしれません。東京都で暮らしていた人が移住先を検討する場合は注意をしましょう。
仕事への影響
最近は在宅ワークが増えてきましたが、現在の住まいから遠方に家を建てることで仕事への影響がでないかを考えておきましょう。月に1度程度の出勤で、あとは在宅といった働き方をする人もいます。「月に1回だから片道2時間程度でも大丈夫」と考えた結果、3カ月で後悔をした人もいるようです。
また、パートを探したが見つからなかったという後悔も見られました。引っ越す前は事務職で働いていた人が、仕事先が見つからず困ったといった内容です。仕方なくクラウドソーシングで働き始めたそうですが、収入が安く不安定で困ると言った口コミでした。
建てるエリアを土地の安さだけで選ぶと仕事で後悔をするかもしれません。「どうにかなるでしょ」と安易に考える人も多いので注意をしましょう。
家を建てる前にお試しで住んでみる
家を建てて住み始めたら、後戻りできない人がほとんどです。もし地方への移住を考えているのならば、希望するエリアの自治体で移住体験を実施していないか確認をしてみましょう。最近は住む人が後悔をしないよう移住体験を実施する自治体が増えました。
地方への移住をした結果、後悔をした人の主な口コミは次のとおりです。
後悔をした人の主な口コミ
- 自治会や消防団など、今までなかったことが多い
- 参加を求められるイベントが億劫
- 距離感が近くて良かったのですが、明らかに「余計なお世話」と呼べる出来事が多い
- 虫がこんなに多いとは思わなかった
- 隣の子どもが無断で庭に入り込んでくるが注意できずイライラする
「郷に入れば郷に従え」といった言葉があります。移住先の常識が、今までの価値観を覆すかもしれません。覆された価値観に、気持ちが追いつかずストレスをためる人もいます。
「でも数日の移住体験ぐらいじゃわからないでしょ」と思われるかもしれませんが、体験をしないよりはマシです。後悔した人の口コミを知りながら体験をしましょう。良いところだけでなく、悪いところも平等に判断できるようにしておくことが大切です。
希望の県を見つけたら、まずは移住体験をしてみましょう。いきなり建てると苦労をするかもしれません。
まとめ
「家を建てるなら何県がいい!」とハッキリ言うことはできません。住む土地に何を求めるかは個人差があります。都心でしか暮らしたことのない人が、急に地方で家を建てるとストレスがたまるかもしれません。その土地の暮らしに慣れる前に体を壊します。
まずはどのような希望があるかを考えてみましょう。自給自足の生活や災害リスクなど、どのような暮らしを求めているか家族で話し合います。「何県で建てよう」と悩む人は、子供の学区や仕事がある程度落ち着いた年代です。もしくは、これから子育てを開始する世代かもしれません。
今回は安くておすすめの穴場を紹介しましたが、個人のライフスタイルに合った都道府県を選ぶことが大切です。