憧れのマイホームを注文住宅で建てたとき、本当にあってよかった設備と、実際はいらなかったかも?という設備があり、住んでみないとわからないのが実状です。
ここでは実際に注文住宅を建てた筆者はもちろん、周囲の生の声を調査して、「本当にあってよかった設備ベスト3」をお伝えします。人生で大きな買い物となるマイホーム。後悔のないよう事前にしっかり調べておきたいですよね。
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注文住宅のアイデアを探そう!参考になる参考書・ブログ・サイトはコレだ
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目次
「あってよかった」その1:オール電化
光熱費を節約できる!
オール電化は、家庭で使うエネルギーをすべて電力でまかなうこと。従来はガスを使用するガスコンロやガス給湯器が主流でしたが、それらを電気に変えることで、ガス代がかからなくなるため、光熱費を削減することができます。
実際どれくらい安くなるかは、契約する電気プランなどによって異なりますが、多くは夜間の電気料金が安くなるため、その間にエコキュートなどでお湯を沸かしておくとさらに節約になります。
家計の管理がしやすい!
ガスを使用していると、ガス代と電気代と二か所から請求がきますが、オール電化であれば電気代のみ。よって家計の管理もしやすく、支払いも楽になります。基本料金もガスはかからず、電気のみで済むので、家計にも優しいですね。
IHクッキングヒーターが◎
オール電化はガスを使用しないため、調理はガスコンロではなく、IHクッキングヒーターになります。火を使用しないため、火災や火傷のリスクがなく、ガスの元栓の閉め忘れやガス漏れの心配もなくなります。
天板がフラットなので、ガスコンロに比べてお手入れがとても楽だというのもありがたいところ。
「あってよかった」その2:床暖房
戸建ては想像以上に寒い!
マンション住まいだった人の多くが、戸建てに引っ越して感じるのは「意外に寒い!」ということです。木造の一戸建て住宅は、マンションなどに比べ気密性が低く、周囲も外に晒されているため、寒いのは当たり前。特に一階部分は、二階や三階に比べると日が当たりにくく、冷たい空気も下に流れるため、室温はかなり下がります。
通常一階にあるリビングルームは家族が集まる場所でもあり、一日の大半の時間を過ごす場所でもあるので、そこに床暖房をつけることで、寒い季節でも驚くほど快適に過ごすことができます。
真冬も裸足で過ごせる!
床暖房は、冷えやすい足元からじんわり温めてくれます。遠赤外線を利用したふく射熱は、空気を温めるため、一部分だけでなく部屋全体を温めてくれます。真冬でも分厚い靴下を履く必要もなく、エアコンやヒーターも不要なのです。
部屋のどの部分にいても温かく、裸足で過ごせます。
コスパも悪くない!
初期費用はかかりますが、ランニングコストは意外とかかりません。エアコンやヒーターを使用する必要もないので、床暖房の電気代のみで済みます。これまでエアコンとファンヒーター、ストーブなどを併用していた家庭では、床暖房のみのほうが月々の電気代が安くなったという声も多くあります。
筆者の場合、夏場エアコンを使っていた時期の電気代と床暖房を使用していた冬場の電気代は同じくらいか、冬場のほうが安いくらいです。
クリーンな空気で健康にも◎
床暖房は、温風が出たり、燃焼して温めるわけではないので、空気が汚れず綺麗。床のホコリなどを温風で舞い上げることもありません。冬は特に乾燥に悩まされる季節ですが、床暖房は風を起こさないので、肌や喉が乾燥することなく、健康的にも安心です。
「あってよかった」その3:浴室暖房乾燥機
お天気に左右されず、いつでもパリッと乾く!
浴室乾燥機は天井の開口部から、ドライヤーのように温風が出て、スピーディーに浴室全体を温め乾燥させます。ジメジメした梅雨時期やどんより寒い冬の季節でも、パリッとフワフワに洗濯物を乾かしてくれます。
もちろん生乾きのイヤな臭いも全くありません。また花粉やPM2.5などが気になり、外干しできない時にも使えます。
ドラム式洗濯乾燥機もあるけど・・?
乾燥機ならドラム式洗濯乾燥機でよいのでは?と思われますが、ドラム式洗濯乾燥機では、しわになりやすいシャツやニット、ジーンズなどは乾燥できないため、浴室乾燥機が役立ちます。
またシーツやタオルケットなど大きく嵩張るものは、ドラム式洗濯乾燥機だと2、3時間かかりますが、浴室乾燥機なら1時間程度で乾きます。外干しはしない!という家庭では、ドラム式洗濯乾燥機と浴室乾燥機を併用すれば全く問題ないでしょう。
浴室の防カビ対策にも◎
浴室は家の中で一番カビが生えやすい場所です。カビは水分や湿気、汚れがたまりやすい場所に発生するといわれています。もちろんどの浴室にも換気はついていますが、残念ながら換気だけではカビの発生を抑えることはできません。
浴室乾燥機には換気機能に加え、温風も出てくるのですばやく湿気を取り除き、カビ対策にとても効果的なのです。
寒い季節は暖房機能が必要!
間取り的に一階の北側にあることが多い浴室は、とにかく冷えます!暖かい場所から突然寒い場所へ行くと、体がびっくりして、血圧の急変や脈拍の異常といったヒートショックを引き起こすことがあり、特に高齢の方は危険です。
小さな子供は浴室が寒すぎるとお風呂嫌いになってしまうことも・・あらかじめ暖房機能で室内を温めておけば、そのような危険もなく快適にバスタイムを楽しむことができます。
