- 「住友林業が建てた家に住みたいけど手が届かない」
- 「住友林業の建売住宅は注文住宅よりお得なのかな?」
上記のような悩みを抱えている人はいませんか。
住友林業は質の高い木造住宅を建ててくれるハウスメーカーです。その分、坪単価が高額になるので価格に悩む人も少なくありません。もしどうしても住友林業の住まいが良いのならば、建売住宅を検討してみてはいかがでしょうか。でも急に建売住宅を提案されても困りますよね。そこで今回は、住友林業の建売住宅に関する次の内容を解説します。
ココがポイント
- 住友林業の建売住宅とは?
- 住友林業の建売住宅と注文住宅を比較
- 住友林業で建売住宅を購入するまでの流れ
- 住友林業の建売住宅がおすすめの人
住友林業を検討されている人は参考にしてください。
こちらもチェック
クリック移動【目次】
住友林業の建売住宅を解説
参照元:住友林業公式ページ
最初に住友林業の建売住宅について紹介をします。
そもそも建売住宅とは?
建売住宅とは、不動産会社などが土地を購入し住まいを建ててから土地とセット販売する方法です。昔は完成した後に販売を開始するのが主流でした。しかし最近は、完成予定の状態で販売を開始することもあります。
「建ってないなら建売住宅じゃない」という声も聞こえてきそうですが、すでに建てることが決まった状態で契約をするので建売住宅です。
住友林業の建売住宅は分譲住宅がメイン
住友林業の建売住宅は、分譲住宅がメインです。分譲住宅とは分譲地に建てた住まいのこと、分譲地とは複数の住宅を建てられるよう開発した土地を指します。広い分譲地にいくつかの住まいを建て販売をする方法です。土地と建物をセットで販売することから、分譲住宅は建売住宅の一種と言えます。
分譲住宅のメリットは次のとおりです。
ココがおすすめ
- 分譲住宅は注文住宅よりも安い
- 完成した建物を見てから購入できる
- 大きな分譲地にいくつもの住まいを建てるので統一感が得られる
また住友林業では、建築条件付宅地として分譲地だけを販売する方法も行っています。建築条件付宅地の主な条件は次のとおりです。
主な条件
- 土地売買契約後3カ月以内に住友林業と建物請負契約を締結する
- 期間が経過しても契約が成立しない場合は土地売買契約を白紙にする
- 申込金は印紙代を除き無利息で返金する
建売住宅と違い、住友林業の注文住宅を自由に建てられます。建売住宅で希望のエリアがなかった場合は、分譲地でも探してみましょう。
住友林業の建売住宅は安心
住友林業の建売住宅は安心して購入できます。住友林業は1948年に設立した老舗のハウスメーカーです。70年以上の実績があります。実績のあるハウスメーカーが選んだ土地です。売れる自信があるからこそ、住友林業が周辺の土地を一括で購入し開発をします。
売れない建売住宅は、企業にとってお荷物です。
ココがダメ
- 建売住宅の税金を払い続ける
- 水道代や電気代の基本料金を払い続ける
- 1年以上売却されず残ると新築ではなく築浅表記になり値下げにつながる
上記のような状態に陥らないよう、住友林業がエリアを厳選して購入をします。知識の高い住友林業が選んだエリアです。周囲の環境や地盤を検証してから購入をしています。これ以上のない安心感です。
住友林業の建売住宅と注文住宅を比較
住友林業の建売住宅と注文住宅を比較しましょう。建売住宅に対し、マイナスイメージを持つ人もいます。比較をすることで住友林業の建売住宅はお得なのかを検討することが大切です。
価格は建売住宅がお得
価格に関しては、建売住宅がお得です。同じエリアで同等の住まいを建てる場合で比較をしたら、圧倒的に建売住宅の方が安くなります。主な理由は次のとおりです。
ココがポイント
- 土地の仲介手数料が不要
- 分譲地へ計画的に建てるので、資材や設備を一括購入できる
- 土地を一括購入して分割販売するので価値のある土地が安く購入できる
「建売でも仲介手数料が発生するって聞いたよ」と思った人はいませんか。一般的な建売住宅は、所有者が別にいて不動産会社が仲介をし購入をします。しかし分譲地の所有者は住友林業です。住友林業の土地を購入するのですから仲介手数料は発生しません。
また分譲住宅は、広い敷地にまとめて住まいを建てていきます。計画的に資材や設備を一括購入することで、費用を抑えられるのです。資材の運搬も計画的に行えば、費用をだいぶ削れます。土地も同様です。広い土地をまとめて購入し分割して販売をします。しかも住友林業が売れると思い購入した価値のある土地です。一般的な土地の購入方法よりも安く購入ができます。
建売住宅はすでに建っているので借入額の変動がないことから、住宅ローンが通りやすいといったのもメリットです。
住友林業の坪単価と総額は?30坪40坪50坪の相場を知ろう
続きを見る
自由度は注文住宅が高い
価格は建売住宅がお得ですが、自由度は圧倒的に注文住宅の方が高いです。
ココに注意
- 住友林業が建売住宅として販売している商品しか選べない
- すでに建物が決まっているので間取りが自由に選べない
- 性能や設備などの仕様も決まっている
「住友林業の分譲住宅で家を探そう」と決めても、探しているエリアで販売をしていなければ購入できません。どうしても分譲住宅が良い場合は、エリアの自由度がなくなります。暮らす場所の自由度は、普通に土地を購入して注文住宅を建てる方が高いです。
間取りや外観デザイン、設備に関する仕様もすでに決まっています。建売住宅のデメリットとしてよく上げられますが、逆に実物を見学してから購入できると考えてみてはいかがでしょうか。ただし前向きに考えても、自由度の高さには変わりありません。
自由度を取るか価格を取るかで悩みます。建売住宅はネットで検索をしたとき、「タイミングよく探しているエリアに分譲住宅があったから見学してみよう」といった状況がベストです。見学をして間取りに納得をすればお得に購入ができます。
購入までのスピードは建売住宅が早い
「家を建てよう」と思い立った時から住み始めるまでのスピードは、圧倒的に建売住宅の方が早いです。建売住宅は住宅ローンの審査さえ通れば1~3カ月程度で入居ができます。注文住宅は土地探しに悩み、建てる家の仕様に悩むので、1年~3年程度かかるのが一般的です。
ココに注意
- 賃貸に住んでいる場合は家賃を払う無駄が生じる
- 費やす時間が少なくなれば他のことができる
- 見学や土地探し相談をする際の交通費がかさむ
住み始めるまでのスピードが速くなると、上記のようなデメリットが省けます。賃貸で支払うお金は消えるお金です。住宅ローンで支払うお金は、段々と家が自分の所有になる喜びが得られます。マイホームに住めるのに、賃貸へ支払い続けるのは無駄と考えるべきです。
費やす時間が減れば、その時間で自分を磨き収入をアップさせることもできます。注文住宅は何度も休日を使いながら、交通費や外食をして相談を進める状況が一般的です。建売住宅よりも費用がかかります。
ただし、お得かどうかは個人差があるので注意をしましょう。「大切なマイホーム、ゆっくりと費用をかけて考える方が価値がある」と思える人にとっては、お得感は感じられません。
住友林業で建売住宅を購入するまでの流れ
住友林業で建売を購入する際の一般的な流れを紹介します。
- ネットで住友林業の建売住宅を検索する
- 気になる建売住宅が見つかれば予約して見学をする
- 検討し購入を決めたら申し込みをする
- 住宅ローンの仮審査を行う
- 契約金を納金する(一般的な金額は100万円程度)
- 契約内容を営業担当と宅地建物取引士同席のもと確認しサインをする
- 住宅ローンの本審査を行う
- 金銭消費貸借契約をかわす
- 引渡し後に引っ越しをする
早い人は上記の工程を1カ月で終わらせます。建売住宅は、購入する物件が決まってからは早いです。上記の工程の間に採寸をして必要な家具や設備を購入しておきます。ライフラインの連絡を忘れる人もいるので注意をしましょう。水道などは住友林業の契約で使えるようになっています。引き渡し後に契約を変更していないと面倒です。
建売住宅を購入するときの注意点
建売住宅を購入するときはいくつかの注意点があります。良い物件に合うと「取られてしまう」といった不安に駆られるかもしれませんが、いったん落ち着くことも大切です。
周囲の環境をよく確認する
まずは、周囲の環境をよく確認してから申し込みをしましょう。昼間だけではわかりません。夜の状況も見ておくべきです。駅までの間に街灯がない道がある、横断歩道だけで危険な道があるなどの確認をします。
住友林業で建売住宅を購入する場合は、ネットに分譲住宅に関する周囲の状況が詳しく記載されているので参考にしましょう。グーグルマップやストリートビューなどで確認をしておくと参考になります。
病院や学校、保育園や商業施設など、事前に知れる情報を集めてから見学をするのがおすすめです。「もし実際に見学して間取りが気に入らなかったら無駄な時間」と思われるかもしれませんが、気に入ったときに「調べておけばよかった」と後悔する方が残念と思うようにしましょう。
事前の確認は大切です。時間を惜しむと後悔をするかもしれないので注意してください。
住まいの見学で住み始めてからを想像する
建売住宅を見学するときは、住み始めてからの状況を想像しましょう。今の住まいで困っている状況はありませんか?トイレや洗面所が混雑するなど、何かしら不満を抱えている人は、この間取りに住んだら解消できるかを想像します。
ココがポイント
- 設備の性能
- 耐震性能や断熱性能を営業マンに聞く
- 間取りの動線を確認
- 収納の広さ
- 家の中から見た外の景色や日当たりと風の流れ
住友林業の分譲住宅では、ネットで間取りが詳しく掲載されています。見学前に、どのような部屋割りになるか、どこに家具を置くのかを検討しておきましょう。見学をしたとき、さらに想像を膨らませます。
間取りに無理やり合わせる必要はありません。自由度が低いので、ある程度の妥協は必要ですが、理想と全く違うのならば諦める勇気も必要です。見学時はじっくりと想像できるよう、事前にネットの間取りで確認をしておきましょう。
長いあいだ残っている建売住宅を購入するときは注意
住友林業の分譲住宅は安心と説明をしましたが、それでも売れ残る分譲住宅があります。なぜ売れないのでしょうか。何カ月も残っている理由を確認せず購入するのは危険です。納得のいく理由を確認してから購入を検討しましょう。
騒音や景観など、売れ残る理由がわかる建売住宅はマシです。なぜ売れ残っているのかが想像できない建売住宅は不安になります。「安いし条件が悪くない」と思い込まず、安い理由を深堀することが大切です。
住友林業の建売住宅がおすすめの人
最後に、住友林業の建売住宅がおすすめの人を紹介します。
住友林業が建てる家に住みたい
自由度は二の次、とにかく住友林業が建てる住まいに住みたいと考えている人には建売住宅がおすすめです。住友林業の分譲住宅の多くは、マルチバランス構法を採用しています。ビッグフレーム構法を採用している分譲住宅はほとんどありません。ビッグフレーム構法にこだわっている人は、注文住宅がおすすめです。
しかし構造や間取りよりも住友林業の木造に惹かれた人で、できるだけ安く購入したいと思う人には建売住宅をおすすめします。
良い土地が見つからず悩んでいる
良い土地が見つからないと悩んでいる人はいませんか。分譲地は直接やり取りができるので、不動産会社は紹介をしないのが一般的です。見落としている可能性があります。良い土地が見つからず長期間悩まれている人は、良い分譲地がないかを一度確認してみましょう。
営業マンとの会話が苦手な人
営業マンと話すのが苦手な人はいませんか。何かしらの理由で営業マンが苦手な人は建売住宅がおすすめです。注文住宅は営業マンと何度も長時間にわたり相談をします。対して建売住宅は、相談する時間が圧倒的に短いです。
さらに住友林業の分譲住宅はネットが充実しています。探しやすく詳細に情報が記載されているので、気になる物件が見つけやすいです。営業マンが苦手な人はネットを活用して、お気に入りのマイホームを手に入れましょう。
住友林業の建売住宅まとめ
住友林業の建売住宅について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- 住友林業の建売住宅は分譲住宅がメイン
- 建売住宅は価格がお得だが自由度は下がる
- 売れ残っている建売住宅は理由に納得をしてから購入する
「大手ハウスメーカーの住友林業で家を建てたいけど金額が高い」と思っている人は、建売住宅を検討しましょう。希望のエリアに分譲住宅が販売されているときは、見学されることをおすすめします。