ヤマト住建の標準仕様は？装備をどこよりもわかりやすく解説

ヤマト住建の標準装備が気になっている人はいませんか？ヤマト住建に依頼をするか迷われている人は、標準装備や仕様が気になることでしょう。ヤマト住建はコストを抑えつつも、大手ハウスメーカーに負けないぐらいの性能を有する住まいを建てるハウスメーカーです。

若干知名度が低いイメージですが、家づくりでは世界基準を目指しています。コストと性能の良さに定評のあるハウスメーカーです。ただし評判だけで契約をすると痛い目を見ます。ハウスメーカーをよく知るためには標準装備や仕様の確認が必要です。

そこで今回は、ヤマト住建の標準装備について解説をします。人気商品である「エネージュUW」の仕様をどこよりもわかりやすく解説するので参考にしてください。

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ヤマト住建の標準装備①耐震性

ヤマト住建の人気商品「エネージュUW」は、長寿命で高性能な世界基準の住宅普及を目指している商品です。国が推進するZEH基準も標準装備でクリアします。高性能にも関わらず坪単価が抑えられているのが特徴です。まずは耐震性の高さを仕様から確認していきましょう。

ヤマト住建の耐震性で注目すべきなのが次の3つです。

詳しく解説をしていきます。

強い揺れにも負けない耐震構造

ヤマト住建は、主に次の3つで耐震構造を高めています。

だいぶ前になりますが、ヤマト住建ではツーバイフォー仕様が標準でした。しかしカビなどの問題から木造軸組工法を標準装備に替えた過去があります。木造軸組み工法は、間取りの自由度が高く、ジメジメした梅雨の時期から建物を守る工法です。集成材の構造フレーム(ムク材の約1.5倍の強さ)で軸組を行います。

しかし構造フレームが強靭でも、接合部が弱ければ問題です。そこで標準装備にしたのが金物工法です。従来のように木材を削って組み合わせるのではありません。金物工法は、木材の断面欠損を抑えながら高い接合強度が得られます。仕口(木材を組み合わせるときの組手)と金物が強固に接合されることで、従来よりも格段に耐震性を向上させたのです。

木造軸組工法に金物工法を組み合わせることで強固になった軸組に、耐力壁(パネル)をプラスします。柱の間に強度の高いパネルが付くことで、強さが一段と増すのです。自然が発生させる外圧から建物を守ってくれます。

ヤマト住建のエネージュUWは、耐震性の高い構造が標準装備です。3つの組み合わせにより地震や台風に負けない構造を実現します。

揺れを抑える制震ダンパー

ヤマト住建のエネージュUWは、地震の揺れを制御してくれる制震ダンパーが標準装備されています。高い耐震構造と揺れを吸収する制震装置により、地震に強い家が建つのです。ヤマト住建が標準仕様するのは「evoltz(エヴォルツ)L220」。特徴は次のとおりです。

evoltzは、わずか1mmの揺れから吸収を行います。弱い揺れにも対応できる制震ダンパーです。耐久性も高く、使用環境温度の幅が広いのでどのエリアでも問題ありません。寒い地域でも機能が落ちることなく制震システムが発動します。

ヤマト住建は優れた仕様の制震ダンパーを最適配置することで、地震の脅威から家族を守るのです。制震システムはオプション仕様にするハウスメーカーが多い中、ヤマト住建のエネージュUWは標準装備として採用されています。

安定した面で支えてくれる基礎

ヤマト住建のエネージュUWは、鉄筋コンクリートベタ基礎が標準装備です。木造との相性が良いベタ基礎が、建物全体をどっしりと支えてくれます。鉄筋コンクリートベタ基礎の特徴は次のとおりです。

上記の特徴により、強い揺れエネルギーを地面に分散させます。またヤマト住建では、20年の地盤保証を付けることができます。安心が増すシステムです。
ヤマト住建のエネージュUWは、「耐震構造」「制震ダンパー」「ベタ基礎」の3つを標準装備させることで耐震性能を高めています。標準の仕様だけで災害に負けない家を建ててくれるハウスメーカーです。

ヤマト住建の標準装備②断熱性

ヤマト住建のエネージュUWのこだわりは、高い断熱性能で健康改善率をUPさせることです。断熱性能を向上させることで「健康改善」「省エネ」「快適」を実現します。エネージュUWの平均性能は「UA値：0.28」「C値：0.5」です。標準装備だけで実現します。

ヤマト住建の断熱性で注目すべきなのが次の4つです。

詳しく解説をします。

家全体を包み込む断熱工法

ヤマト住建のエネージュUWは、家全体を内側と外側からすっぽり包み込むダブル断熱工法を標準装備しています。外から入る夏の厳しい暑さや冬の寒さを遮断し、室内の快適な温度を逃がしません。ヤマト住建のエネージュUWは、窓や玄関などの開口部以外をダブル断熱工法により包み込みます。高い断熱性能が実現できる工法が標準装備で付いている商品です。

十分な厚さの断熱材仕様

工法だけではなく、断熱材の素材と厚さにもこだわりがあります。ヤマト住建のエネージュUWは、以下の断熱材が標準装備です。

硬質ウレタンフォームは、プラスチックフォーム(プラスチックの発泡体)の中で比較をした場合で、トップクラスの断熱性能を発揮する素材です。微細な気泡の中にガスを閉じ込めることで、熱伝導率を下げています。
ビーズ法ポリスチレンフォームは、発泡プラスチック系の断熱材です。発泡させて作ることから、金型形状を変えるだけで様々な形状の断熱材が作成できます。内外ダブル断熱なので、素材の厚さも十分です。

またヤマト住建では、すべての目地部を気密テープで処理します。熱損失を抑える仕様です。

性能の高い窓が標準装備

ヤマト住建のエネージュUWは、国内最高水準の樹脂サッシ「トリプルシャノンⅡ」が標準装備されています。断熱材で囲むことのできない開口部は、熱の流出原因のひとつです。ヤマト住建は、最高水準の設備を標準仕様とすることで、断熱性能を上げています。
トリプルシャノンⅡの特徴は次のとおりです。

熱伝導率の低い樹脂製を採用することで、外の温度の影響を受けにくくしています。3枚のガラスの間に封入されたアルゴンガスが夏のきつい太陽光を遮断、冬の寒さや結露も防ぐ仕様です。騒音を抑える防音機能にも期待ができます。

樹脂サッシ付きトリプルガラスはオプション仕様にするハウスメーカーが多いです。ほとんどのローコストハウスメーカーが、ペアガラスの複合サッシを標準装備にしています。断熱性能にこだわるエネージュUWならではの標準仕様です。

家族の健康を守る優れた換気システム

「工法」「断熱材」「窓」で実現した高気密高断熱の環境を、維持する設備の存在も大切です。ヤマト住建のクラージュUWは、換気性能についても高性能な設備を標準装備しました。クラージュUWは、気密性能を最大限に活かす第一種熱交換気システムを採用しています。

第一種熱交換気は、排気と吸気の両方を機械動力で行うので、最も確実な換気方法です。第一種熱交換気システムを採用するメリットを紹介します。

第一種熱交換換気は機械動力なので電気代を気にする人もいますが、ヤマト住建の第一種熱交換気システムはECO運転を搭載しています。室内と外の温度差が少ないときは排気量を絞ることで、電気量が抑えられる仕組みです。

また、熱交換をするのでエアコンの利用が抑えられます。第一種熱交換気システムを採用したらエアコンの温度調整や利用頻度が抑えられ、電気量が減るのもポイントです。電気代が大きく増えることなく上記のメリットが得られます。湿気コントロールは家の耐久性を維持するためにも必要な機能です。

ヤマト住建のクラージュUWは、標準装備だけで断熱性能の高い住まいを実現します。採用された多くの仕様が心地良い住まいにしてくれるのです。

ヤマト住建の標準装備③水回り設備

ヤマト住建は、水回りに3つのグレードを用意しています。グレードを変更することで設備の標準装備が変わるので注意をしましょう。

水回りの設備は「トイレ」「洗面台」「キッチン」「お風呂」の4箇所です。ハイグレードを基本にした場合でも、例えば「トイレだけスタンダード」といった選択もできます。状況にもよりますが、グレードが下がるので本体価格が安くなることでしょう。また逆に価格は上がりますが、ひとつの設備だけをグレードアップさせることも可能です。ヤマト住建は、いろいろと選べる標準装備を用意しています。

トイレ

ヤマト住建はトイレの標準装備に次の2つのメーカーを用意しています。

スタンダードの仕様は便座一体温水洗浄便座です。ミドル以上の仕様はタンク便座一体温水洗浄便座が採用されています。便座一体温水洗浄便座には、脱臭機能や便座に座ることで少量の水が流れる予洗い機能などが付いていません。こだわるのならばミドル以上のグレードが必要です。

洗面台

ヤマト住建は洗面台の標準装備に次の4つのメーカーを用意しています。

グレードを上げると機能や収納力が変わります。大きさも「750mm」「900mm」「1000mm」と広くなっていくので、間取りとの兼ね合いが必要です。

キッチン

ヤマト住建はトイレの標準装備に次の4つのメーカーを用意しています。

機能はメーカーによってことなります。スタンダードを選んだ場合は食洗器が標準装備されません。食洗器が標準装備されるのはスタンダード以上です。ハイグレードを選ぶとペニンシュラ型キッチンなども選択できます。

お風呂

ヤマト住建は、お風呂の標準装備に次の4つのメーカーを用意しています。

スタンダードはシンプルなお風呂といったイメージです。グレードを上げると乾燥機能や断熱機能がついてきます。
お風呂はメーカーによって特徴が違うことから悩みどころです。水回りの設備すべてに言えますがメーカーを選ぶときは展示場に行き、実際に見学をしてから検討しましょう。失敗をしないためのコツです。

ヤマト住建の標準装備④アフターサービス

ヤマト住建のクラージュUWは、充実したアフターサービスが標準装備で付いています。主な内容は次のとおりです。

ヤマト住建は、構造部分と防水に関しての初期保証に20年を用意しています。多くのハウスメーカーは初期保証10年です。10年目に有償メンテナンスをすることで延長をします。しかしヤマト住建ならば有償メンテナンスが不要です。有償メンテナンスを施さなくとも20年の保証が付いています。

住宅設備保証も安心の10年です。トラブルの際の相談受付も随時行っています。住んだ後も安心して暮らせる仕様です。

ヤマト住建の標準装備まとめ

ヤマト住建の標準装備は？仕様をどこよりもわかりやすく解説しました。ヤマト住建のクラージュUWは、高性能の住まいです。標準装備だけで、高い耐震性と断熱性が備わった住まいを建ててくれます。

しかも大手よりも坪単価が安いのが特徴です。目安ですが、クラージュUWの坪単価は60万円程度となっています。オプション仕様を使わずとも高性能な住まいが建てられるので、本体価格が急激に上がる心配もありません。

ヤマト住建は、さらにリーズナブルな商品も用意しています。気になる人は一度相談してみましょう。おすすめのハウスメーカーです。