子育てファミリーが注文住宅で家を建てるときには、さまざまな点に注意しなければいけません。
どうすれば子育てのしやすい家を建てることができるのか悩んでいる人は多いでしょう。

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収納スペースは大切
子育てをするのであれば、収納スペースは欠かせません。
こどもがいると必要なものがどんどん増えていきます。
小さい頃にはこども服やおもちゃなどをたくさん用意する必要があるでしょう。
学校へ進学するようになると教科書や教材、工作などいろいろなものが増えていきます。
こどもの成長の証として、こどもの作ったものはいつまでも保存してあげたいと思う人もいるでしょう。
そうしたものをしっかりと収納することができるスペースを用意します。
注文住宅の間取りを考える際には将来子供が成長したときのことを考えるべきです。
こどもの数が増えるごとにより大きなスペースが必要となります。
居室にあるスペースだけではなく、階段の下や屋根裏のスペースを活用した収納も検討してみるとよいです。
こどもの目が届くような間取りにする
こどもを育てるときには、常に見ておきたいものです。
特にこどもが小さいうちは一人にさせておくと危険なため、常に視界の中に子供がいるような状態が理想です。
そのためには、対面キッチンにするとよいでしょう。
対面キッチンであれば、調理をしながらこどもに目を配ることができます。
キッチンからリビングを見渡せるような間取りにするとよいでしょう。
家事の手を休めずにこどもを見守ることができます。

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こども部屋について考える
こどものいる家庭が注文住宅を建てる上で特に頭を悩ませるのが子供部屋です。
こどもの年齢や人数、これからのことなどいろいろと考える点があります。
こどものことについては不確定な要素が多いのも悩む理由の1つといえます。
ライフスタイルはこれから10年先、20年先で変化していくもののため、そのことを想定したうえで間取りを考える必要があるのです。
たとえば、広いこども部屋を1つ用意するという方法があります。
小さいうちは共有で使わせて、ある程度大きくなったならば、間仕切りを設置してそれぞれの部屋を作るのです。
この場合は、後で仕切ることを考えてコンセントやドア、窓などを複数配置しておくといった工夫が必要となります。
間仕切りの設置方法としては、壁にそのまま取り付けるという方法や収納家具を配置するといった方法もあります。
後で部屋を区切ることを前提とした設備を最初から整えてもらうことも可能です。
こども部屋については、将来子供が家を出たあとのことも考えましょう。
そのときにこども部屋をどのように活用するのか決めておくのです。
たとえば、来客のあったときのための部屋にしておくという方法があります。
あるいは、夫婦の個室として活用することもできるでしょう。

動線を考える
子育てをする際には家事を快適にできるかどうかが重要となります。
こどもの面倒を見ながら毎日の家事を続けるのは大変です。
家事で疲れてしまうとこどもに笑顔で接することができなくなり、子供の教育にも影響を与えてしまいます。
そこで、家事の負担を軽減するために家事動線について考えてみることは大切です。
移動しやすい、物が取りやすいといった点に配慮した間取りにしたいですよね。
そうすれば、家事を進める際のストレスを軽減することができます。
また、動線は家事以外のことにも影響を与えます。
たとえば、来客があったときの動線も検討しておくのです。
リビングを通って他の部屋に行くような間取りにしておくと、リビングに来客がいるときに玄関やトイレに行きにくくなります。
このようなケースも想定して動線を考えることで、最適な間取りを見つけることができるのです。
帰宅したときの動線についても考えておきましょう。
たとえば、帰宅してリビングに向かうまでの間に収納スペースを設けておくと、リビングに入るまえに荷物を置くことができるため、リビングが散らかるのを防ぐことができますね。
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家族のコミュニケーションを増やすための工夫
多くの人が憧れる住まいとは、家族のコミュニケーションが絶えない家でしょう。
家族みんなで仲良く暮らしていくには、密にコミュニケーションを取ることはとても大切です。
基本的にはリビングを家庭の中心にする間取りがおすすめです。
それに加えて、リビングを家族がいつでも居心地良くいられる空間にしましょう。
たとえば、リビングにスタディーカウンターを設置するという方法があります。
家族が一緒にいる空間で勉強することができるのが特徴です。
常に家族の存在を感じられて、気軽にコミュニケーションをとることができます。
わからないことがあれば、いつでも親に質問できるでしょう。
生活音の中で勉強をすることで、集中力を養うこともできます。
リビングに階段を設けるという方法もあります。
この場合は、必ずリビングを通ってから2階へ行くことになるため、家族が顔を合わせる機会を増やすことができます。
リビングに階段があれば、家族の気配を感じやすくなる点も魅力です。
ただし、わざわざリビングを通らないと2階へ行けないのは不都合な場面もあるためよく考えましょう。
畳スペースを設置する
最近は和室のない家が珍しくないのですが、このような状況であえて和室を用意してみるとよいでしょう。
特に小さいお子さんがいる家庭では和室の設置はおすすめです。
和室はクッション性に優れているのが特長であり、走り回って転んだとしても畳の上であれば安心できます。
怪我をする可能性を減らすことができるのです。
畳の上であればそのまま子供を寝かすこともできます。
遊び疲れて子供が寝てしまったとしても、畳の上ならばそのまま放っておいても問題ありません。
将来はお客さんを通すための客間として活用することもできます。
リラックスするための空間としてもおすすめです。
快適な間取りは十分な面積が要求される
注文住宅で家族が快適に暮らせる空間をつくりたいならば、ある程度の面積を確保することは大切です。
狭い土地で子育てをするための家を建てたいという人がいるかもしれません。
しかし、居住面積が狭いと、どんなに間取りを工夫したとしても、どうしても快適さが損なわれてしまいます。
動線をしっかりと確保することができず、みんながストレスの溜まりやすい状態になってしまうのです。
そのため、住まいは可能な限り広い面積を確保できるように準備しましょう。
国土交通省による目安としては、25㎡×家族の人数+25㎡が快適な住まいの面積とされています。

資金にも注意する
子育てファミリーが注文住宅を建てるときには、資金計画にも注意しましょう。
基本的には住宅ローンを組んで家を建てることになります。
そうなると、これから何十年とローンの返済をしなければいけません。
途中でローンの支払いに苦労することがないように、計画的にお金を借りましょう。
子育てにかかる費用なども念頭において、無理のない返済プランにするべきです。
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まとめ
せっかく注文住宅を建てるんですから、子育てしやすい家にしたいですよね。
家族みんな笑顔で生活できる家になるような間取り作りが大切です。
