家を建てる際には玄関の幅について悩む人がいるかもしれません。
どのくらいの幅を用意すれば快適に生活ができるのでしょうか。
家を建ててからでは玄関の幅を変えることは難しいためとても重要な問題です。
そこで、玄関の幅の目安や決め方について解説しましょう。
玄関の幅の重要性
家を出入りする際に必ず通ることになるのが玄関です。
したがって、毎日何度も往復する部分であり、快適な環境を整えておくことが大切です。
特に玄関の幅は重要な問題となります。玄関の幅が普段の生活に与える影響は大きいからです。
広すぎても狭すぎてもいけない
玄関の幅は広すぎても狭すぎてもいけません。
玄関の幅が広い場合には、スペースに余裕ができるためいろいろなものを置いておくことができるというメリットがあります。
しかし、工事費用が高くなりやすいのがデメリットです。
また、玄関の幅が広いとその他の部屋の広さに影響を与える可能性があります。
家全体のバランスを崩してしまうこともあるため、
玄関が広すぎると問題が生じることがあるのです。
玄関の幅が狭いと物を置くスペースがなくなってしまうのがデメリットです。
玄関の幅が狭いと家の中に大きなものを運び込もうとしても難しくなるのも欠点といえます。
普段の生活の中でも玄関の幅が狭いためにストレスを感じることはあるでしょう。
ただし、玄関の幅が狭いことによって、荷物を整理整頓する意識が高まるのはメリットともいえます。
玄関の幅が広い場合
・収納としても使える
・他の部屋の間取りに影響を与える可能性がある
・工事費用が高くなりやすい
・生活同線で家族全員が通る場所なので使い方によって、有意義な空間になる
玄関の幅が狭い場合
・荷物を整理整頓する意識が高まる
・家の中に大きなものを運び込もうとしても難しくなるのも
・工事費用を抑えることができる
・解放感がなく、ストレスを感じる
このように玄関の幅が広い場合も狭い場合もメリットとデメリットがあります。

ちょうどよいサイズを見極めることが大切だね。
玄関の幅の目安
一般的には玄関の広さの基準は1.5坪とされています。
そして、玄関の間口は1.35m以上が良いとされています。これより狭いと窮屈さを感じてしまうからです。
なおかつ奥行きは120cm以上確保すると良いとされています。
ただし、これはあくまでも一般的な目安であり、それぞれの家族構成や生活習慣によって必要な玄関の幅が違ってきます。
玄関の幅の決め方
2人暮らしの場合にはあまり玄関を広くする必要がありません。
荷物の数も少ないため、玄関の幅を狭くしてもあまり不便さを感じることはないでしょう。
ただし、家族の数が少なくても、多くの人を招く場合には玄関の幅は広くしたほうがよいです。
たとえば、家でパーティーをしたり、料理などの教室を開いたりする場合には、玄関の幅を広くすることをおすすめします。
この場合はできる限り玄関の幅を広く取った方がよいでしょう。

一般的な4~5人家族の場合には、玄関の幅は1.6mほどにするとよいでしょう。
これぐらいのサイズであれば、親と子供が一緒に外を出るときにもスムーズに移動することができます。
さまざまな荷物が増えたとしても、玄関のスペースを広く取ることができれば、そこに物を置くことができます。
今の住まいと比較する方法
これまで自分たちが暮らしてきた住まいとの比較で決めるという方法です。
・狭い⇒広く
今の住まいの玄関の幅に不便さを感じているならば、
それよりも玄関の幅を広くするとよいでしょう。
・広すぎる⇒狭く
逆に今の住まいだと玄関の幅が広すぎると感じるならば、
新しい住まいはもっと玄関の幅を狭くしておくのです。
玄関の幅が広くなるとその分だけ玄関ドアは大きいものが必要となります。
大きなドアほど費用が高くなってしまうためその点も気をつけましょう。
収納設備との兼ね合いを考える
玄関の広さを考えるときには収納設備のことについても考慮に入れましょう。
玄関の幅が広くなると、その分だけ設置する収納設備も大きくなりやすいです。
しかし、あまりにも大きな収納設備を用意しても使うのが面倒に感じることがあります。
また、玄関の幅を広くしても、収納設備が大きいと実際に利用するときに窮屈さを感じるケースがあるため注意しましょう。
必要以上に大きな収納スペースを設けるのは、逆に快適さを損なうことがあるのです。
玄関のドアの種類に気をつける
玄関ドアには両開きドアや片開きドア、引き戸などがあります。
玄関の幅だけではなくドアの種類にも気をつけることが大切です。
たとえば、引き戸の場合は玄関の幅は実質半分になってしまいます。
両開きドアであれば、玄関の幅の分だけ開くことができるため、大きな荷物も運びやすくなります。
断熱性に注意する
玄関の幅が広くなると住まいの断熱性が低下してしまいます。
玄関ドアは開口部であり、熱の出入りが激しいからです。
特に幅を広くする場合には、玄関ドアの種類によっては、室内の断熱性が大きく低下する恐れがあります。
たとえば、冬場に廊下がとても寒くなってしまうことがあるのです。
これを防ぐためには、玄関のドアを断熱性の高いものにするという方法があります。
ただし、断熱性のドアを設置すると費用が高くなるためその点も注意しましょう。
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まとめ
玄関の幅の目安や決め方についてまとめました。
基本的には玄関の幅は1.35m以上で1.6m程度用意しておけばよいでしょう。
ただし、それぞれの生活習慣や出入りする人の数によって、最適な玄関の幅は異なります。
また、玄関のドアの種類や断熱性、収納設備のことなども考慮に入れてください。
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