
受け渡しが終わったあとの引っ越しで「うっかり忘れていた!」という事態が意外と多く見られます。「新築で必要なものは何だろう?」と考えている人は、リスト化しておくと便利です。
「新生活で必要なものは何?」と考えたとき、どうしても家具・家電ばかりに目が行きます。しかし新築で必要なものは家具・家電だけではありません。他にも目を向け、広く確認をしましょう。
そこで今回は、「新築で必要なものとは?家具・家電だけじゃない忘れがちなものリスト」を解説します。
- 家電製品
- 家具
- 小物
- 忘れがちなもの
上記別にリスト化をしたので参考にしてください。
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新築で必要なもの①家電製品リスト
新築で必要な家電製品のリストは次のとおりです。
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電子レンジ
- テレビ
- エアコン
- 洗濯機
- 掃除機
現在利用をしている家電を新築に運ぶケースもあります。上記の中でも冷蔵庫を運ぶ時は注意をしましょう。冷蔵庫を運搬するときは、次の手順が必要です。
冷蔵庫の運搬準備
- 冷蔵庫を空にする
- 引っ越し前日に電源を切る
- 「水抜き」と「霜取り」を行う
- 冷蔵庫を掃除する
運搬は業者に依頼できますが、掃除は自分でしなければいけません。新築に持ち込むのですから、できるだけキレイにするべきです。水抜きや霜取りが不十分だと新築のフローリングが汚れます。冷蔵庫だけに限らず、今あるものを利用する場合は、手入れを十分に行いましょう。
また、サイズの確認も必要です。ビルトインタイプだとサイズが選べません。今利用している冷蔵庫が入らないと引っ越し作業中に焦ります。洗濯機も同様の注意が必要です。
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新築で必要なもの②家具リスト
新築で必要な家具のリストは次のとおりです。
- カップボード(食器棚)
- ダイニングテーブルと椅子
- ローテーブル
- ソファ
- ラグ(家具の足元など床の一部に敷く厚手の敷物)
- テレビボード
- ベッド
- 学習机
- 本だな
新築にあらかじめ備えていればカップボードは不要です。ダイニングテーブルも、カウンターキッチンを利用するのならば必要ありません。雰囲気に合わせた椅子を準備するだけです。椅子などでフローリングを傷つけないためにも、椅子足カバーと合わせて準備をしておきましょう。
ローテーブルやソファは、リビングのイメージに影響を与えます。ラグと合わせて思い描いたイメージの家具を準備してください。ただしサイズには注意が必要です。設置する場所のサイズも大切ですが、室内に家具を搬入できなければ意味がありません。
さらに詳しく
配送業者が、搬入不能な家具・家電の持ち帰りに慣れている事実をご存じですか?結構頻繫に搬入不能の問題が生じています。搬入経路を把握して、事前に入口の幅などを確認しておきましょう。折り返しのある階段などが原因で詰まることもあります。
上記の家具は必ず必要になるわけではありません。学習机は子どもの年齢に応じて購入を検討します。本棚も必ず必要というわけではありません。新生活を想像して、何が必要かを考えることが大切です。
新築で必要なもの③小物リスト
新築で必要な小物のリストは次のとおりです。
- 浴室で必要なもの一式
- ドライヤー
- 掃除道具(雑巾や洗剤など)
- 洗濯物を干すときに使う物(物干し竿やハンガーなど)
- アイロンとアイロン台
- 調理器具
- キッチンの小物(三角コーナーや箸の保管方法など)
- ゴミ箱
- トイレ用品
- 時計
- 傘立て
- スリッパ置き
小物は100円ショップなどでまとめて購入ができます。トイレ用品がなく、引っ越し作業中に困るなどのハプニングもあるそうです。引っ越しが終了してお風呂に入ろうと思ったら道具一式をそろえ忘れていたなど、小物は忘れられがちです。
大きな物ばかり目が行き小物を後回しにします。気が付いたときにはコンビニで購入するしか方法がなく、「100円ショップで購入できるのに」と後悔をする声も多く見られました。後回しにして忘れることのないようリスト化をし、事前に購入しておくことをおすすめします。
新築で必要なもの④忘れがちなものリスト
新築で最も忘れがちな注意リストは次のとおりです。
- ポータブル電源
- カーテン
- 調理器具
- 照明
- ライフラインの手続き
- インターネット・テレビ・電話回線の手続き
事前に準備が必要なものもあるので詳しく解説をします。
ポータブル電源
停電や災害などいざという時に大活躍するのがポータブル電源です。電源のない場所でもAC電力を供給できるポータブル電源は、家庭の防災、DIY作業や電気代節約、車中泊やキャンプなど、さまざまな用途に活用できます。
- 防災用(停電時の非常用電源)に使用できる
- 家族キャンプや車中泊で使える
- 家庭の電気代の節約
- インテリアを邪魔するものでは無い
とあって損しないアイテムです。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、防災推奨製品マークを取得して高い安全性を備えており、非常用電源としておすすめです。
カーテン
カーテンを忘れる人が多くいるようです。特に建売で新築を購入した人は注意をしましょう。建売の場合、カーテンレールのないケースが多いです。設置を忘れると、寝るときに違和感を覚えます。カーテンレールを設置する主な方法は次の4つです。
カーテンレールの設置方法
- 注文住宅なら施工業者
- 専門店
- ホームセンター
- 自分で取り付ける
施工業者へ依頼
注文住宅で新築を建てたのならば、施工業者に依頼をするのが確実です。依頼をしておけば忘れることはありません。注文住宅メーカーにもよりますが、フルオーダーで高品質なカーテンの採用もできます。
ただし、コミコミをウリにする注文住宅商品でなければ、ほとんどがオプション仕様です。注文住宅メーカーが別の会社に依頼をすると中間マージンが発生し、価格が通常よりも高額になります。予算オーバーを招きやすい方法なので注意をしましょう。
専門店に依頼
建売などの場合は、専門店に依頼をする方法もおすすめです。注文住宅の場合でも「イメージと違う」や「金額に不満がある」場合は、カーテンの専門店に依頼ができます。専門店でしか扱っていない高品質のカーテンが設置できる方法です。
ただし忘れてしまうケースも多いので注意をしましょう。引っ越しが近くなりバタバタした結果、当日になって思い出すといった失敗談もあります。他にも「採寸ができない」といったケースも少なくありません。
カーテンレールの設置工事が引渡し日になるケースもあります。時間が思い通りにいかずイライラするかもしれません。事前に採寸だけでもできないかと担当者に相談されることをおすすめします。
ホームセンターへ依頼
ホームセンターは専門店よりカーテンの種類が減りますが、レールの設置をしてくれるお店も増えてきました。専門店で価格が高いと感じた人は、ホームセンターを検討しましょう。ただし専門店と同様に、設置のタイミングには注意が必要です。
自分で取り付ける
「とにかく安く済ませたい」と考えている人は、自分で取り付ける方法をおすすめします。ただしカーテンレールは破損をしない限り交換を必要としません。取り付けは簡単ですが、ミスをすると新築の家を傷つけます。長く使えるものだからこそ、プロへの依頼を検討しましょう。
「自分でなんとかしよう」と思った結果、当日になって思い出すというケースが少なくありません。必要なものをリスト化し、進捗状況を確認しながら引っ越しの予定を進めることが大切です。
照明器具
照明器具の購入を忘れる人もいるので、必要数をあらかじめ確認しておきましょう。建売の場合は、ほとんどのケースでリビングや居室などの照明機器が付いていません。
また、注文住宅でも照明器具は施主支給をする人が増えています。施主支給にしていたにも関わらず、時間がたったことでついうっかり忘れてしまうのです。
ココに注意
照明機器を注文住宅メーカーに依頼すると高額になります。昔は手数料で利益を得たいことから、施主支給を認めない注文住宅メーカーばかりでした。しかし最近は、多くの注文住宅メーカーが施主支給に前向きです。
もちろん注文住宅メーカーにすべてを依頼すれば手間はかかりません。照明機器の手間は保管場所です。居室とリビングの数にもよりますが複数の照明機器を購入します。詳しい人はダウンライトなど、他の特殊な照明機器に関しても施主支給を求めるはずです。事前に準備した照明機器は、かなりの数になります。


新築に届くよう手配をしたいと考えるのが一般的ですが、施主支給が大丈夫でも搬入に難色を示すケースが多々あります。理由は責任の所在です。
もし建築中に保管した照明機器が壊れたら責任の追及が施工業者に及ぶかもしれません。面倒が発生しそうな依頼は受けない注文住宅メーカーが多いです。
ならば保管場所は自宅にします。安く抑えるためネットで購入を検討する人も増えました。しかし新築で利用する照明機器は引っ越し準備の邪魔になります。できるだけギリギリに依頼をしたいと考えた結果、ついうっかり忘れてしまうのです。
施主支給は価格を抑えるためにもおすすめの方法ですが、その分手間がかかります。もし手配通りに進まないと入居初日から真っ暗なリビングで暮らすかもしれません。照明機器のついうっかりに注意をしましょう。施主支給の場合は、リストやスケジュールを把握し忘れないようにしてください。
ライフラインの手続き


ライフラインの手続きも必要です。注文住宅の場合は、引渡しが完了するまで依頼をした注文住宅メーカーが建物を所有します。「電気」「ガス」「水道」などのライフラインは注文住宅メーカーの名義になっているので、変更の手続きをしなければいけません。
手続きを代行してくれる注文住宅メーカーも増えました。しかし、たいていは自分で手続きをします。
ただ、立ち合いのときに利用した電気や水道を見て「使える」と思い込み忘れる人もいるようですが、使えるだけで名義を変更しなければ使い続けることができません。供給元に連絡をして、引渡し日から変更されるよう事前の手続きが必要です。
利用手続き
- 水道:地域によってことなりますが、基本的に立ち合いは不要
- 電気:エコキュートがある新築の場合は立ち合いが必要
- ガス:立ち合いが必要
水道はすぐに変更ができます。立ち合いも基本的に不要です。もし同じ市内で引っ越すのならば停止と開始の連絡が一度で済みます。今住んでいる場所と管轄する地域が違う場合は、新居が管轄する水道局に連絡をしましょう。連絡をするときは新築の住所と水栓番号を準備しておくとスムーズです。
電気も基本は立ち合いがいりません。ただオール電化など電気温水器を利用する場合は、作業員の立ち合いが必要です。新居の受け渡し日時が決まったら早めに連絡をして予約をしておきましょう。
ガスはオール電化の場合は必要ありません。ガスを利用する新居の場合はガスの種類によって連絡先が変わります。現在プロパンを利用中で新居もプロパンの場合は、引き続き同じ会社で契約するか変更するかの選択が可能です。事前に検討をしておき、引渡しの2週間前には予約を入れておきましょう。
最近は電気とガスをまとめる人が増えています。まとめると支払いや手続きが楽です。まだの人は新築への転居をきっかけに検討されることをおすすめします。
インターネット・テレビ・電話回線の手続き
ライフラインの手続きばかりに目が行くと、インターネット・テレビ・電話回線の手続きを忘れます。最近は電話回線を必要としない家庭も増えましたがインターネットとテレビは必要です。忘れずに手続きをしておきましょう。
新築でインターネットを利用する場合は、主に次の3つの方法があります。
インターネット接続の方法
- 光回線:工事が必要
- ホームルーター:工事不要
- モバイルルーター:工事不要
がっつりインターネットを利用する場合は、事前に工事をして光回線を導入しなければいけません。固定回線を提供している会社は「通信系」「電力・ガス系」「ケーブル系」などがあります。今利用している業者に相談するなど、早めに手続きを済ませておきましょう。工事のことも考え2カ月程度前から準備を開始します。
テレビの視聴方法は次の3種類です。
- アンテナ
- ケーブルテレビ
- 光回線
インターネットを利用せず、専門チャンネルも不要の場合はアンテナがおすすめです。インターネットを利用する場合は、テレビと契約先を同じにすることで手間が省けます。引っ越しをする前に検討をして、一番良い方法で契約をしておきましょう。
依頼が遅れると、インターネットとテレビのない住まいでしばらく過ごすことになります。たまに「こんなに時間がかかるとは思わなかった」と後悔を話す人もいるようです。早めの手続きをおすすめします。
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新居(一軒家)で必要なものを忘れないためにも早めに準備をはじめよう!
「新築で必要なものとは?家具・家電だけじゃない忘れがちなものリスト」について解説をしました。契約をしたことで安心をして、新生活へのイメージが足りない人もいます。必要なものをリストアップして、事前に準備をしておきましょう。
「これは引っ越しの最中に購入しよう」と考える人もいますが、引っ越し中の買い物は極力減らすべきです。引っ越しがスムーズに終わらないと買い物に行く暇がありません。後回しを減らせば、新居当日から心地よい住まいが実現します。
できれば「引渡し前に新居の採寸がしたい」と、お願いをしてみましょう。注文住宅メーカーによって対応は異なります。断る会社もありますが、事前に採寸しておくと準備がスムーズです。