セルコホームはカナダ輸入住宅のパイオニアです。美しい外観にうっとりした事のある方も多いでしょう。セルコホームは、輸入住宅メーカーとしては費用がそれほど高くなく、比較的手が伸ばしやすいイメージがあるようです。
この記事ではセルコホームの注文住宅の特徴や坪単価(費用)について紹介します。輸入住宅に興味のある方や、ハウスメーカー選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
【保存版】ハウスメーカー&工務店の坪単価一覧比較
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セルコホームの坪単価は約40万〜70万円が相場【総額目安】
セルコホームの坪単価は40万~70万円程度です。坪数に応じた建築費用の目安は以下の通りです。
坪数 | 本体価格 【総額目安】 |
---|---|
20坪 | 800〜1400万円 |
25坪 | 1000〜1750万円 |
30坪 | 1200〜2100万円 |
35坪 | 1400〜2450万円 |
40坪 | 1600〜2800万円 |
45坪 | 1800〜3150万円 |
50坪 | 2000〜3500万円 |
輸入住宅の場合は、輸送費などの関係で坪単価が高額になりやすいですが、「すごく高い」とまでは言えません。セルコホームは適正価格を掲げているハウスメーカーです。コストパフォーマンスに優れた輸入住宅を建ててくれます。しかも坪単価には次の安心が含まれているのがポイントです。
安心ポイント
- 住宅完成保証:何らかの理由で住宅の引き渡しが行われなかったときの保証
- 10年間の地盤保証:不動沈下により損害が生じた場合は5,000万円までを保証
- 建設工事保証:建設工事中の物的損害を保証
- 住宅性能評価:第三者機関が構造や安全性を正しく評価
セルコホームはフランチャイズ展開をしています。そのため、「工務店が倒産するのでは?」などの不安を抱く人も少なくありません。そのような不安を解消するため4つの安心を用意しました。すべて坪単価に含まれています。
セルコホームは高い?安い?他の住宅メーカーと比較
セルコホームの坪単価を類似ハウスメーカーと比較します。
住宅メーカー名 | 構造 | 坪単価 |
---|---|---|
セルコホーム | 木造 | 40万~70万円 |
木造 | 30万〜55万円 | |
木造 | 40万〜60万円 | |
木造 | 45万〜80万円 | |
木造、鉄骨 | 60万〜100万円 | |
木造 | 65万〜183万円 |
セルコホームの坪単価は40万~70万円程度なので、そこまで大きな差はありません。海外輸入住宅は、どうしても輸送費がかさみます。輸送費が高額にも関わらず、一般的なハウスメーカーと比較をしても大差がありません。さすがは適正価格を掲げているハウスメーカーです。同じく輸入住宅を手掛けているスウェーデンハウスよりも価格が抑えられています。
セルコホームが建てる住まいは性能が高いのも特徴です。性能と言えば一条工務店ですが、セルコホームも負けていません。カナダは大規模木造建築の先進国です。体育館や学校といった大きな施設を、世界に先駆けて木造で建築しました。カナダ住宅の性能の高さは証明されています。セルコホームが建てる輸入住宅の性能は業界でもトップクラスです。
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セルコホームはこんな人におすすめ
セルコホームは、輸入住宅を適正価格で建てたい人におすすめです。日本の住宅における耐久性は、ここ数年で劇的に変化しました。それでも取り壊される住宅の平均築後経過年数は、約30年と言われています。カナダ住宅は100年住み続けられる住まいです。性能の高い住まいを求めている人におすすめします。
カナダ住宅のデザイン性が好きな人
セルコホームの特徴と言えば多彩なデザイン性です。デザインのバリエーションが豊富で、個性豊かな住まいが完成します。「近所とは違うオリジナルティあふれる住まいが建てたい!」と考えている人におすすめです。日本の落ち着いたデザインとは一味違います。
フランチャイズなので、店舗ごとに用意されているデザインは違いますが、次のデザインが主流です。
主流デザイン
- クイーンアン・スタイル:古き良き時代のヨーロッパ情緒を現代風にアレンジしたデザイン
- ジョージアン・スタイル:総レンガ貼りの美しさと、圧倒的な存在感を持つデザイン
- アーリーヴィクトリアン・スタイル:可愛らしい街並みに似合うデザイン
- コンテンポラリー・スタイル:カナダ独自の多文化を有機的に融合させたデザイン
セルコホームのデザインは、カナダ住宅ならではのデザインです。ヨーロッパの街並みが好きな人はいませんか?セルコホームが建てる住まいは、デザイン性が突出しています。輸入住宅で建てるメリットのひとつです。
耐震性能に優れた住まいを適正価格で求めている人
セルコホームが建てる住まいは耐震性に優れています。東日本大震災では、津波で多くの住まいが流され壊滅的な被害を受けた地域にも関わらず、セルコホームが建てた住まいは無事でした。隣は流されたのに瓦一枚落ちることなく建ち続けている写真が耐震性の高さを証明しています。セルコホームが耐震性に優れている理由は次のとおりです。
ココがポイント
- ツーバイフォー工法ならではのモノコック構造を採用
- 部材の接合部を強化する補強金具の採用
- あおり止め金具とビスで、屋根と壁を一体化する独自構造
地震による強い揺れエネルギーは、強固に接合されたモノコック構造が6つの面に分散します。揺れエネルギーを一点に影響を集中させないことで耐震性を高めました。全体で受け止めるモノコック構造の特徴です。
セルコホームの耐震性は実績が証明をしています。耐震性に優れた住まいを適正価格で求めている人におすすめです。
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省エネで心地よい住まいを求めている人
カナダの北極圏に近い地域の冬は、日本よりも寒いです。寒い地域であるカナダの住まいをセルコホームは販売しています。断熱性能に優れているのは当然です。省エネで心地よい住まいを建ててくれます。断熱性能に優れている理由は次のとおりです。
断熱性能に優れている理由
- 断熱性能に優れた高性能グラスウールを採用
- 高耐久遮熱型透湿防水シートを用意
- 断熱性能に優れた木の利用
セルコホームは高密度のグラスウールを採用しています。密度が高まることで、一般的なグラスウールよりも熱伝導率を下げた断熱材です。優れた断熱材を「天井:230mm」「壁:140mm」「床:230mm」と、十分な厚さで施しています。
厚い断熱材に加え、高耐久遮熱型透湿防水シートを利用することで、さらに断熱性能を高めました。室内でつくられた心地よい温度を外部へ逃がさないシートです。湿気を放出する性能も備わっています。
セルコホームの建てる住まいは、断熱等性能等級の最高等級を上回るのが特徴です。省エネで心地よい住まいを求めている人におすすめします。
【セルコホーム】商品別の特徴と坪単価を紹介
THE HOMEの坪単価と商品の特徴
現在セルコホームが提供する商品は、THE HOMEに統一されています。
セルコホーム・セレクトメイド・システムを導入し、ライフステージや地域の環境に合わせて外観などのデザイン、躯体、窓の断熱性能を自由に組み合わせられることが特徴です。
THE HOMEの魅力は高断熱、高気密、耐震性です。屋根、壁、床には、断熱材として高性能32K相当グラスウールを採用しています。一般的な高性能16Kグラスウールと比較すると密度が高く、その優れた断熱性は、一年を通して心地良く暮らせる環境を実現します。暑さや寒さを我慢することなく、光熱費の節約に貢献してくれるでしょう。窓には高性能な樹脂サッシと、高耐久遮熱型透湿防水シートが採用されており、結露を防止し、湿気から住まいを守ります。
2×4工法に2×6材や2×10材を取り入れているカナディアンツーバイは、圧倒的な耐久性を発揮します。過去の震災でも住宅の全壊・半壊を免れており、その強さが証明されています。
カナダの厳しい気候の中で開発されたこれらの住宅性能は、家族に快適な生活と安心を与え続けてくれるでしょう。
THE HOMEでは、世界最高水準の住まいであるSE Bodyをはじめとする3種類の躯体、機能性やデザイン性で選べる4種類のバリエーションの窓をラインナップしています。また、住まいの印象を大きく左右する外観、玄関、フローリングも多彩な種類があり、お気に入りをセレクトするだけで、家族の理想の住まいを実現することができます。自分で選んだものには愛着が生まれます。デザインや性能にこだわった家は、住めば住むほどに、家族に豊かな生活を与えてくれるでしょう。
アーリーヴィクトリアン・スタイルの坪単価と商品の特徴
参照元:セルコホーム公式ページ
アーリーヴィクトリアン・スタイルは「絵になる我が家」をコンセプトにしています。
北米で最も愛されているカナダ西海岸のガーデニングをイメージした住宅です。19世紀後半のヴィクトリア女王時代に流行したスタイルです。
自然に囲まれた花と緑が彩る街並みに映える、品格あるクラシックな作りが特徴となっています。ラップサイディングの外壁と飾り雨戸、ジンジャーブレッドなどの装飾、屋根から突き出した小さな三角形の屋根がアクセントです。開放感のあるウッドデッキやカバードポーチも印象的です。内装はシックで大人な雰囲気が特徴で、無垢素材の床にホワイトの輸入キッチンがとっても合います。
アーリーヴィクトリアン・スタイルの坪単価は50〜60万円/坪となっています。
ジョージアン・スタイルの坪単価と商品の特徴
参照元:セルコホーム公式ページ
ジョージアン・スタイルは「英国の香りに包まれて暮らそう」をコンセプトにしています。
イギリスの18世紀初頭から19世紀初頭のジョージアン期の様式をベースにしたアメリカ南部の建築様式です。アメリカが少しずつ裕福になり始めた時代のステータスシンボルとして愛されてきました。
ジョージアン・スタイルの特徴はアメリカ南部で生産されたレンガを積み上げた重厚感のある左右対称のデザインが特徴です。ほとんどの住宅はどっしりした赤色または茶色のレンガ壁に縦長の窓がついています。また、白ベースで優雅さが感じられる外観の住宅もあり、レンガと目地の色目を合わせるだけで印象が変わります。
ココがポイント
ジョージアン・スタイルとレンガの組み合わせは町並みに存在感を与えてくれます。中央には柱と破風を用いた玄関があり、軒下に等間隔に並んだ飾りがあります。窓は上げ下げできるハングウィンドウで屋根の形状は切妻または寄棟屋根の箱型です。
また、ガレージ上部はバルコニーになっています。シャッター周りのモールディングや手摺のバラスターが住宅に華を添えています。ジョージアン・スタイルの室内はグレーや茶色でまとめられたクラシックな作りです。マントルピースの周りにはアクセントに擬石が施工されています。
ジョージアン・スタイルの坪単価は50〜60万円/坪です。
クイーンアン・スタイルの坪単価と商品の特徴
参照元:セルコホーム公式ページ
クイーンアン・スタイルは「憧れ」から「自慢のお家へ」をコンセプトにした、18世紀前期のアン女王の時代のイギリスの建築様式です。アメリカでイギリスが入植した時代に発展しました。
輸入住宅の中でも最も特徴があり人気のある住宅で、凛とした気高さと優雅さが特徴です。
古き良きヨーロッパ調の住宅を現代風にアレンジして建設しています。外観のデザインは左右非対称で屋根は教会建築のように十字に切っています。
また、住宅の周辺を取り囲むカバードポーチや鐘楼のような八角形の形をした塔もあります。玄関からつながる長いベランダやポーチが特徴的で化粧方杖や軒飾り、出窓を多用に作っています。
さらに詳しく
八角形の棟の部分を「アン」と呼び、このアンの屋根の横幅や勾配によってクイーンアン・スタイルの印象が変わってきます。
棟屋の部分は特に女性に人気があり、お姫様気分で優雅に過ごせるのが特徴です。窓周囲は額縁が廻されており、上下に開放できるダブルハング・ウィンドウになっています。内装のダイニングやリビングは多面採光なので明るい空間が特徴です。ケースによっては寝室に棟屋を設計する場合もあります。インナーテラスでゆったりとくつろげる空間を作ることもできます。
クイーンアン・スタイルの坪単価は50〜60万円/坪です。
コンテンポラリー・スタイルの坪単価と商品の特徴
参照元:セルコホーム公式ページ
コンテンポラリー・スタイルは創造力から生まれた住宅です。カナダの今の住宅の美しさを表現しており、カナダ独自の多文化を融合させたデザインです。
伝統的なディティールは残してヨーロッパの様々な国の要素を取り込んでいます。外壁やモールディング、サッシは自由に素材や色を選択できるので様々な表情を作りだすことができます。
また、エントランスやドアも好きな素材のものを選択できるため、自分好みの家に仕上げることが可能です。内装は好みによってクラシックにもモダンにもでき、インテリアが映えるのがコンテンポラリー・スタイルの特徴です。無垢のフローリングは木のぬくもりと風合いが魅力で、素足で暮らしたくなる「オーク」、心地よい明るさの「メープル」、クラシカルで風格を感じる「アルダー」からインテリアが選べます。
コンテンポラリー・スタイルの坪単価は50〜60万円/坪です。
セルコホームの家「いくらで建てた?」実際の声
ウッドショックの影響で、材木代だけで100万円程値上げされる
坪単価:65万円
去年の12月から計画し始め、8月に完成したばかりです。私たちはセルコホーム一択だったので、他のハウスメーカーとの比較はしていません。6月くらいからウッドショックの影響で、材木代だけで100万円程値上げされるということを聞きました。特に決まっていないのであれば、様々なハウスメーカーを比較してみるといいと思います。土地代が高いのでお金はかかりましたが、建物代はこんなものではないかと、特別セルコホームが高いとは感じませんでした。
担当者さんからも、「大きい家です。なかなかいません」と言ってもらえるほど、見た目は大きくキレイな家ができました。壁紙や照明などすべて選んだ注文住宅なので、打ち合わせは大変でしたが楽しかったです。一生でいくつも買える買い物ではないので、楽しみながら理想のお家を建ててほしいなと思います。
自由設計で家を立てる場合高額になりがち
商品名:セルコホーム創立60周年記念
建築費用:2,100万円/坪数32坪
坪単価:65万円
セルコホームで自由設計で家を立てる場合高額になりがちです。しかし、たまにでる何周年記念の商品だと、とてもお得だと思います。洋風な外観なので、後付けで何かをつくる場合(たとえばガレージ)、家とのバランスが難しいので、できるだけ家と同じタイミングでオプションはつけたほうが良いと思います。個人的には、1階の天井が低いように感じるので、オプションで高めにするのがおすすめです。
坪単価は家のグレードなので変わってくるので、具体的にいくらとは言い難いのですが、まあ妥当な金額ではないでしょうか。とにかく、高機密こう断熱のはおすすめです。雨の音もあまり聞こえません。窓を開けてなければ、お隣さんもほとんど聞こえません。
セルコホームの値引き事情
セルコホームで建てた人の口コミを見ると、値引きに関しての情報は様々です。「値引きに成功した!」といった声もあれば「値引きは無理でした」といった声も見られます。適正価格を掲げているハウスメーカーは値引きが難しいのが通常です。値引きは難しそうですが、実際に値引きを受けた人もいます。平均の値引き率は0~5%程度です。
結果が分かれる理由は、フランチャイズ展開にあります。フランチャイズなので、運営する会社が違うことから、対応がまちまちになっているようです。
セルコホームはもともとコストパフォーマンスに優れています。「試しに値引き交渉をしてみよう」程度の気持ちで行いましょう。値引きが成功したらラッキーぐらいの思いで挑戦するのがおすすめです。
セルコホームの概要
会社設立 | 1959年10月13日 |
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構造 | モノコック構造、ファイヤーストップ構造 |
居住タイプ | 2階建て、3階建て、平屋など |
新築引渡し実績数 | 2020年にカナダ輸入住宅供給実績25,000棟を達成 |
保証期間 | 初期保証10年(10年後に必要な有料メンテンスを施すことで10年延長) |
公式サイト | セルコホーム公式 |
セルコホームはカナダの輸入住宅を建てるパイオニアです。カナダ輸入システム住宅の開始は1995年から始まりました。翌年には輸入住宅プロジェクトに対し「カナダ国際貿易大臣賞」を受賞しています。販売開始から10年も経たずして、10,000棟を達成した実績を持つハウスメーカーです。
実績が伸びた理由の一つにフランチャイズ展開があげられます。セルコホームは、カナダ輸入住宅を全国で販売するため1997年からフランチャイズ展開を開始しました。販売戦略が功を奏し、カナダ輸入住宅販売25周年の年に供給実績25,000棟を達成させたのです。
セルコホームは、カナダ輸入住宅で全国ナンバーワンの実績とノウハウを持っています。住宅先進国であるカナダの住まいを日本で建てるスペシャリストです。
商品名:不明
建築費用:3,000万円/坪数46坪