レオハウスの標準装備が気になっている人はいませんか?レオハウスは顧客満足度が高く、コストパフォーマンスに優れたハウスメーカーとして有名です。しかし評判だけで依頼をするわけにはいきません。依頼をするならば標準装備や仕様を確認しておくべきです。
耐震性や自由度が高いといった口コミをよくみかけますが、実はオプション仕様によるものだったとしたら坪単価が上がります。レオハウスを検討されているのならば、標準装備やオプション仕様を確認しておきましょう。
そこで今回は「レオハウスの標準装備は?」仕様をどこよりもわかりやすく解説します。レオハウスの大人気商品Cocrea(コクレア)の標準装備を解説するので参考にしてください。
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標準装備①耐震と制震
レオハウスの商品の中で、最も人気が高いCocrea(コクレア)は耐震と制震が標準装備されています。耐震構造はどのハウスメーカーでも標準仕様にしていますが、制震はオプションにするのが一般的です。レオハウスでは、Cocrea(コクレア)とriccaの2商品に対し制震システムを標準装備させています。
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レオハウスCocrea(コクレア)の耐震仕様
レオハウスは「構造の強さに自信がある!」と自ら公表するハウスメーカーです。主に次の2つの技術で耐震構造を実現しています。
- 剛床工法
- 6面体構造
剛床工法は、構造用合板を厚くすることで歪みにくさを上げる工法です。震災クラスの揺れになると、従来の工法では躯体への損傷や床ズレの不安が生じます。構造用合板と大引の間に根太を挟む従来の工法を採用するハウスメーカーは少なくなりました。現在は、厚い構造用合板と梁を強固につなげることで水平方向の力を強くする剛床工法が一般的です。
6面体構造は、「壁」「床」「天井」の6面で躯体を支えます。強い揺れエネルギーを1カ所に集中させず、6面に分散させることで耐震性を上げる構造です。6面を強固につなげることで気密性も向上します。レオハウスは「剛床工法」と「6面体構造」の2つで高い耐震性を実現するハウスメーカーです。優れた耐震仕様が標準装備で付いています。
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レオハウスCocrea(コクレア)の制震仕様
レオハウスのCocrea(コクレア)は、木造住宅用制震システム「TRC-30A」を標準装備しています。TRCダンパーが、建物が受ける大きな揺れエネルギーを軽減することで構造の損傷を防ぐのです。
いかに強い構造体でも、繰り返し襲ってくる揺れによって損傷箇所が増えていきます。強い揺れエネルギーの力に対し、強固に守る建物の力だけで反発していては限界が訪れるかもしれません。ならば揺れエネルギーを軽減させようという発想が制震仕様です。揺れエネルギーを制震システムが吸収することで、構造体の強さを維持させます。
TRC-30Aは、ダンパー内に備えられた特殊粘弾性ゴムが収縮することでエネルギーを吸収し、建物を守る仕組みです。一般的なゴムは壁にぶつかるとエネルギーが反発し跳ね返りますが、TRC-30Aに採用している特殊粘弾性ゴムはエネルギーを吸収します。特殊粘弾性ゴムを有したTRC-30Aを標準装備にすることで、約60%の変位低減を実現するのです。
TRC-30Aの魅力ポイントは他にもあります。
ココがポイント
- 国土交通省大臣認定商品
- 100年間メンテンスフリー
- 1棟ごとにシミュレーションを実施
- 実大実験により制震効果が実証済み
国の厳しい審査をクリアした信頼のできるシステムです。さらに100年間メンテナンスフリーなので、劣化による性能の低下が起きません。またレオハウスでは、1棟毎に地震波を用いた解析シミュレーションを実施しています。検証をすることで効果的な設置場所に必要本数配置する仕組みです。
レオハウスのCocrea(コクレア)は、優れた制震システムが標準装備となっています。耐震仕様は万全です。
標準装備②基礎
レオハウスは基礎に「ベタ基礎」を標準装備させています。ベース配筋の密度を高めた頑丈な基礎です。先ほどの耐震構造と制震システムに頑丈なベタ基礎が加わることで、耐震性をさらに高めています。
ベタ基礎は、地盤全体に配された鉄筋コンクリートで建物の重量を分散する基礎です。布基礎よりも耐震性が高めやすく、力が分散されやすい木造構造にも適しています。ただし、ベース配筋が少ないと布基礎よりも耐震性が劣るかもしれません。そのためレオハウスでは、ベース配筋の密度を高めています。
基礎の標準装備も安心できる仕様です。レオハウスが耐震性を高める工夫に力を注いでいることが伝わってきます。
標準装備③断熱
レオハウスの断熱材はグラスウールが標準装備です。原料であるガラスを高温で溶かし、特殊な方法で加工したあとの形状がウールに見えることから名づけられました。複数に絡み合うガラス繊維が熱伝導率を下げることで断熱性能を上げてくれます。グラスウールのメリットは次のとおりです。
ココがポイント
- 高い耐久性
- 燃えにくく有毒ガスが発生しない
- 綿状なので加工がしやすく構造に対応しやすい
価格が安く多くのハウスメーカーが採用をしている断熱材ですが、施工の難易度が高いというデメリットもあります。施工する人のレベルに左右される点には注意が必要です。標準装備のグラスウールを採用する場合は施工時に見学をし、念のため写真を撮って保存しておきましょう。
もっと高い断熱性が欲しいという人には、オプションでW断熱工法が用意されています。内側を「高性能グラスウール」、外側を「フェノールフォーム」で覆う工法です。キャンペーン値引きに上がることもあるオプション仕様なので、レオハウスの公式ホームページを確認しておきましょう。
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標準装備④窓ガラスとサッシ
レオハウスは、窓の標準装備にサーモスⅡ-H(LIXIL)を用意しています。アルミと樹脂のハイブリッド構造です。
サーモスⅡ-Hは、フレーム部分を従来のアルミ樹脂複合サッシよりも小さくすることで断熱性能を向上させました。熱伝導率の高いフレーム部分の露出を少なくする工夫です。ガラスはアルゴンガス入りLow-E複層ガラスを採用しています。
ただ建てる地域によっては物足りないかもしれません。開口部の断熱性能が気になる人には、オプション仕様で樹脂サッシの「apw330」が用意されています。ただしオプション価格は20万円程度と高額なので、注意をしましょう。
ただサーモスⅡ-Hでも十分な断熱性能が期待できます。建てる地域によって検討するのがおすすめです。
標準装備⑤外壁
レオハウスの外壁は窯業系サイディングの金具止めが標準装備です。Kmew が誇る365日お掃除不要の光セラを採用しています。太陽で汚れを分解し、雨で洗い流す仕様です。ウイルスや菌の繁殖も抑えてくれます。
汚れが分解される理由は医療現場などでも採用されている「光触媒」のおかげです。表面が光触媒でコーティングされているので、汚れが太陽光で浮き上がります。浮き上がった汚れを雨が洗い落としてくれる仕組みです。
標準装備⑥屋根
レオハウスのCocrea(コクレア)の屋根はスレート(コロニアル)を標準装備しています。最近の屋根材で最もポピュラーと言える素材が標準仕様です。コロニアルやカラーベストと呼ばれることもある屋根を採用しています。
価格が安くデザインが豊富なことから、多くのローコストハウスメーカーが採用をしました。ただ残念なことに耐用年数が短く、定期的なメンテナンス工事が必要になるため維持費が高額になりがちです。そのため「スレートはちょっと違うかな」と思われる人も居ることでしょう。
「スレート以外がいい」と思った人は、プランの変更ができます。レオハウスのCocrea(コクレア)では、標準仕様のグレードに3つのプランが用意されているのです。
- ベーシック
- Vセレクト
- Dセレクト
価格はDセレクトが一番高額です。ただDセレクトで依頼をすれば屋根の標準装備に「瓦」と「ガルバリウム」が追加されます。将来的なことを考えれば屋根材には瓦がおすすめです。費用面と相談をしなければいけませんが、メンテナンス費用を踏まえて検討しましょう。
標準装備⑦床材
レオハウスの床材は、Lixilの「ラシッサDフロア」と朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」が標準装備されています。色の選択も可能です。
LixiLのラシッサは見た目の美しさに定評があります。リアルフットフィール仕上げを採用しており質感がリアルです。抗菌仕上げも取り入れているので、小さい子供がいる家庭でも安心して過ごせます。
朝日ウッドテックのライブナチュラルは、天然木複合フローリングです。木が持つ深い味わいとみずみずしさを突き板で表現しています。年を重ねるごとに移り変わる樹種特有の色変化も楽しめる素材です。
標準装備⑧キッチン
レオハウスのキッチンには、次の4メーカーが用意されています。
- LIXIL
- クリナップ
- タカラスタンダード
- トクラス
先ほど紹介した3つのグレードによってメーカーや設備が異なるので注意をしましょう。上記の中でも特に人気が高いのが、タカラスタンダードの「グランディア」です。ホーローパネルを採用しているので綺麗なキッチンを維持できます。ワークトップ(天板)は人造大理石仕様なので、汚れが目立ってきたら研磨することで白くすることも可能です。
タカラスタンダードならば食洗器も標準装備されています。トクラスを選ぶとオプション仕様になるので注意をしましょう。
標準装備⑨トイレ
レオハウスのトイレは次の3つのメーカーから選択可能です。
- TOTO
- LIXIL
- ジャニス工業
トイレ業界のトップスリーが用意されています。上記で比較をすると、ジャニス工業の知名度は低く思えますが、業界3位の実績をもつメーカーです。ただ知名度で選ぶのならば「TOTO」と「LIXIL」のどちらかではないでしょうか。
どちらのトイレも汚れがよく落ちる特徴をウリにしています。TOTOは「セフィオンテクト」、LIXILは「アクアセラミック」の採用で、キレイを維持する仕組みです。どちらも調節水機能を採用しています。
ただしタンクレストイレはオプション仕様になるので注意をしましょう。
標準装備⑩浴室
レオハウスの浴室は次の2つのメーカーから選択可能です。
- TOTO
- LIXIL
TOTOは「サザナ」、LIXILは「アライズ」を用意しています。どちらも浴槽が冷めにくく、床の暖かさが特徴です。オプション仕様に浴槽の人造大理石が用意されています。グレードを上げるとハウステックが選べるようになり、大理石浴槽が標準装備です。大理石浴槽を求めているのならばグレードアップを検討しましょう。
標準装備⑪洗面化粧台
レオハウスの洗面化粧台は次の3つのメーカーから選択可能です。
- TOTO
- LIXIL
- ノーリツ
機能的な違いはないようです。多くの人が収納の使いやすさで選びます。カタログを見ながら利用する状況を想像して決定しましょう。ショールームに行って直接見学する方法もおすすめです。
グレードを上げるとハウステックが標準装備として追加されます。収納量が業界トップクラスの洗面化粧台です。収納量にこだわるのならば、グレードアップを検討しましょう。
標準装備⑫保証とサポート
レオハウスで家を建てると魅力的な保証とサポートが標準装備でついてきます。レオハウスのサポートは次のとおりです。
ココがポイント
- 最長60年保証
- 最高5,000万円の地盤保証
- 10年間の設備保証
レオハウスでは、長期優良住宅認定を取得すると最長で60年間の保証(延長条件あり)が受けられます。長期優良住宅の認定を受けていない場合は30年保証です。また、構造躯体の初期保証は20年(雨水の侵入防止は10年)と、他のローコストハウスメーカーよりも長く設定されています。
地盤の不動沈下による建物の損害に対しても標準装備で保証が付いているので安心です。ひとつの事故につき最大5,000万円まで保証されています。
設備保証も10年です。メーカーの保証が終了しても引き渡しから10年間はレオハウスが保証してくれます。対象の住宅機器が故障した場合は、24時間のコールセンターでトラブルの対応が可能です。「窓ガラス」や「水回り」などのトラブルにも即時対応してくれます。
レオハウスは充実した保証とサポートが標準装備されているので安心です。
まとめ
「レオハウスの標準装備は?」仕様をどこよりもわかりやすく解説しました。レオハウスの人気商品であるCocrea(コクレア)は、グレードアップをすることで標準装備が変わる仕様です。グレード別に最新モデルが豊富に用意されています。選べる楽しみがある商品です。
選ぶグレードによって標準装備が変えられるので、予算に合わせやすく費用の把握がしやすくなります。またヤマダグループならではの「スーパーフル装備パック」の利用も可能です。一流メーカーの家具家電が価格を抑えて購入できます。ヤマダグループの一員であるレオハウスならではのサービスです。