- ヤマト住建はローコストで有名だけど保証内容はどうなのかな?
- ヤマト住建の保証内容は他社よりいいの?
注文住宅を建てるときに忘れてはいけないのが保証内容やメンテナンスです。支払総額には住み始めた後の保証内容も含まれています。契約をする前に保証内容やメンテナンスを調べ、他社と比較しておくことが大切です。
そこで今回は次の内容について解説をします。
ココがポイント
- ヤマト住建の保証内容
- ヤマト住建のメンテナンス
- ヤマト住建のメンテナンス費用
保証やメンテナンス内容を、類似ハウスメーカーと比較するので参考にしてください。
こちらもチェック
クリック移動【目次】
ヤマト住建の保証内容
参照元:ヤマト住建公式ページ
最初にヤマト住建の保証内容から解説をします。ヤマト住建は、2021年より保証内容を一部新しくしました。住む人がより安心できる保証内容を提供しています。
ヤマト住建の初期保証は20年
ヤマト住建は引渡しから20年間の初期保証を用意しています。初期保証は法律で定められた10年間で済ませるのが一般的です。しかしヤマト住建は2021年から倍の20年間を用意しました。保証対象は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。
二社体制よる充実した保証
- JIO日本住宅保証検査機構:10年
- ヤマト住建:10年以降の保証
JIO日本住宅保証検査機構は、住宅瑕疵担保責任保険や住宅の性能表示などを行う会社です。引き渡しから10年間はJIO日本住宅保証検査機構が保証をします。10年以降はヤマト住建が保証する二社体制です。
またヤマト住建では、長期保証の対象外部分であっても2年間(一部1年保証有)は保証できる項目が多くなっています。引き渡し後、無償の2年目点検を実施することで初期保証を充実させているのがポイントです。住む人の安全が考慮されています。
ヤマト住建はローコストで有名なハウスメーカーです。類似ハウスメーカーは一般的な10年間の初期保証を採用しています。ヤマト住建は倍の20年です。お客様のニーズに合わせ2021年より変更をしました。保証内容も進化を続けるハウスメーカーです。
ヤマト住建の坪単価と総額は?30坪40坪50坪の相場を知ろう
続きを見る
ヤマト住建の最長保証期間と受けるための条件
ヤマト住建の最長保証期間は30年です。初期保証が20年なので、プラス10年間の保証延長が用意されています。長期保証の対象は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。
最長30年保証を受けるための条件を紹介します。
ココがポイント
- 20年目に無償の定期点検を受ける
- 定期点検に基づき有償メンテナンスを実施する
保証延長に有償メンテナンスを付けるのは、ほとんどのハウスメーカーが採用をしています。中には「ズルい」と思われる人もいるかもしれませんが、一般的なサービス内容です。ただヤマト住建の場合は無料で定期点検を行ってくれます。定期点検も有償にするハウスメーカーもあることを考えれば、充実した内容です。
大手ハウスメーカーの中には、最長60年保証を掲げる会社があります。大手と比較をすると短いかもしれませんが、坪単価も違うので注意をしましょう。ローコストハウスメーカーで30年の長期保証を付けているのは充実した保証内容と言えます。
建ててよかったハウスメーカーをまとめた記事はこちら
≫本当に建てて良かったハウスメーカーランキング
住宅設備10年保証
ヤマト住建は各種住宅機器に対応した住宅設備保証10年を用意しています。住宅設備メーカーの保証は2年程度が一般的です。ヤマト住建では、従来の保証期間を大きく上回る保証が用意されています。
ヤマト住建が10年保証を設けている住宅設備は次のとおりです。
住宅設備
- IHorガスコンロ
- レンジフード
- 食器洗浄乾燥機
- エコキュートor給湯器
- 脱衣室暖房乾燥機
- 浴室換気乾燥機
- 温水洗浄便座
- 第一種換気熱交換ユニット
- YUCAKO全館空調システム(壁掛けエアコン2台or YUCAKO)
上記の設備に関しては、引渡し後10年間の保証が適用されます。住宅設備は快適で円滑な生活に欠かせません。2年間の保証では足りないと思う人がほとんどです。ヤマト住建では、住む人の安心を考え10年間の保証が用意されています。
設備保証の延長を付けている会社もありますが、当たり前の保証ではありません。むしろ、ローコストハウスメーカーで用意しているのは珍しいです。初期保証20年と合わせて、ヤマト住建の保証内容は充実していることがわかります。
20年の地盤サポートシステム
ヤマト住建は、保証内容に20年の地盤サポートシステムを用意しています。ヤマト住建の住まいは高い耐震性に優れた制震ダンパーを用意した地震に強い住まいです。しかし、どんなに地震に強くても、地盤が崩れれば意味がありません。ヤマト住建では、住まいを不同沈下から守る保証が用意されています。
保証をするのは地盤調査と改良を受け持つジャパンホームシールドです。ヤマト住建の地盤サポートシステムのポイントを解説します。
ココがポイント
- 安心な品質保証
- 豊富な調査メニュー
- 第三者の公正な目による信頼の解析
ジャパンホームシールドの地盤調査と解析実績は累計100万棟を超えています。信頼できる会社が20年間保証を付けているので安心です。
ヤマト住建は、「SWS試験」「ボーリング調査」「SDS試験」など、多くの調査メニューを用意しています。確かな土質データを把握することで判断をするのがポイントです。
ヤマト住建が地盤調査をしたあと、調査データを基にジャパンホームシールドが第三者の公正な目線で解析を行います。膨大な過去データから精度の高い分析をし、最適な対策方法を提案する流れです。品質保証をするジャパンホームシールドが解析と設計施工確認を行います。万が一の不同沈下による損害賠償限度額は1事故あたり5,000万円です。第三者が解析と品質保証を受け持つことで、安心が提供されています。
実際に耐震性を徹底比較
≫地震に強いハウスメーカーランキング
ヤマト住建の保証内容を類似ハウスメーカーと比較
保証内容を比べるときは、坪単価が同じレベルのハウスメーカー同士で比較をしましょう。坪単価が高額になれば保証内容も充実します。ヤマト住建の坪単価は45万~80万円程度です。
坪単価 | 初期 | 長期保証 | |
---|---|---|---|
ヤマト住建 | 45万~80万円 | 20年 | 30年 |
アイ工務店 | 50万~70万円 | 20年 | 30年 |
アイダ設計 | 40万~65万円 | 10年 | 35年 |
アイフルホーム | 40万~70万円 | 10年 | 30年 |
アキュラホーム | 45万~80万円 | 10年 | 35年 |
ウィザースホーム | 40万~80万円 | 10年 | 30年 |
木下工務店 | 40万~70万円 | 10年 | 50年 |
タマホーム | 40万~80万円 | 10年 | 60年 |
初期保証を10年としているハウスメーカーがほとんどです。ローコストで有名なタマホームも初期保証は10年を設定しています。初期保証と長期保証、どちらの保証内容を重視するかで選ぶハウスメーカーが異なることでしょう。もし初期保証を重視するのならば、ヤマト住建がおすすめです。
ヤマト住建のメンテナンス内容
次にヤマト住建のメンテナンス内容を解説します。ヤマト住建は定期的に無償点検を行うハウスメーカーです。定期点検の回数や、定期点検以外のメンテナンス内容を確認しておきましょう。
定期点検による品質管理
ヤマト住建はアフターメンテナンスとして引き渡し後より5回の無償点検を用意しています。1度の無償点検での所要時間は2時間程度です。屋根裏から基礎の中まで、くまなくしっかりと点検を行います。
点検を実施するのは、引き渡し後より次の期間です。
期間
- 6カ月定期点検:住まいに慣れ始めたタイミング
- 2年定期点検:住まいに慣れ落ち着いてきたタイミング
- 5年定期点検:不具合が生じてないかの確認
- 10年定期点検;不具合が生じてないかの確認
- 20年定期点検:有償メンテナンスの実施による初期保証の延長
6ヶ月点検では、住み始めてから感じる不具合を相談しましょう。ヤマト住建はクロスが浮いたもしくは剥がれた場合でも、補修作業を行ってくれます。細かな部分でも気になる点があるときは相談をしましょう。何かしらの解決策を提案してくれます。
類似ハウスメーカーと比較をすると20年間で5回の点検は少ないと感じるかもしれません。ただ、あくまでも定期点検の回数です。ヤマト住建は臨時での相談もできます。
定期点検以外のアフターサポート
ヤマト住建は定期点検とは別に臨時訪問も用意しているハウスメーカーです。定期点検が終了したあとすぐ、アフターサービスが必要になるかもしれません。ヤマト住建ではサポートが必要な際、迅速に対応できる体制が整っています。
アフターサービスは、電話とメールのいずれかでの相談が可能です。夜間や休日でも相談ができます。夜中に万が一の事態が起きた場合でも、連絡ができる体制です。急がない場合はメールでの相談を利用しましょう。
ただ人によっては、「こんなことで相談していいのかな?」と考える人もいるはずです。しかしヤマト住建は、「些細なことでもお気軽に相談してください」と説明をしています。「普段と少し違って違和感がある」程度でも、気になる場合はどんどん相談をしましょう。臨時訪問を手配してくれます。
ヤマト住建のメンテナンスを類似ハウスメーカーと比較
ヤマト住建のメンテナンス内容を、類似ハウスメーカーと比較します。坪単価が同じレベルのハウスメーカー同士で、無償点検と有償点検の回数を比較しましょう。
無償点検 | 有償点検 | |
---|---|---|
ヤマト住建 | 20年で5回 | - |
アイ工務店 | 15年間で6回 | 2回(20年、25年) |
アイダ設計 | 30年間で6回 | - |
アイフルホーム | 20年間で8回 | 4回(30年、40年、50年、60年) |
アキュラホーム | 10年間で5回 | 3回(20年、25年、30年) |
ウィザースホーム | 10年間で6回(訪問3回含む) | 4回(15年、20年、25年、30年) |
木下工務店 | 10年間で5回 | 4回(20年、30年、40年、50年) |
タマホーム | 10年間で6回 | 8回(15年目以降5年ごと) |
20年で5回のペースは適度ではないでしょうか。短い期間にいくどとなく点検されても意味がありません。「そんなに建てた住まいに自信がないの?」と疑いたくもなります。類似ハウスメーカーと比較すると、ヤマト住建の20年間で5回の無償点検はちょうどよいペースです。
また、ヤマト住建では臨時の訪問点検も受け付けています。万が一の際に相談できる体制が整っているハウスメーカーです。ヤマト住建のアフターサービスは充実しています。
建ててよかったハウスメーカーをまとめた記事はこちら
≫本当に建てて良かったハウスメーカーランキング
ヤマト住建のメンテナンス費用相場は?
ヤマト住建のメンテナンス費用相場は、一概にいくらとは解説できません。メンテナンス費用は状況によって異なります。
ココがポイント
- 採用した素材:耐久性に優れているかどうか
- 建てたエリアの環境:日照時間、雨や雪の影響など
- ライフスタイル:家での滞在時間
- 家族構成;子どもが多いなど
上記の状況によって、メンテナンス費用は異なります。今回紹介するのは、あくまでも一般的なメンテナンス費用相場として活用をしてください。
費用相場
- 屋根:60万円~100万円程度
- 外壁:60万円~80万円程度
- バルコニー:40万円~50万円程度
- その他(サッシやフローリングなど):40万~100万円程度
ヤマト住建は20年点検時に有償メンテナンスが必要です。有償メンテナンスを施すことで、10年間の延長保証が受けられます。上記がすべて必要になるとは限りません。
ヤマト住建の保証内容まとめ
ヤマト住建の保証内容やメンテナンス費用の相場について解説をしました。ヤマト住建はローコストで有名なハウスメーカーです。類似ハウスメーカーと比較すると、保証内容は充実をしています。
初期保証20年は、法律で定められた期間の2倍です。その後は、無償点検で指定された有償メンテナンスを施すことで、10年間の延長保証が用意されています。ローコストハウスメーカーの中から保証内容で選ぶのならば、ヤマト住建はおすすめのハウスメーカーです。