ハウスメーカーを選ぶときに気になるのが標準装備です。標準装備が充実しているハウスメーカーを選ぶと、オプション仕様に悩まないで済みます。
オプション仕様を選ばないで済めば、予算オーバーが防ぎやすくになるので便利です。セキスイハイムで悩まれている人は標準装備について確認をしておきましょう。
そこで今回は「セキスイハイムの標準装備は?」仕様をどこよりもわかりやすく解説します。セキスイハイムの人気商品パルフェの標準装備を参考にしてください。
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セキスイハイムの標準装備①構造
画像参照:セキスイハイム公式サイト
セキスイハイムのパルフェは鉄骨造です。構造にはセキスイハイムの強さの鍵を握るボックスラーメン構造体が標準装備されています。標準仕様のみで最高等級の耐震性能をクリアすることが可能です。ボックスラーメン構造体の強さの理由を紹介します。
特徴
- 「天井梁」「柱材」「床小梁」「床梁」は、粘り強く高い復元力を持つ鉄鋼素材を標準装備
- コンピューター管理のスポット溶接により、重要な柱と梁を剛接合することで一体化させる
- 高強度ユニットを上下左右に組み上げ、ハイテンションボルトで強力に緊結
セキスイハイムのラーメンボックス構造は、柱と梁を溶接によって接合します。強力に一体化された構造が、強い揺れエネルギーを受けても安定する仕組みです。材料と接合強度を上げることで、強靭な住まいを標準装備だけで実現します。
耐震性の強さは加振実験により証明されました。2階建てのパルフェを利用し250回以上の加振実験を行った結果、構造体に異常がないことを確認されています。
しかも、標準装備のボックスラーメン構造のメリットは耐震性だけではありません。
ココがポイント
- オープン大空間の実現
- 可変性能
ボックスラーメン構造は、ユニットの4本の柱で建物を支えます。壁や筋交いを最小限に抑えられることから大空間が標準装備で実現するのです。壁に頼らない構造だからこそ、大空間をベースに自由な間取りを提案できます。
ボックスラーメン構造は、増改築の変更が柔軟にできます。費用を抑えつつ成長に合わせて間取りを変更できるのは、ボックスラーメン構造のメリットです。部屋やエレベーターの追加であっても費用を抑えられます。
セキスイハイムのパルフェは、強靭で提案に柔軟な構造体が標準装備されているのです。
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セキスイハイムの標準装備②基礎
画像参照:セキスイハイム公式サイト
セキスイハイムのパルフェの基礎はベタ基礎を標準装備にしています。建物を面全体で支えてくれる強度と耐久性に優れた基礎が、強固な構造体を守るのです。
基礎には、16mmもしくは20mmのアンガーボルトを標準で仕様しています。建物と強度のある基礎をアンガーボルトが緊結するのです。建物が受けた大きな揺れエネルギーをスムーズにベタ基礎へ伝えます。基礎と地盤に伝わることで、揺れに強い住まいが実現するのです。
地盤への負荷が大きくなる布基礎よりも、現在はベタ基礎が主流となっています。強度と耐久性に優れたベタ基礎が標準装備なので安心です。
セキスイハイムの標準装備③断熱
セキスイハイムのパルフェは標準装備だけで優れた断熱性能を発揮します。高い断熱性能の理由は次のとおりです。
特徴
- 工場生産による精密施工
- 基礎断熱が標準仕様
- 主な断熱材にグラスウールを標準仕様
セキスイハイムと言えば、ユニットごとに施工する工場生産です。現場で作業をせず、環境の良い工場で断熱材を設置するからこそ、ズレることなく隅々まで取り付けられます。施工後も工場内で厳しいチェックを行う体制です。断熱性能を損なわない工夫が施されています。
基礎断熱とは、床下空間を室内のひとつと考えた施工です。基礎のコンクリートを断熱材で覆うことで外気を遮断します。床下の温度を安定させることで、床下からの冷たい外気を抑える断熱方法です。セキスイハイムででは、基礎断熱工法が標準仕様とされています。
断熱材に採用されているのは主にグラスウールです。
- 外壁:100mm厚のグラスウールを標準仕様
- 天井:140mm厚のグラスウールを標準仕様
- 基礎:ポリスチレンフォーム(基礎床部分:110mm厚、立ち上がり40mm厚)を標準仕様
グラスウールは断熱性の高い無機繊維系の断熱材です。「燃えにくい」「経年劣化が少ない」「体に優しい素材」として多くのハウスメーカーに採用されています。デメリットは隙間なく施工するのが難しいこと、下手な作業をされると断熱性が下がるのです。
しかし、セキスイハイムは先ほど伝えたとおり工場内で施工を行います。難しいグラスウールでも落ち着いた環境で施工されるので、下手な作業をされる心配がありません。
セキスイハイムのパルフェは、標準装備だけで高い断熱性を有しています。次に解説する窓の標準装備も断熱瀬能を上げる仕様です。
セキスイハイムの標準装備④窓
画像参照:セキスイハイム公式サイト
セキスイハイムは、窓の標準装備も充実しています。断熱性と遮音性に優れた窓です。
- ハイカットペアガラス
- アルミ樹脂複合サッシ
ハイカットペアガラスは日射、紫外線の反射率に優れています。断熱性能を維持できる窓です。また、サッシにアルミ樹脂複合サッシを標準装備させることで、外気の伝導率を抑えます。防音と断熱性に優れた窓が標準装備です。
ただ、さらなる防音や断熱性を求めるのならば、オプション仕様になりますがトリプルガラスが用意されています。樹脂サッシと合わせることで性能が上がるのは間違いありませんが、価格も同時に上がるので注意をしましょう。
セキスイハイムの標準装備⑤外壁
画像参照:セキスイハイム公式サイト
セキスイハイムの外壁は、レリーフ外壁が標準装備されています。レリーフ外壁はセキスイハイムが開発したオリジナル外壁です。次の3種類が標準仕様で用意されています。
- アシュレーレリーフ:大きな石を積み上げたようなデザイン
- Gレリーフ:繊細な凹凸パターンが変化に富んだ表情を見せてくれるデザイン
- クレイッシュレリーフ:日本の伝統的な街並みに合う飽きの来ないデザイン
レリーフ外壁はSFCボードを利用した外壁です。SFCボードは、木の繊維と熱硬化型セメントを混ぜプレスにより加熱圧縮され造られます。コンクリートの堅さと、木のしなやかさを備えた外壁です。耐火性と防水性に優れています。
再塗装は20年と言われており、一般的に採用されているサイディング外壁よりも長いです。多くのハウスメーカーが標準装備として採用をしているサイディングよりも高性能な外壁が標準仕様となっています。
ただしタイルの耐久性に比較をすると若干見劣りするのも事実です。セキスイハイムでは、雨で汚れを落とす磁器タイルがオプション仕様として用意されています。タイルの採用を求めている人は検討が必要です。
セキスイハイムの標準装備⑥屋根
画像参照:セキスイハイム公式サイト
セキスイハイムのパルフェの屋根は、サビや雨風に強いステンレス素材を標準装備としています。ステンレス素材の屋根のメリットは次のとおりです。
ココがメリット
- サビに強い
- 軽量
- 長い耐用年数
ステンレス素材は基本的にサビに強いです。他の金属素材と比較をしても格段にサビに強い特徴をもっています。海の近くで家を建てる際に重宝する屋根材です。
また軽量な素材なので、住まいの耐震性が高まります。上の比重を軽くすることで、建物にかかる負担を軽減するのです。
さらに耐用年数が長いというメリットもあります。一般的な環境では50年以上は大丈夫と言われていますが、20年ごとの点検や塗装が必要です。
屋根庇にはメンテンス周期の長いアルミ素材が標準装備されています。雨風に強く、長い期間美しさを維持するのが特徴です。
セキスイハイムの屋根材はメンテンスコストを軽減する素材が標準装備されています。メンテンスの手間が省けるのが嬉しいです。
セキスイハイムの標準装備⑦キッチン
キッチンはセキスイハイム仕様が標準装備されています。大手メーカーのキッチンをセキスイハイム使用に変更したキッチンです。次のメーカーの商品を採用しています。
- タカラスタンダード
- LIXIL
- パナソニック
- クリナップ
どこも知名度の高いメーカーばかりです。上記のメーカーのキッチンをセキスイハイム仕様に変更しました。
機能が足りないと思えばオプション仕様で水栓センサーなどの追加も可能です。セキスイハイム仕様で満足ができない人は、純正のメーカー仕様を選ぶこともできますがオプション仕様になるので注意をしましょう。
キッチンでオプション仕様を選択するとメーカーによっては100万円以上の請求になるかもしれません。キッチンのオプション仕様には十分注意をしてください。
セキスイハイムの標準装備⑧トイレ
セキスイハイムのトイレは、TOTOの商品を標準装備しています。デザインと使いやすさに機能性を追求したセキスイハイムのオリジナルトイレが標準装備です。
TOTOの「フチなし形状」や「節水型」機能が採用されています。ウォッシュレットもいろいろと用意されていますが、オプション仕様もあるので注意をしてください。周りの設備もオプション仕様と標準装備から選択できます。オプションばかり選ぶと高額になる仕様です。
セキスイハイムではトイレを2箇所設置する場合に限り、セキスイハイムのオリジナルトイレを1か所に必ず設置してくださいと依頼をされます。2つ目を設置する場合は、オプション仕様になりますが、次のメーカーから選択することも可能です。
- LIXIL
- パナソニック
トイレにこだわりたい人は、セキスイハイムのオリジナルトイレでは物足りないかもしれません。1つをオプション仕様にする人も多くいるようです。
セキスイハイムの標準装備⑨浴室
セキスイハイムの浴室はオリジナルが標準装備されています。3つのグレードが用意されていますが、標準仕様なのはスマートです。
- アドバンスS
- アドバンス
- スマート
上記の3種類から選択をしますが、スマート以外は追加料金がかかります。浴室にこだわりがある人には、スマートでは物足りないかもしれません。ただ、スマートにも棚やカウンターなど最低限の設備は備わっています。
また商品によって断れるケースもありますが、TOTOやLIXIL製品を導入することも可能です。ただし特殊工事扱いになり、オプション仕様が高額になるので注意をしましょう。
セキスイハイムの標準装備⑩アフターサポート
セキスイハイムは充実したアフターサポートが標準装備されているハウスメーカーです。次のアフターサポートが受けられます。
アフターサポート
- 60年間長期サポートシステム
- 最長30年の長期保証
- 24時間365日問い合わせを受け付ける体制
- オーナーズ保険の用意
セキスイハイムでは、引渡しから6カ月目、1年目、2年目と計3回の定期点検を実施しています。
2年間で3回の定期点検と、5年目以降は各5年に1度の間隔で、最長60年まで定期診断を無償で実施するハウスメーカーです。耐久性が高い住まいだからこそ、60年間無償で点検を行います。
また条件は付いていますが、最長で30年間の長期保証が付いているのも特徴です。
- 構造耐力上主要な部分
- 雨水の侵入を防止する部分
- 機能上影響のでる外壁(磁器タイル外壁のみ)
上記の項目に対し30年の長期保証が付いています。無償点検の実施、適切な補修とメンテナンスの条件を守ることで、30年の保証が受けられるのです。
さらに、緊急メンテナンスにも対応ができています。オーナー専用のWEBサイトから問い合わせをすることも可能です。急いでいる人は24時間365日、電話での受け付けもしています。新築時のデータが引き継がれているので対応もスムーズです。
住まいは大切な資産、セキスイハイムでは資産を守るためオーナーズ保険が用意されています。地震保険もセットになっている保険で、セキスイハイムグループが一括対応してくれる火災保険です。
セキスイハイムは充実のアフターサービスが標準装備されています。住み始めてからの安心が継続するハウスメーカーです。
まとめ
「セキスイハイムの標準装備は?」仕様をどこよりもわかりやすく解説しました。住まいの性能に関しては標準装備だけで十分に満足ができます。耐震性は申し分ありません。間取りの自由度や可変性、断熱性能も標準装備だけで満足です。
ただ設備に関してはオリジナルを多く採用しています。設備に詳しい人は、メーカー純正品に目移りするかもしれません。設備でオプション仕様を採用しだすと価格はいっきに上がります。
オリジナル設備だけでも十分満足できますが、キッチンやお風呂、トイレにこだわりを持ちたいと考えている人は注意をしてください。