- 「ミサワホームで家を建てたいけど、標準仕様ってどこまで含まれる?」
- 「予算内で理想の家を建てるため、標準装備を把握しておきたい」
そんな方のため、ミサワホームの標準仕様について、構造や断熱材といった基本的な部分から、キッチンやお風呂などの設備まで、幅広く解説します。
ミサワホームで住まいづくりを検討している方にとって、標準仕様はハウスメーカー選びの重要な判断基準の一つです。標準仕様の内容を理解しておけば、予算オーバーを防ぎ、後悔のない家づくりにつながります。
この記事を読んでミサワホームの標準仕様の全体像を把握し、理想の家づくりを進めましょう。
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ミサワホームの標準仕様一覧
参照元:公式サイト
ミサワホームの標準仕様・標準装備を項目ごとに一覧でまとめました。
項目 | 標準仕様 |
---|---|
構造・工法 | 木質パネル接着工法 または 木造軸組工法 |
基礎 | 連続布基礎 |
耐震等級 | 高水準の耐震性能(実大建物実験) |
断熱材 | 天井:ロックウール(255mm) 壁:高性能グラスウール24K(標準90mmパネル:75mm) 床:高性能グラスウール24K(標準90mmパネル:75mm) |
窓 | アルミ樹脂複合サッシ「AZサッシ」 Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り) 防犯合わせガラス※全窓でない可能性があるため要確認 |
換気システム | 第一種換気システム 24時間換気システム(フロアセントラル換気システム) |
全館空調 | オプションのみ |
外壁 | 窯業系サイディング(クラスティングなど) または タイル(スマートスタイル) |
屋根 | ケイミュー「コロニアルグラッサ」 |
床材 | シートフローリング:リアルマルチガード(RMガード)フロア 水回り:クッションフロア |
壁紙 | 標準クロス |
玄関ドア | 高断熱ストライプミドルドア |
室内ドア | ミサワホームオリジナル(ハイドア選択可、ソフトクローズ機能付き) |
天井高 | 大空間設計(2.4m~3.5m、最大3.6m) 蔵(1.4m以下) |
キッチン | LIXIL「AS」 トクラス「Bb」 タカラスタンダード「オフェリア」「グランディア」 クリナップ「ステディア」 Panasonic「ラクシーナ」 TOTO「ミッテ」 |
トイレ | Panasonic「アラウーノS160」 LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」 TOTO「GG-J1」 |
お風呂・浴槽 | Panasonic「オフローラ」 タカラスタンダード「リラクシア」 LIXIL「リデア」 TOTO「サザナ」 |
洗面化粧台 | Panasonic「シーライン」 タカラスタンダード「エリシオ」 LIXIL「MV」 TOTO「オクターブ」 |
コンセント | 2畳あたり1カ所(2口以上) 設置位置基準あり |
アフターサポート | 初期保証※構造体35年、防水30年など 定期点検サービス※30年目まで無償など |
上記の各項目に関する詳細は、後述します。
ミサワホームの標準指標を確認するうえでの注意点
本記事に掲載している情報はミサワホームの主要商品の標準仕様を紹介しており、実際の標準仕様は選ぶ商品やエリアなどで異なる場合があります。
特に水回り設備や内装材などは、時期によって採用されるメーカーやグレードが変わる可能性があるので、正確な最新の標準仕様を確認したい場合は、ミサワホームの公式サイトやカタログ、またはミサワホームの担当者に確認しましょう。
構造・工法の標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームでは、主に2種類の構造・工法を標準仕様として採用しています。
木質パネル接着工法
木質パネル接着工法はミサワホームが独自に開発した工法で、以下の特徴があります。
特徴 | 説明 | 補足情報 |
---|---|---|
高い耐震性 | 面で外からの力を受け止め、建物全体に分散。 | 地震の揺れに強く、ひずみを抑えます。 実大建物実験では、高基準の耐震性能が証明されています。 南極の昭和基地にも採用されている実績があります。 |
優れた断熱・気密性 | 工場で製造される木質パネルの内部に高性能グラスウールを充填。 | パネル同士を密着させることで、高い断熱性と気密性を実現します。 |
品質安定と工期短縮 | 主要な構造体を工場で生産するため、現場の天候や作業員の技量に左右されにくく、品質が安定する。 現場での組み立てが効率的に行える。 | 工期短縮にもつながります。 |
工場で生産された高精度の木質パネルを、専用の接着剤と接合金物で強固に接合し、床・壁・天井の「面」で建物を構成する「モノコック構造」で住まいを構築します。
標準装備されている木質系パネルは、ミサワホームが「木の工業製品」として正確に生産を行っています。特徴は次のとおりです。
ココがポイント
- 工場で邸ごとに高品質な木質パネルを安定生産
- さまざまな間取りに対応するため約12万種類のバージョンを用意
- 吸水率を15%(人工乾燥)にすることで反りやひび割れの発生を抑止
ミサワホームが独自に生産する木質パネルは、上記の工夫により他の耐力壁よりも高い性能を有しています。自然災害に負けない素材です。強度の高い木質パネルを「木質パネル接着工法」でつなげることで、強固な住まいを実現します。
木造軸組工法
木造軸組工法は、日本の伝統的な「在来工法」をベースに、ミサワホーム独自の技術を加えた工法で、「MJ Wood」シリーズで採用されています。
木造軸組工法の特徴
特徴 | 内容 | 効果・特徴 |
---|---|---|
高品質な構造材と接合金物 | 強度が高い構造用集成材を使用 ミサワホーム独自の接合金物「MJメタルジョイント」を使用し、柱や梁を強固に接合 | 地震時の柱抜けなどを防ぎます。 |
大空間と耐震性の両立 | 独自の「MJ開口フレーム」を採用 | 高い耐震性能を維持しながらも、大開口や柱の少ない開放感のある空間を実現できます。 |
耐震性の実証 | 実物大の建物を用いた振動実験を実施 | ミサワホームの木造軸組工法が高い耐震性を備えていることを実証しています。 |
開放的なLDKや大開口の窓などを希望しつつ、高い耐震性も重視したい場合に、木造軸組工法を検討するとよいでしょう。
不燃素材仕様のファイヤーストップ構造
ミサワホームのCENTURYは、ファイヤーストップ構造も標準装備されています。万が一の火災発生時でも被害を最小限にしてくれる作りです。出火原因が内外どちらであっても対応できる構造を、オプション仕様なしで実現します。
ミサワホームが手掛けるファイヤーストップ構造の主な特徴は次のとおりです。
ココがポイント
- 木質パネル内の横芯材が延焼をくい止める
- 石膏ボード(厚さ12.5mm)を内装下地材に設置
- 防火構造の外壁や軒天を標準で仕様
- 不燃の屋根材や外装仕上げを標準で仕様
上記の工夫により、ミサワホームのCENTURYは標準装備で準防火地域に準耐火構造で対応します。都市の厳しい規制にも柔軟に対応できる仕様です。万が一の火災時でも安心な住まいを建ててくれます。
防水対策の9層構造
ミサワホームのCENTURYは、防湿対策の9層構造が標準装備されています。住まいの耐久性を維持するには湿気への対策が重要です。水による住まいの腐敗を止める仕様を採用しています。
9層構造の構成は次のとおりです。
- 外壁材
- 通気層
- 防水透湿シート
- 合板
- 断熱材・芯材
- 防湿フィルム
- 合板
- 石膏ボード
- 内装仕上げ材
1~3までが二重防水工法と呼ばれる技術です。4~7までは木質パネルの内部構造になります。壁内部の湿気が上昇したときは、木質パネルの外側にある防水透湿シートを通じて通気層から排出する仕組みです。また、格子状に仕切られた木質パネルは内部に空気が流れ込みにくい構造を施しています。内装仕上げ材や断熱材の表面に防湿フィルムを採用することで、壁内への侵入をブロックするのです。
ミサワホームのCENTURYは、耐久性を維持する9層構造が標準装備されています。住まいの寿命を延ばす技術です。
基礎の標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームでは、建物の構造や地盤の状況に合わせて、バランスを考慮した連続布基礎を標準仕様としています。
布基礎は、建物の壁に沿って帯状にコンクリートを立ち上げ、その上に建物を乗せる構造です。木質パネル接着工法のモノコック構造では、建物の荷重を布基礎を通じて地盤に面で分散させます。一方、木造軸組工法では、柱からの荷重を布基礎で点で受け止めます。
連続布基礎はコストを抑えながらも、1棟ごとに地盤調査の結果に基づいて基礎設計を行うことで、建物をしっかりと支える安心感のある基礎といえます。
断熱材の標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームの住まいでは快適な室内環境を実現するため、標準仕様として以下のような断熱材を仕様しています。
部位 | パネル仕様 | 断熱材の種類 | 厚さ※1 |
---|---|---|---|
天井 | 標準90mmパネル | ロックウール | 255mm |
120mmパネル | 255mm※2 | ||
壁 | 標準90mmパネル | 高性能グラスウール24K | 75mm |
120mmパネル | 100mm | ||
床 | 標準90mmパネル | 高性能グラスウール24K | 75mm |
120mmパネル | 100mm |
※1:建築地域や気候条件によって最大400mmまで変更可能
※2:オプションにより最大300mmまで変更可能
木質パネル接着工法の場合、壁に使用される高性能グラスウールは、工場であらかじめ木質パネル内部に均一に充填されます。これにより、現場での施工による偏りを防ぎ、パネルの密着性と合わせて高い断熱性と気密性を実現しています。
これらの断熱材の採用により、ミサワホームの住まいは高い断熱性能を備えています。
窓の標準仕様
ミサワホームでは窓の標準仕様として、優れた断熱性能とデザイン性を両立させた以下の素材を採用しています。
部位 | 種類 |
---|---|
サッシ | アルミ樹脂複合サッシ「AZサッシ」 |
ガラス | アルゴンガス入りLow-E複層ガラス |
AZサッシは、LIXILとミサワホームが共同開発したオリジナルのサッシです。樹脂サッシと同等の高い断熱性能を持ちながら、フレームをスリムにすることで、より多くの光を取り込める高い採光性とスタイリッシュなデザインを実現しています。
このAZサッシは、2016年度のグッドデザイン賞を受賞しています。内観・外観ともに豊富なカラーバリエーションがあり、住まいのデザインに合わせて選択できます。
アルゴンガス入りLow-E複層ガラスは、2枚のLow-Eガラスの間に熱伝導率の低いアルゴンガスを封入した高性能なガラスです。この仕様により、窓からの熱の出入りを大幅に抑え、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内温度を保ちます。
また、結露の発生も抑制します。建築地の気候条件によっては、さらに断熱性能を高めた「W Low-E 3層複層ガラス」をオプションで選択することも可能です。さらに、窓からの侵入を防ぐ防犯合わせガラス※も標準採用されており、セキュリティ面も考慮されています。
※全窓でない可能性があるため要確認
換気の標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームの住まいには、標準仕様として第一種換気システムが搭載されています。
第一種換気システムは、給気と排気の両方を機械で行う方式です。熱交換器を備えているため、換気を行う際に室内の温度と湿度を回収し、外から取り込む空気に移流させることができます。これにより、冷暖房で快適な温度に保たれた室内の空気を大きく損なうことなく、効率的に換気が行えます。
さらにミサワホームでは、シックハウス症候群やアレルギー対策として、24時間換気システム「フロアセントラル換気システム」も標準装備しています。これは、家中の空気を常に入れ替えることで、室内の空気をきれいに保つシステムです。気密性と断熱性の高いミサワホームの住まいは、これらの換気システムと組み合わせることで、常に新鮮で快適な空気環境を維持できます。
全館空調は標準仕様にはない
全館空調システムは、ミサワホームの標準仕様には含まれておらず、オプションで選択可能です。全館空調を導入すると、家全体を24時間365日快適な温度に保てるうえ、花粉やPM2.5などの有害物質も除去できます。
また標準装備の24時間換気システムと組み合わせることで、家全体の空気をきれいに保ちつつ、一年中快適な室内環境を実現できます。全館空調システムは各フロアの天井裏や屋根裏に設置されるため、室内のスペースを圧迫せず、見た目もすっきりしています。
設置するエアコンの台数を減らせたり、冷暖房効率が向上したりといったコストメリットも期待できます。
外壁の標準仕様
ミサワホームの外壁は、選択する商品プランによって窯業系サイディングまたはタイルが標準仕様となります。
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主原料とした板状の外壁材で、多くの住宅で採用されています。ミサワホームでは、「クラスティング(ケイミュー光セラ18)」や「グランフォルテ(ミサワホームオリジナル光セラ21)」といった種類があり、耐火性に優れ、デザインも豊富です。ただし、一般的に10年〜15年を目安にシーリングの打ち直しや外壁塗装のメンテナンスが必要となります。
一方、ミサワホームのタイル外壁は、「スマートスタイル」シリーズなどで標準仕様として選択できます(標準仕様は「SAIBI」、オプションで「YOHAN」「ZIAN」などがあります)。タイルは傷や汚れがつきにくく塗装の塗り替えが不要と、メンテナンス性が非常に高いのがメリットです。耐久性も約60年と長く、高級感や重厚感のある外観を実現できます。デザインの張り分けも可能です。
屋根の標準仕様
ミサワホームの標準仕様の屋根材は、ケイミューの「コロニアルグラッサ」です。
コロニアルグラッサは、セメントに繊維素材を混ぜて板状にしたスレート系の屋根材で、ケイミューのコロニアルシリーズの中でも上位モデルに位置づけられます。軽量でありながら、地震だけでなく雨や火災にも強く、高い耐久性を持っています。特に、色あせに強いのが特徴です。
どのようなスタイルの家にも合わせやすい横一文字葺きで、16種類もの豊富なカラーバリエーションから選べます。標準仕様のコロニアルグラッサはコストパフォーマンスに優れていますが、より高い強度や異なるデザインを求める場合は、「屋根瓦」や「ガルバリウム鋼板」などをオプションで選択することも可能です。
床材の標準仕様
ミサワホームの標準仕様の床材は、ミサワホームオリジナルのシートフローリング「リアルマルチガード(RMガード)フロア」です。
シートフローリングは、合板の上に木目を印刷したシートを貼り付けて作られています。RMガードは表面がしっかりとコーティングされており、コストを抑えながらもお手入れのしやすさを実現しています。また、素足で過ごしても心地よい肌触りも特徴です。
洗面台やキッチンなどの水回りスペースには、水に強く、柔らかい使い心地のクッションフロアが標準採用されています。
より自然な風合いや質感の床材を希望する場合は、突板合板製の「うづくり」や「厚挽」などをオプションで選択することも可能です。標準のシートフローリングは通常の使用には問題ありませんが、重い家具などを置く際にはマットを敷くなどの配慮がおすすめです。
玄関の標準仕様
ミサワホームの標準仕様の玄関ドアは、高断熱ストライプミドルドアです。
この玄関ドアは高い断熱性能を備えており、住まいの気密性・断熱性を維持する上で重要な役割を果たします。デザインは両開きタイプと片開きタイプから選択できますが、気密性の観点から片開きドアを選ぶ人が多いです。
防犯面では、CPマーク(防犯性能の高い建物部品)が付いた玄関ドアや、ピッキングに強い玄関錠なども提案されており、セキュリティを高めるための配慮がされています。玄関ドアは住まいの顔となる部分であり、断熱性や防犯性といった機能面と合わせて、デザインも重要な選択肢となります。
天井高の標準仕様
ミサワホームの住まいは、大空間設計が特徴の一つであり、標準仕様でも高い天井高を実現しています。標準的な天井高は2.4m〜3.5mで、商品によっては最大3.6mまでの天井高が可能です。
この大空間設計は、ミサワホームの主要な工法である木質パネル接着工法によって実現されています。面で建物を支えるモノコック構造は構造強度が高いため、柱や梁を少なくした開放的な空間を作り出すことができます。
また、ミサワホームで有名な収納スペースである、天井高1.4m以下の「蔵」も、木質パネル接着工法だからこそ実現できるスキップフロア構造です。
高い天井高や「蔵」のような多層空間を標準で実現できることは、ミサワホームの構造躯体の強さを示すものであり、変形地や狭小地といった複雑な土地条件にも柔軟に対応できる設計対応力の高さの表れと言えます。
キッチンの標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームのキッチンは、標準仕様として複数の主要メーカーの中から選択できる点が大きな特徴です。お客様の好みやライフスタイルに合わせて、以下のメーカーのキッチンを選ぶことができます。
標準仕様で選択可能なメーカーと主な特徴は以下の通りです。
メーカー | 主な特徴 |
---|---|
LIXIL「AS」 | LIXILの普及グレード「シエラS」をベースにしたホームビルダー向け仕様。シンプルで飽きのこないデザインが特徴。扉のデザイン・カラーが豊富で、取っ手や水栓などのパーツカラーも選べる。シンク下・コンロ下には内引き出しがあり、収納パターンも複数から選択可能。ハンズフリー水栓による節水性能も備えています。 |
トクラス「Bb」 | 自社生産の上質な人造大理石カウンターが特徴で、デザイン性が高いシリーズです。シンクが広くて使いやすい仕様。奥までシンクにした場合は、水切りカゴやサポートプレートを重ねて使うことができます。 |
タカラスタンダード「オフェリア」 | 天然素材の風合いを生かしたスタイリッシュなデザインが魅力。シンク周りには、濡れたものを一時的に置けるスペースがあり便利。家電使用のための電源コンセントを設置することも可能です。 |
タカラスタンダード「グランディア」 | 扉やキャビネットの全てがホーロー製で、汚れに強くお手入れが非常に簡単なのが特徴。マグネットを貼り付けることができ、収納の仕切りも自由に変更できるため、整理整頓がしやすいキッチンです。 |
クリナップ「ステディア」 | 参考資料に詳細な特徴の記載はありませんでしたが、一般的にクリナップはステンレスキャビネットなどが特徴のメーカーです。具体的な標準仕様内容はミサワホームにご確認ください。 |
Panasonic「ラクシーナ」 | 横並びに3つコンロを配置できる「トリプルワイドIH」などが特徴的で、調理スペースを広く使え、スムーズに調理を進められます。収納は奥行きや高さも考慮されており、スペースを有効活用。換気扇ファンは高速回転により油を吹き飛ばすため、10年間お掃除不要と謳われています。手元にコンセントがあるのも便利です。 |
TOTO「ミッテ」 | 水回り製品に強いTOTOならではの機能が特徴。「水ほうき水栓」は幅広シャワーで効率よく、節水も可能。収納は使いやすさにこだわっており、使用頻度の高いものを上段にまとめられます。「すべり台シンク」はシンクの汚れやゴミがシャワーで流れやすい形状。スーパークリーンフード(LED)により換気扇ファンのお手入れは10年間不要です。つま先で押して水を出せる水栓スイッチもあります。 |
キッチンの高さは基本的に800mm、850mm、900mmから選択できます。
これらの標準仕様のキッチン以外に、オプションでハイグレードな「キッチンハウス」のキッチンを選択することも可能です。
トイレの標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームのトイレは、標準仕様として以下の3つの主要メーカーから選択可能です。それぞれのメーカーのトイレには、お手入れのしやすさや節水機能など、独自の特徴があります。
標準仕様で選択可能なメーカーと主な特徴は以下の通りです。
メーカー | 主な特徴 |
---|---|
Panasonic「アラウーノS160」 | 陶器ではなく有機ガラス系新素材を採用した「アラウーノ」シリーズの普及モデル。お手入れラクラク機能が充実しています。パワフル水流で少ない水量でも高い洗浄力。市販の台所用洗剤で泡を作り、細かい泡で便器内をしっかり清掃する「激落ちバブル」。つなぎ目が少なくフラットな「スキマレス設計」とフチ裏がない形状で汚れがたまりにくく掃除が簡単。「トリプル汚れガード」で飛び跳ね汚れも抑制。 |
LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」 | 超節水ECO6リットル洗浄が基本。便器の表面は「アクアセラミック」と抗菌樹脂製で、キズがつきにくく汚れがこびりつきにくい特徴があります。便器内に水を吹きかけ汚れをつきにくくする機能も搭載。強力な水流でしっかり洗い流します。フチ裏がない「フチレス」設計でお手入れが楽。フルオート便座(開閉・洗浄)機能付き。 |
TOTO「GG-J1」 | 清掃性に配慮した機能が特徴。使用前に便器鉢内にミスト(水)を自動で吹きかけ、汚れをつきにくくする「プレミスト機能」。便器表面は汚れがつきにくいコーティングが施されています。凹凸がなく、フチ裏もないフラットな便器形状でお掃除が簡単。ウォシュレットは使用前後にノズルを自動洗浄し、清潔に保ちます。 |
これらの標準仕様以外に、オプションでタンク内蔵タイプや、よりデザイン性の高いタンクレストイレ(例: LIXILの「SATIS(サティス)」)に変更することも可能です。
お風呂の標準仕様
ミサワホームの浴室は、標準仕様として以下の4つのメーカーから選択できます。
メーカー | 主な特徴 |
---|---|
Panasonic「オフローラ」 | お掃除のしやすさが特徴。床材の隅に目地がなく、壁方向に立ち上げた構造で汚れがたまりにくい。排水口も一体型で汚れがたまりにくい。浴槽は有機ガラス系のスゴピカ素材でなめらかな表面、汚れにくくきれいが長持ち。浴槽素材にはっ水・はつ油成分配合で水垢が残りずらい。 |
タカラスタンダード「リラクシア」 | 高断熱浴槽(4時間経過しても温度低下わずか2.5℃以内)。震度6強相当の地震にも耐えるフレーム構造の浴室架台。排水口に大きな取っ手の髪の毛キャッチがありお手入れ簡単。 |
LIXIL「リデア」 | 入浴スタイルに合わせて選べる3つのタイプ(バスタブ派、シャワー派、どちらも派)。バスタブ派:浴槽へのエスコートバー、好きな位置で仮置きできるシャワーフック。シャワー派:身体を包むボディハグシャワー。どちらも派:マグネットで収納場所を自由に変えられる棚、取り外し可能な丸洗いカウンター。渦の力で髪の毛をまとめる排水口。換気乾燥暖房機。 (旧アライズ) |
TOTO「サザナ」 | ゆったり設計の浴槽(頭から背中にかけてのカーブが身体を包み込む)。高さ・角度調整可能なシャワーヘッド水栓(手すりとしても使用可能)。柔らかいクッション層の床材(膝をついても痛くなく、断熱効果も高い)。 |
オプションで浴槽を広いワイド設計にしたり、LIXILの上位機種である「スパージュ」に変更したりすることも可能です。
洗面化粧台の標準仕様
参照元:公式サイト
ミサワホームの洗面化粧台は、標準仕様として以下の4つのメーカーから選択できます。
メーカー | 主な特徴 |
---|---|
Panasonic「シーライン」 | 衛生面とデザイン性が特徴。水栓レバー・カウンターに抗菌加工材が選択可能。お掃除しやすいスタイリッシュなデザイン。縦型2本のツインライト照明が顔全体を明るく照らし、身長に関係なく使いやすい。選べる4つのプラン(キャビネットプラン、フロートプラン、オープン棚プラン、ワイドカウンタープラン)。 |
タカラスタンダード「エリシオ」 | カウンターに段差があり、濡れたものとそうでないものを分けて置ける。カウンター部分につなぎ目がなく拭き掃除が簡単。 |
LIXIL「MV」 | 収納力が高い。キャビネットは3つのタイプ(扉と引き出し、扉で開閉、すべてが引き出し)から選択可能。ミラーキャビネットの内側にも収納あり。水とお湯の切り替えが楽。 |
TOTO「オクターブ」 | タッチレス機能が便利。タッチレスお掃除ラクラク水栓。タッチレス照明(スイッチに触れずに操作可能)。ミラー下にちょい置きカウンターあり。ボタン一つで除菌水が使用可能。 |
洗面台のサイズを大きくするのはオプション仕様です。金額も30万円以上上がります。大きいサイズは使いやすいですが、大幅な価格アップの覚悟が必要です。ショールームなどを利用して後悔しないよう検討しましょう。
コンセント・電源プラグの標準仕様
ミサワホームのコンセントの標準仕様は、以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
基本設置数 | 居室の広さに応じて、2畳あたり1カ所(2口以上)が基本 |
基本設置場所 | 照明スイッチの下や、部屋の入り口付近など コンセントが同じ場所にある場合は、スイッチの真下に設置されることが多い |
標準的な設置高さ | 基本:25~35cm エアコン用:180~200cm(天井から15cm) 机、テーブル、作業台の上:70~90cm 洗濯機用:100~110cm 冷蔵庫用:180~200cm |
ミサワホームの規格住宅「スマートスタイル」シリーズでは、上記の基本に加え、各部屋の情報コンセント、EV用コンセント、外部用コンセントなども標準仕様で付属している場合があります。
標準仕様の数や位置はあくまで目安であり、必要に応じてコンセントの数を増やしたり、設置場所を変更したりすることはオプションで可能です。家での家電の使用状況や家具の配置などを考慮して、事前に営業担当者とよく相談することをおすすめします。
アフターサポートの標準仕様
ミサワホームは充実したアフターサポートが標準装備で付いています。住み始めてからも安心が続くハウスメーカーです。主なアフターサポートを紹介します。
ココがポイント
- 長期保証制度
- 定期巡回と点検サービス
- 365日、24時間受付体制
有償メンテナンスなどの条件がありますが、ミサワホームは建物が存在する限り保証期間の延長ができます。構造体の初期保証は業界トップクラスの35年です。防水は30年の初期保証が設けられています。安心の保証制度です。
定期点検も30年間は無償(10年目と20年目に要耐久性診断)で行ってくれます。万が一のときは24時間体制で受付をしてくれるので安心です。
ミサワホームの最新標準仕様(装備)はどこで確認できる?
この記事ではミサワホームの標準仕様について解説しましたが、前述の通り、標準仕様は商品プラン、地域、時期によって変動する可能性があります。最も正確で最新の情報を知るためには、以下の方法でカタログを入手し、内容を確認することをおすすめします。
入手方法 | 詳細 | メリット・特徴 |
---|---|---|
公式サイトから請求する | ミサワホームの公式サイトから、希望する商品プランのカタログを請求できます。住所や氏名などの必要事項を入力すると、自宅に郵送されます。 | 「蔵のある家」や「二世帯住宅」など、テーマ別のカタログパックも請求可能です。 |
デジタルカタログを閲覧する | 「MISAWA HOME LOUNGE」に無料会員登録すると、「MISAWA DIGITAL MUSEUM」でデジタルカタログを閲覧できます。 | 手軽に情報を確認したい場合に便利です。 |
カタログ一括請求サイトから請求する | 複数のハウスメーカーのカタログをまとめて請求できるサイトを利用します。 | 一度の入力で複数の会社の資料を入手できるため効率的です。 |
これらの方法で最新のカタログを入手し、詳細な標準仕様をご確認ください。
まとめ
この記事では、ミサワホームの標準仕様・標準装備について、構造・工法から水回り設備まで詳しく解説しました。
ミサワホームは、独自の木質パネル接着工法による高い耐震性・断熱性・気密性や、大空間設計、グッドデザイン賞を受賞するデザイン性などが強みです。標準仕様でも、複数のメーカーから設備を選択できるなど、一定の自由度と品質が確保されています。
ただし、標準仕様の内容は商品や地域、時期によって異なるため、検討を進める際は必ず最新のカタログや担当者への確認が重要です。標準仕様をしっかり理解し、オプション費用も含めた全体の予算を把握することで、理想の家づくりを実現してください。
「ミサワホームの標準装備は?」仕様をどこよりもわかりやすく解説しました。ミサワホームはコストパフォーマンスに優れたハウスメーカーです。今回標準装備で紹介したCENTURYには上位商品が用意されています。耐震性がさらにアップする新構法「センチュリーモノコック」を標準装備している商品の選択も可能です。
逆に安く抑えたいのならば、規格住宅であるSMART STYLEを選択しましょう。コストを抑えたミサワホームの人気商品です。商品によって標準装備の内容は異なります。選べる自由度がミサワホームの魅力です。