住友不動産は、大手不動産デベロッパーとして有名な企業です。ほとんどの人が知っている大企業ではないでしょうか。そうなると坪単価も高そうなイメージを持ってしまいます。また注文住宅よりも分譲マンションのイメージが強く、それが高級感を抱かせ相場よりも価格が高そうに見えてしまいます。本当にそのイメージはあっているのでしょうか?高そうだけで検討の中に入れないのは、出会いを逃すかもしれません。
そこで今回は、住友不動産の商品別坪単価について解説をします。
- 住友不動産のおおよその坪単価がわかる
- 住友不動産の商品の特徴と費用感がわかる
- 商品ごとの費用を比較検討できる
特徴も合わせて解説をするので参考にしてください。
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住友不動産の坪単価は約50万円〜90万円が相場【総額目安】
住友不動産の家の坪単価は50万円から90万円とされています。
坪単価が50万円〜90万円とした時の、坪数に応じた建築費用は以下の通りです。
20坪の家 | 1,000万〜1,800万円 |
---|---|
25坪の家 | 1,250万〜2,250万円 |
30坪の家 | 1,500万〜2,700万円 |
35坪の家 | 1,750万〜3,150万円 |
40坪の家 | 2,000万〜3,600万円 |
45坪の家 | 2,300万〜4,050万円 |
50坪の家 | 2,500万〜4,500万円 |
ハウスメーカーとしては標準的な坪単価となっています。住友不動産の住まいは高品質のものが多く、それなりの坪単価で満足できる家を建てることが可能です。贅沢な暮らしを満喫できる住まいを提案しています。
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住友不動産の特徴
住友不動産の特徴を解説していきます。
住友不動産の概要
社会の授業で習った「財閥解体」により不動産部門を継承する会社として設立しました。当初は高級賃貸アパートを手掛け、1960年頃から分譲マンション事業に進出をします。分譲マンションのイメージが強いのは、長年の実績からです。
住友不動産が住宅事業を手掛けるようになったのは、1990年代に入ってから、「新築そっくりさん」が有名で認知度が高く、多くの人が知っています。その後、分譲マンションなどのノウハウを活かし、注文住宅を手掛けるようになりました。分譲マンションでは、6年連続年間供給戸数日本一達成(2014年〜2019年)するほどの実績を持つ大手ハウスメーカーです。このノウハウが注文住宅にも反映されているのですから、安心性の高さは言うまでもありません。
住友不動産が手掛ける住宅の特徴
住友不動産の商品には、次の特徴がみられます。
- デザイン力の高さ。
- 都市型およびその近郊型住宅。
- 分譲マンション販売で得た供給を活かしたハイグレードな住宅設備。
- 耐震性の高さ。
- 遮音性、断熱性の高さ。
- アフターサービスの充実。
坪単価が高いと思われるかもしれませんが、住友不動産の特徴がそのイメージを払拭し、相場よりも価格が安く見えてきます。次は、上記の特徴を生んだテクノロジーを確認していきましょう。
住友不動産のテクノロジー
住友不動産のテクノロジーは、住みやすく心地よい木の家を活かすテクノロジーです。
「ウッドパネル工法」
住友不動産のウッドパネル工法は、伝統的な木造軸組工法と先進テクノロジーを融合させた工法です。自然素材である木の良さを損なわず、心地よさとぬくもりのある住宅づくりを実現させます。
「2×4工法」
住友不動産の2×4工法は優れた耐震構造を誇っています。これに地震の揺れを50%低減させる制震システムが組み込まれており、繰り返す余震にも強いつくりが魅力です。
住友不動産のテクノロジーにより、手掛けられた商品は「耐震等級3」「劣化対策等級3」「維持管理対策等級3」「断熱等性能等級4」といった、すべて最高ランクの評価を得ています。これらのテクノロジーが標準仕様なのですから、ありがたい話です。
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【住友不動産】商品別の特徴と坪単価を紹介
それでは、住友不動産の商品ごとの坪単価と特徴を確認していきましょう。住友不動産のホームページの品紹介トップページでは、以下の4つが表示されています。
商品名(業者名) | 坪単価 |
---|---|
PREMIUM.J Serics(プレミアム・ジェイ・シリーズ) | 60万円〜90万円 |
J・URBAN Serics(ジェイ・アーバン・シリーズ) | 50万円〜90万円 |
J・RESIDENCE(ジェイ・レジデンス) | 60万円〜90万円 |
邸宅型住宅シリーズ | 50万円〜80万円 |
それぞれを解説していきます。
PREMIUM.J Serics(プレミアム・ジェイ・シリーズ)の坪単価と特徴
参照元:PREMIUM.J Serics(プレミアム・ジェイ・シリーズ)公式ページ
PREMIUM.J Sericsの坪単価は「60万円から90万円程度」です。
「青山モデル」「前橋モデル」「京都モデル」「駒沢モデル」など、多くのモデルハウスごとに異なる外観を持っており、気に入るデザインも見つかるかもしれません。住友不動産の商品の中でもトップクラスに位置するPREMIUM.Jは、高級感溢れるデザインが特徴的です。
ここがポイント
- 都市型住宅を想定した商品
- 内と外は一体となり、連動する空間が住む人に解放感を与える。
- 堂々とした風格を持つ商品。
数多くのグッドデザイン賞の受賞歴をもつPREMIUM.Jは、「デザイン」「高品質」「高性能」の3つを極めた上位クラスの商品です。重圧感があり堂々とした外観のデザインは、住む人に心理的な影響も与えることでしょう。地域の特性に合わせたつくりをしていることから、見学をするモデルハウスは建てる地域の近くが望ましい商品です。
J・URBAN Seric(ジェイ・アーバン・シリーズ)の坪単価と特徴
参照元:J・URBAN Seric(ジェイ・アーバン・シリーズ)公式ページ
J・URBAN Sericは、日本の風格を変えたモダンデザイン住宅です。2003年から都市型住宅として販売が開始されました。シリーズ内の商品の多くがグッドデザイン賞を受賞しています。それでは商品別に坪単価を確認していきましょう。
J・URBAN(ジェイ・アーバン)の坪単価と特徴
J・URBAN(ジェイ・アーバン)の坪単価は「60万円から90万円程度」、都市部にスタイリッシュを抱くオアシスな住まいをしています。
ここがポイント
- 間取りの中心にプライベートパティオ(中庭)を提案。
- パティオとの隣接によりリビングに光と解放感を演出。
- Fix小窓を仕様したライトウォール(多開口耐力壁)が採光と防犯性に役立つ。
J・URBANのコンセプトは限られた敷地を有効に活かすこと、敷地内に中庭を設置することで、都市部の気になるプライバシーと防犯性に注力しながら自然をふんだんに取り入れました。都市部で窮屈に暮らしたくはありません。
そのために「楽しさ」「豊かさ」「安心」をシンプルに、そしてスタイリッシュに表現をした標品です。坪単価は高いと思われるかもしれませんが、J・URBANを実際に見学すると、相場よりも価格が安いと感じることでしょう。
J・URBAN COURT(ジェイ・アーバンコート)の坪単価と特徴
J・URBAN COURT(ジェイ・アーバンコート)の坪単価は「60万円から90万円程度」郊外の街並みに調和するモダンデザイン住宅です。
ここがポイント
- 収納を集約して部屋の大空間を確保。
- 勾配天井による高さで立体的な解放感を演出。
- 1階から天井まで吹き抜けたコート(中庭)のおかげで、家のどこにいても家族を感じることができる。
J・URBAN COURTは郊外生活の解放感や楽しさを演出する、郊外型ライフスタイルに合わせた商品です。商品名にある伸びやかなコートが、自然と家族のつながりを強めてくれます。コートを介して各部屋に行き来できるので、プライベート空間としての活用も可能です。光と風に満たされた生活が、J・URBAN COURTの魅力となっています。
J・URBAN (ジェイ・アーバンスリー)の坪単価と特徴
J・URBAN (ジェイ・アーバンスリー)の坪単価は「50万円から80万円程度」、都市部の3階建てに求められる理想を追求した商品です。
ここがポイント
- LDKに外とのつながりを持たせることで明るく開放的に。
- 吹き抜けのあるダイニングに差す光が、心地よさを演出。
- 住友不動産の3階建て住宅。
過密した都市で求めるのは広さだけでしょうか。デザインや自然を感じられること、さらにはプライバシーです。J・URBAN は、3階建てにすることで広さを提供するだけでなく、デザインや採光、防災や防犯の安全性も追及した商品となっています。
モダンなデザイン性、吹抜けやガーデンリビングを都市部の住宅で楽しむことができる商品です。3階建てなので基礎工事が少ないことから、いままでの商品よりも価格は抑えられています。3階建ての相場でみると比較的コストダウンされた商品です。
J・URBAN TRAD(ジェイ・アーバントラッド)の坪単価と特徴
J・URBAN TRAD(ジェイ・アーバントラッド)の坪単価は「50万円から80万円程度」、伝統をシルエットに、新しい都市型を主張する商品です。
ここがポイント
- 外壁は特徴的なリズミカルフィンでガラスからの直射日光を抑える仕様。
- 閉鎖可能なガラスルーバースクリーンで、自然の光と風を室内に演出。
- LDKを伸びやかにつないだオープン空間。
伝統的な切妻屋根のシルエットと外壁のリズミカルフィンで、特徴的な外観を持っています。機能としては、「風力発電」「太陽光発電」「太陽熱利用給湯」など、環境にやさしい機能を搭載、未来の生活を見据えた商品です。オープン空間やリビングに階段を設置するなど、家族とつながれる間取りが提案されています。
伝統的でありながら、最新の技術が盛り込まれたJ・URBAN TRADは、相場で比べると安い価格に見える商品です。
J・SKY(ジェイ・スカイ)の坪単価と特徴
J・SKY(ジェイ・スカイ)の坪単価は「50万円から80万円程度」、2階が天空に浮かぶ平屋のようなシルエットが特徴的です。
ここがポイント
- 大きく開かれたルーフバルコニーで室内にも自然がたっぷり。
- LDKとルーフバルコニーを連続させることで大きな解放感を演出。
- 1階のオープンスペースは開閉可能、個室としても利用ができる。
安定感のあるオープンスペース下層の上に平屋を置いたようなデザイン、まるで天空に浮かんだような家に見えます。名前の「スカイ」が良く似合う商品です。まさに自然をふんだんに取り込んだ新しいカタチの日本邸宅ではないでしょうか。
とにかく解放感に優れており、のびのびとした生活を望んでいる人におすすめの商品です。
J・URBAN CRISTA(ジェイ・アーバンクリスタ)の坪単価と特徴
J・URBAN CRISTA(ジェイ・アーバンクリスタ)の坪単価は「50万円から80万円程度」、毎日を豊かに自分らしく過ごした女性の思いに応えるような商品です。
ここがポイント
- 家の中なのに独立した「HANARE Room」の採用。
- 建具の開閉で変わるインナーコート。
- ハイサッシの向こうの風景がドラマチック。
J・URBAN CRISTAは、女性の思いに応える商品です。HANARE Roomをどのように活用しますか?「レッスン」「サロンスペース」「フィットネス」独立しているので、誰にも邪魔されない時間を家の中でつくることができます。
自宅にいる時間が長くなる女性を中心に間取りを考えてみてはいかがでしょうか。女性におすすめの商品です。
J・RESIDENCE(ジェイ・レジデンス)の坪単価と特徴
参照元:J・RESIDENCE(ジェイ・レジデンス)公式ページ
J・RESIDENCE(ジェイ・レジデンス)の坪単価は「60万円から90万円程度」です。J・RESIDENCEの紹介画像には、J・URBAN Sericsの文字があるのですが、別枠で紹介がされています。
ここがポイント
- 1階の庇が水平ライン、最大1.4mまでのばすことのできる軒が特徴。
- ワークトップに、セラミックやクォーツ・天然御影石を採用。
- ハイグレードなキッチン。
天井高は約2.7m、さらに室内から段差のないデッキが「明るさ」「広さ」「ゆとり」「解放感」をもたらします。2階にも4角すべてにバルコニーを提案、解放感が得られる仕様です。軒を生かした直線的なデザインが存在をアピールする魅力を持っています。
住友不動産の高級マンションシリーズで利用されているハイグレードな室内装が標準仕様となっている商品です。それだけで相場よりも安い価格と言えるのではないでしょうか。ホンモノを求めている人におすすめの商品です。
邸宅型住宅シリーズの坪単価と特徴
参照元:邸宅型住宅シリーズ公式ページ
邸宅型住宅シリーズの坪単価は、坪単価が50万〜80万円程度です。多彩な外観スタイルを持つ商品です。
ここがポイント
- 世界各国の伝統的な住宅スタイルをモチーフにした外観。
- 個性的なシリーズ。
「Foreign スタイル」「Japanese スタイル」に、数種類の外観を用意した邸宅型住宅シリーズならば、きっと気に入るデザインが見つかるはずです。さまざま暮らしに対応する豊富なバリエーションが、日本の街並みに溶け込ます。
邸宅型にも関わらず、価格は相場よりも低いイメージです。もちろんデザイン性だけではありません。室内は住友不動産が快適な暮らしができるようにと、考え抜かれた仕様となっています。
まとめ
住友不動産は、坪単価に見合った家を建てることができる大手ハウスメーカーです。グループの総合力は、業界の中でもトップクラスと言えます。企業の大きさで決めることはできませんが、分譲マンションの実績から見ても、安心で安全な住宅が建つことは間違いありません。
相場よりも高い価格かどうかの最終判断は本人次第ですが、商品の特徴から見ても後悔はしないと思います。ホンモノの住宅に興味がある人は、住友不動産を検討の中に入れておくべきです。