注文住宅でオリジナルの家を建てたいけど予算が...と費用面で悩んでいる方が結構います。年収が低い、頭金がないと言う場合でもローンの審査さえ通れば家を建てることは可能です。少しでも注文住宅に興味がある方は、カタログだけでももらってみるといいでしょう。
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カタログ請求して、気に入った業者が見つかったら、その業者に見積もり請求をします。ここでアドバイスをしておくと
- 見積もりに満足できなくても値引きしない
- 見積もりに満足してもその業者で決定しない
ということです。むやみに値引きして後悔したと言う方を何人も知っています。そして、見積もりは1社だけではなく複数社からもらうようにしましょう。




このページでは、値引き交渉は危険という話から正しい費用の抑え方をご紹介します。
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注文住宅の見積もり費用は予算オーバーだったら
見積もりをもらったけど建築費用が予算オーバーというケースはよくある話です。予算オーバーになってしまった場合、以下の選択肢があります。
- 注文住宅を諦める
- 予算をあげる
- 依頼する業者を変更する
- 値引き交渉する
恐らく、上記の4つのいづれかの選択をすることになります。
注文住宅で家を建てることを諦める
まず、注文住宅を諦める選択をするパターンです。予算の関係で注文住宅を諦め新築マンションを選ぶ方も多いと思います。マンションの場合、注文住宅よりも安い金額で購入可能ですし、飽きたら人に貸し出すこともできます。
予算をあげる
次に予算を上げるという選択です。言ってしまえばお金を積めば積んだだけいい家が建ちます。ただ、組めるローンの金額や頭金の額はなかなか増やせませんので、時期をずらして計画を立て直すしかありません。ローン+親にお金を借りるなどして、家を建てる方もいますが、生活がカツカツになってしまう恐れもあります。
依頼する業者を変更する
依頼する業者によって見積もり金額に200万近く差が出たという例もあります。最初から1社に絞らず複数の業者から見積もりをもらうことは重要です。1社に絞って見積もりを行った方は、同じ要望で複数業者に見積もり依頼を出して見ましょう。
値引き交渉をする
どうしてもこの業者に頼みたい、このハウスメーカーで家を建てたいという方は値引き交渉をするという選択もあります。値引き交渉も費用を抑える一つの方法ですが、値引き方法を間違えると家づくりに失敗してしまう恐れがあります。どうしても値引きをしたいという方は、後ほど紹介する正しい値引き方法を頭に入れておきましょう。




値引きで費用は安くなったけど...
実は注文住宅の値引きは結構簡単にできます。しかし、むやみに値引きし過ぎると家づくりの失敗リスクが高くなります。私の知人で値引きして費用は抑えられたけど、肝心な家に満足がいっていないと不満を嘆いていました。住宅は30年以上その場所に住むことになりますし、ストレスなく快適な場所でなくてはなりません。
値引きすることになったら、値引きできる理由を営業マンに聞いてみるといいでしょう。人件費、材料費、設備費...など削れる部分はたくさんありますが、費用を削る=家のクオリティが下がることはほぼ間違い無いのです。例えば人件費を削れば通常10日前後かかる作業を8日で完了させようと質よりもスピード重視の作業になることは間違いないのです。
間取り、設計図のお話でもご紹介していますが、質を下げた結果、間取りが気に入らない、音が漏れるなどの問題が起きるリスクが高くなるのです。そのような、リスクを考え、ストレスなく快適な空間で生活したいと考えると、予算が出てしまっても満足できる住宅を建てた方が賢いのです。


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むやみな値引きは危険です
むやみな値引きをした結果、家づくりに失敗してしまったケースをいくつかご紹介します。値引きして予算を抑えようとお考えの方は、以下のような失敗をしないようにご注意を!
耐久性や安全性に関係する部分は値引きしない
家そのものを守る部分の耐久性や安全性にかかる費用は削らない方がいいです。地震などの災害時に壊れやすくなってしまい高額な修理費を支払う羽目になってしまいます。特に、地盤や建物の基礎の部分は妥協はしない方がいいでしょう。
健康に影響が出そうな部分は値引きしない
断熱性、気密性、計画換気など人体に影響が出そうな部分は妥協してはいけません。断熱性を妥協してコストを抑えても、冬場の寒さで風邪を引いてしまったら病院代の方が高くついてしまいます。健康は大事ですよ。
生活が不便になりそうな部分は値引きしない
「廊下を狭くした」「収納を減らした」結果、生活しにくい家になってしまった。生活に影響が出る部分は妥協しないようにしましょう。せっかく注文住宅で自分オリジナルの家を建てるのですから、生活に影響が出るような家なら建てない方がいいです。
正しく値引き、費用を削る方法
値引き交渉をしなくても、正しい方法で費用を抑える方法があります。見積もりについて紹介した記事でも書いていますが、複数業者に要望を伝え見積もり+プランを比較することです。最初から1社に絞って業者を選んでしまう方もいますが実はかなり危険です。
家づくりで一番重要なのは業者選びです。業者選びにはたっぷり時間をかけましょうね。複数の業者から見積もり・プランをもらうと....
同じ要望を伝えても見積もり金額にこれだけ差が出ます。そして、それぞれの業者の強みがわかります。できる限り多くの業者から見積もり・プランをもらうことで、あなたの理想の家を実現できそうな業者が見つかりやすくなります。
例えば、B社とC社を比較するとC社の方が500万円安いです。C社のプランを気に入った場合、結果500万浮いた感覚になります。
費用を削る為の5つのポイント
1:狭くする
まずは単純な話です。家の広さ(坪面積)を狭くなれば、その分価格は抑えられます。寝室やリビングを気持ち狭くして節約している方が多いようです。生活が不便になるようなサイズダウンは絶対にNGです。
2:家の形をシンプルに
建物はシンプルなほうが建築費用が安くなります。凸凹な形をした部屋だと特殊な方法での施工が必要となる為、プランニングの段階ではシンプルな形を心がけましょう。どうしても凸凹な家を実現したいという方は通常よりも費用がかかるという点だけ認識しておいてください。
3:設備を見直そう
キッチン、バス、洗面室、トイレなどの住宅設備を見直しましょう。モデルルーム、住宅展示会で使われている設備はどれも新製品であることが多く、どうしても新しいものに惹かれてしまいがちです。型落ち設備でも、基本性能がしっかりしている設備であれば全然利用可能です。安すぎも注意ですので、専門家に相談して選ぶようにしましょう。
4:水回りを集約する
水回りの工事は、通常の居室に比べ手間がかかります。施工に必要な材料が特殊かつ多岐にわたることもあり、材料費や人件費も嵩みます。複数の箇所に分散して水回りが配置されるとその分建築コストが発生します。極力一箇所もしくはまとめて配置することで、コストを削減できます。
5:壁・天井・床の素材変更
壁、天井、床は施工面積が非常に大きい施工箇所です。壁、天井、床のグレードを1〜2段階落とすことで大きなコスト削減ができるそうです。グレードを落とすといっても見た目やさわり心地にはほとんど影響はありません。ただ、グレードの落とし過ぎには注意です。